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1度では感情の整理ができないマンガ『東京喰種 トーキョーグール:re』
水曜日ですね、今日のマンガは『東京喰種 トーキョーグール:re』です。
ついにきた、以前書いたマンガ作品の続きものnote。若干ネタバレも含みますが、ひたすら好きなところを書いていきます。
そのまえに、実は最近"すごいなこのマンガ"と思う作品を読んでいたんですけど、きっとこれをかいたらnoteがめっちゃ暗くなっちゃう気がして。
例えば
とか
というところから、たどり着いたのが『東京喰種 トーキョーグール:re』でした。そもそも、この記事を読んだのがきっかけで、読みたくなっちゃったんですよね。
まずは最終巻の16巻を読んで、そのあとに1巻から10巻までを読みました。そして、感極まって昨日ツイートしています。
もう何度目の東京喰種なんだろって思うけど、この時の有馬さんってどんな気持ちなんだろう.. pic.twitter.com/Jh1N9iWUuV
— 鎌田和樹 かまだかずき (@kamadaman) August 31, 2020
あらすじ
群集に紛れ、ヒトの肉を喰らう。ヒトの形をしながら、ヒトとは異なる存在…“喰種”。“喰種”を駆逐・研究する〔CGC〕は、あるひとつの命題を果たすため、実験隊集団を新設。——その名は「クインクス」。「まともな人間」でない彼らと、佐々木排世一等捜査官が“東京”で向き合うものとは——!?
(引用元:東京喰種 トーキョーグール:re - 週刊少年ジャンプ公式)
白の使い方が好き
改めて『東京喰種 トーキョーグール:re』はきれいだと思います。
マンガには出版社ごとのカラーがあると思うんですけど、ヤングジャンプの世界観のなかで、効果的に白色を使われていると思うんですよね。強姦、虐待や殺人などいろんなシーンもありますが白の使い方が好きです。
例えば、有馬さんとカネキくんの戦闘シーンでの白。"なんか独特だな"という感じがします。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33834690/picture_pc_451b99310f2a254fe554450fa7c5a886.png?width=1200)
『HUNTER✕HUNTER』の冨樫義博さんと『東京喰種トーキョーグール』の石田スイさんが対談された企画で、石田スイさんが描かれたヒソカのネームを見たときも同じことを思いました。
文字が好き
ぼくが『東京喰種 トーキョーグール:re』で、"これうまいな"と思う表現の1つが文字の選び方や意味です。特にこの3つが好きですね。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33834853/picture_pc_f94d2ce39ab3370ce74f02d4ab7a495a.jpg)
黒山羊(ゴート)
東京地下24区にアジトを構え、非戦闘者のための食糧調達や、クインケを奪うことによる〔CCG〕の無力化を推進していく組織。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33834742/picture_pc_66f749060aad095c9a6bf04e9426741a.png?width=1200)
ビレイグ
"ビレイグは北欧の神オーディンの別称で意味は「片目を欠く者」。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33834947/picture_pc_c224d1e26d9fe4021ee2ce541467a937.png?width=1200)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33835062/picture_pc_314a1556f48fccbba780c9746d58e023.png?width=1200)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33835100/picture_pc_ba115af28076c47c847d1a95c595018a.png?width=1200)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33835133/picture_pc_cb83bea6ca43cc61b15d3968dcc5a6d6.png?width=1200)
re
マルタ語では「王」を意味する。
すごいかっこいいですよね。言葉の選択として上手いなぁって思います。フォントというよりは、その意味に惹かれますね。
登場人物の変化
『東京喰種 トーキョーグール』のカネキくんは、『東京喰種 トーキョーグール:re』』では琲世になっています。普段は温厚なメンターなんですけど、
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33835416/picture_pc_1d1f98febb88962cbca568067a5a0e45.png)
仲間の死をきっかけに黒くなって単独行動に走るんです。そんな、先生じゃなくなるカネキくんもぼくは好きで。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33871362/picture_pc_d2ae937ec3a203101c82ae59db1b1a6d.png?width=1200)
もちろん有馬さんと戦ってるところも好きで。最後なんてもう、体が原型をとどめてないじゃないですか。東京喰種って本当に人が変わっていくんですよね。
六月もそうでした。
最初は中性的な雰囲気だったのに、流島のあたりでは全然違いますよね。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33836171/picture_pc_e4e1da621006d2487be514dad900c007.png?width=1200)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33836373/picture_pc_7b1f3fe8359678e5124abf7bb59f0b0e.png?width=1200)
そこから、恋をきっかけにどんどん変わっていきます。六月の変わりぶりったら半端ないですよ。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33836422/picture_pc_68790ea11f40c06b0cb6c49a950fcbae.png?width=1200)
あとはニムラも最高ですね。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33836709/picture_pc_0580ce81ef2c525f167098c6ca7c76ca.png?width=1200)
最初は琲世と一緒に、敵対するエトの家に捜査にいくんです。なんてことないサブキャラのように登場するんですよね。こうして相手を油断させておいて致命的な傷を負わせます。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33836907/picture_pc_d8cc16654d495396dd2320e7d9066f5e.png?width=1200)
ここで、やってて良かった嘉納式って言うんですよ(笑)。
で、これが9巻の最後です。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33836932/picture_pc_c07c94771d0cec6dd4170ed95b7e6cb5.png?width=1200)
変わっていきすぎ。やばいですよ。
『東京喰種 トーキョーグール』はそもそも、カネキくんが鉄骨を落とされるところから物語がスタートします。それを落としたのが実は...という部分も『東京喰種 トーキョーグール:re』では明らかになります。
すべてが綿密に計算されていて本当にすごい作品なんですよ。まだ読んだことない人はぜひ読んでほしい。そしてツイートしたシーンのことを想像してほしいです。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33840000/picture_pc_aba9e1dffbfc563146f81a55b6355360.png?width=1200)
ぼくは多分、もう10回近く読んでいるんですけど、まったく感情の整理が追いつかないんですよ。
もちろん大枠のストーリーは理解しています。
ただ何回も読むたびに、この人はどういう気持ちだったんだろうと思う部分が変わります。感情移入する相手が変わっていくんでしょうね。結末を知っているからこそ、いまこの人はどういう感情で生きているんだろうと。
最初に読んだときは全容を知らないじゃないですか。
亜門鋼太朗にしても、こんなことになるなんて想像もしていなかったんです。最近はやっと、ぼくのなかでの東京喰種というパズルのピースが少しずつ埋まっていっているような感じですね。
本当に『東京喰種 トーキョーグール:re』を作られた、石田スイさんは天才だと思います。
(ヘッダー画像引用元:石田スイ / Twitter)
それではまた明日。
最後に。
読んで頂きありがとうございます。
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①人生相談というnoteを書きました。ちゃんと回答していきたいと思うのでぜひあれば書き込んでみてください。
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