『思い、思われ、ふり、ふられ』
土曜日ですね、今日の映画は『思い、思われ、ふり、ふられ』です。
最近のぼくの映画事情としてはそもそもいいなと思える映画が上映されてないんですよね。本当は「糸」を観たいんですけどこのときはまだ公開前で。
『思い、思われ、ふり、ふられ』もまあ観よっかなぐらいな感じだったんですけど、まず結論だけ言うとめちゃくちゃ良かったです。
あらすじ
明るく社交的な【朱里】(浜辺美波)、内向的でうつむきがちな【由奈】(福本莉子)、クールな【理央】(北村匠海)、爽やかで天然な【和臣】(赤楚衛二)。偶然出会ったタイプの全く違う4人は、同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。親同士の再婚で「家族」となり、朱里に言えない恋心を抱える理央。そんな理央に憧れるけど自分に自信が持てない由奈。和臣に惹かれていき、自分の感情に戸惑う朱里。ある秘密を目撃してしまい自分の気持ちに蓋をしてしまう和臣。一人の告白をきっかけにそれぞれの感情は複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違ってしまう。4人の切なすぎる《片想い》の行方は——
(引用元:映画『思い、思われ、ふり、ふられ』公式サイト)
予告編でアニメ版が流れてきた
『思い、思われ、ふり、ふられ』の原作はマンガですよね。なんでこんな話をしたかというと、予告編を観ていたら「すごいな」と思うことがあったんですよ。
今回観た『思い、思われ、ふり、ふられ』は8月公開の実写映画です。実は、9月にもアニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の公開が控えています。同じマンガ原作の映画が2ヶ月連続で上映されるんです。
それで、今回の予告編に『思い、思われ、ふり、ふられ』のアニメーション映画版もあったんですよ。「これから実写版見るのにすげえな」って。その予告編の流し方にちょっと感動しました(笑)。というのが、今回のスタートでしたね。
あと、このときにめっちゃ前の席に座られていた年配の方が「がははは」って笑ってたんです。たしかに、みんな笑ってるって感じでしたし、俺も「ちょっとすげーな」って思っていたので、このときは違和感を感じなかったんですけど、後々また同じようなことがあって...
浜辺美波さん
本編に話を戻すと『思い、思われ、ふり、ふられ』を観るきっかけの1つに、浜辺美波さんが出演されていたというのがあります。いつものことですね(笑)。
そもそも高校生の物語なんです。なので、学生服の浜辺美波さんっていうのは、すごくおじさんくさいことを言いそうになってしまったんですが(笑)。
透き通っていました。
たぶん実年齢も近いので、その役柄にフィットしてるなっていう感じです。あとは、全体を通してなんでこんな太ももが出ている衣装なんだろうとは思いました。
高校生は無力
ストーリーが進むと「高校生って無力だ」「力もないし、やりたいことや自我を通すこともできない」みたいなセリフがあるんですけど、ここがぼくは結構引っ掛かったんです。
これ、なんだろうと。
俺はこのシーンを観たときに、すごい、なんか、、、今は金もあるし立場もあるし、俺は何でも出来るなと思いました。
ここは高校生の無力さを感じるシーンだとは思うんですけど、ぼくは逆にもっと頑張んなきゃいけないなというのをめちゃくちゃ思いましたね。
たしかに自分が高校生のときも、そのときは自分たちの出来る限りで羽ばたいていたはずです。けど、それにしても出来ることって限られてるなんてことを思いつつ。
やっぱり今は、それに比べたら何でもできるからもっともっといろんなことやっていこうとすごく感じたところでしたね。
恋愛観
あと思ったことは、なんでこの世の中の草食系男子はがっつかないんでしょうかというのを、私は強く思いまして。お互いに両想いなんですよ?両想いなのに付き合わないってなに?と。
それに比べて、朱里のあのお祭りのシーン。
────ここからはネタバレを含んだ感想です。
「乾くん良かったら私とお付き合いしませんか?乾くんも、私のこと好きだと思うので、きっと」みたいなセリフ。これもまたすげえ告白の仕方だなって思いました。
相手から「あなたも私のこと好きだから付き合おうぜ」って言うのは、なかなかじゃないですか。
—— 失礼ながら、鎌田さんはそういうことをされる方だとばかり。(聞き手:Erina)
そうだったとしても、ちゃんと相手の気持ちを聞いたうえで合意を得ると思うんですよね。あと「お前も俺のこと好きだろ」ということは言わないです。拒否感がないじゃないですか。Yes No があることだと思うんですよね、お付き合いするって。
例えば、なんとなく両想いって感じだったとしたら「付き合っちゃおっか」までは言うかもしれないけど、「だって、お前も俺のこと好きだろ」とは言わないと思うんですよね。
今回だと「よかったらお付き合いしませんか?」は全然ありなんですよ。でも「乾くんも私のこと好きだと思うので」っていうのは、それは言っちゃいけなくない?って。なんだろう、そうなんだけど、それ言われたらちょっとイラッとするんだよなっていう感じですかね。
ただ、浜辺美波さんに言われたら、ぐらっとくるなっていうのも正直なところです(笑)。
顔むぎゅ
最初、由奈ちゃんはずっと顔を下に向けているんですよ。自信がないんですね。
それに対して理央は下駄箱で「由奈ちゃっていつも下向いてるよね」と言って、ほっぺに両手を添えて「俺こっち」って言うのは、これもなかなかだなと思いましたね。
俺はこんな恥ずかしいことはできない。
—— このような感想が続くとは思いもしませんでした。
そうですか?高校生の若さだからできたことだと思うけどな。「俺こっち」はちょっと36歳にはできないですよ。だって、18歳と36歳でも倍ですよ。
—— その場合も実年齢で考えられるんですね。
そうっす。ぼくが高校生だったらとか、そんな事は考えないっす。ぼくはもう36歳なんですよ。そこはそうなんです。ただ、すごいなって。壁ドンみたいなもんかもしれないですね(笑)。
『思い、思われ、ふり、ふられ』って、複雑なストーリーなのかなって最初は思ったんですけど、これまでいろんな複雑なもの見すぎてきたせいか、そうは感じませんでした。
最初っからこの4人の話ねという感じで、サクッとしていましたね。
ただ、一番最後に丘の上で4人が揃うシーンなんかは幸せでしかなくて、ぼくは観るに耐えられなかったです(笑)。
「こんな?ざわつく?」「どうしたらいいの?この感情」「めっちゃ幸せやん」「あああ、ざわざわする」ってなってました。涙を1滴も流すことなくざわざわしていましたよ。
ただ、なんか良かったんです。
まず浜辺美波さんは、とにかくかわいく。でも、ただかわいい訳ではなくて、ちょっと難しい役でした。朱里は周りとバランスを取りながらも、いろいろなものを抱えている気がします。
ぼくも浜辺美波さんのことを、かわいい、かわいいと言いますけど、たぶん実年齢よりも年上の仕事をされている気がしていて、かわいい表情とこの年齢でこんな顔しなくていいのになーという表情があるんですよね。
ちょっと年上っぽい演技をするというか。これからに期待だなって。そういう勝手な、お前何様だという評価をしました(笑)。
あとなにが良かったって、最初はなんとなくぱっとしないこの人たちが主役の4人で大丈夫なの?と思ったんですけど、後々かずくんもかっこよくなってくるんですよ。理央もお祭りで帽子をかぶってるあたりから、どんどんかっこよくなってきて。
見慣れてくるんでしょうね。なんか最初に変なことを思ってすいませんという感じでした。いろいろ考えちゃいましたよね(笑)。
ぼく「思い、思われ、ふり、ふられだと、どっちがいいか?」みたいなコメントを Twitter 上でいくつかみつけて、どういうこと?って思ってるんですけど。
これっていろんな人のことを「思い、思われ」「ふり、ふられ」に当てはめるってことかなと思いましたし、もしかしたら「思いは誰で、思われは...」って映画の役と当てはめるのかなと想像しました。
『思い、思われ、ふり、ふられ』というこのタイトルが誰かのことを指したものなのか、この物語全体のことを指しているのかは、ぼくには分からないんですけど...
『思い、思われ、ふり、ふられ』をしたっていうことでは、理央なのかなって勝手に思いました。
そんなことがちょっと気になったかなというぐらいで、ものすごく素晴らしく良い作品に出会いました。
あ!忘れてたことが1つありましたね。めっちゃ前の座席で笑っていた方、神妙なシーンでも1人で笑っていたりされていたんですよ。そこだけは違和感でした(笑)。
でも、ぼくの評価としては3.4ぐらいじゃないでしょうか。意外と良かったです。
(画像引用元:映画『思い、思われ、ふり、ふられ』公式【大ヒット上映中】)
それではまた明日。
最後に。
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