『薬屋のひとりごと』
水曜日ですね、今日のマンガは『薬屋のひとりごと』です。
「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門第1位に選ばれていますよね。もともと、5巻くらいまで読んでいたとき「絶対くる!」って勝手に言っていたりしました(笑)。
意外に思われることが多いんですが、昔「まもって守護月天!」も観ていたりして、ぼくはこういう雰囲気もいけるタイプだったりします。
あらすじ
“小説家になろう”発のヒーロー文庫の大人気タイトル「薬屋のひとりごと」をコミカライズ!中世の宮中で下働きをする少女・猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていた彼女が、帝の御子たちが皆短命であるこという噂を聞いてしまったところから、物語は動き始める。持ち前の好奇心と知識欲に突き動かされ、興味本位でその原因を調べ始める元薬屋の少女・猫猫(マオマオ)の好奇心が、宮中を動かす──…!?
(引用元:公式サイト)
主人公の猫猫は拐われて、後宮に入ることになるんです。後宮という文字を見ると「キングダム」を思い出してしまいますよね。
それから、宦官。
いつ見ても、"本当にこんなことあるの?"って思います。
女官の中には字を読めない者も多くいる
はじめは猫猫の生い立ちや、後宮についての話が進んでいきます。
ただ、猫猫は自ら字が読めることを言おうとはしないんですよね。あくまでも隠しておきたいんです。楽をしたいというより、必要以上のことを他人に知られたくなさそうな様子が伝わってきます。
そして、ここからです。ある日、帝の世継ぎが呪われているという噂が流れます。
その3人ともが乳幼児の頃に亡くなっている
どうも皇帝の寵愛は公主のご生母 玉葉妃に傾いているようだ
ものすごい余談なんですが、こういうときどっちが好みか考えてしまいませんか?ちなみに、ぼくは玉葉妃です。
話を聞いているうちに、猫猫は気になりはじめてきました。そして、向かった先は修羅場です。
自分の子が娘だからと男の子の吾子を呪い殺す気だろう!
呪いでもなんでもない
…書ける物さえあれば
2人の様子を見て何かに気づいた猫猫でしたが、独り言を聞かれてしまいます。このあと、猫猫は言付けをするんですが、東宮は亡くなってしまいました。すると、
急に呼び出されるんですが、ここのやり方がうまいんですよね。
そこのソバカス女お前は居残りだ
この中で字を読めるのは、猫猫だけなんです。
こうして壬氏に連れて行かれた先は、玉葉妃のもとでした。一連の出来事は呪いではなくて、高級白粉が原因だったんですね。
子どもの命を救ってくれた猫猫に、玉葉妃は感謝を伝えます。そして1つ問題を解決したことをきっかけに、猫猫がはんぱない昇格をしていきます。
そこで、任されることになったのが毒味です。
なんですけど、猫猫は昔からいろいろな劇物を自分の体で試していたんですよね。だから天職です。
例えば、匂いをかいだだけでも
そこで、逆に媚薬を作ってくれないか?と持ちかけられます。
このマンガのいいところは、猫猫が事件を解決していく面白さと壬氏がミステリアスながらいい人というギャップ。それと、ぼくはもう1つあると思っているんです。
例えば、猫猫が依頼された媚薬を作っていこうとなったときに、後宮のなかでいろいろな薬草を採取していきますよね。ちょっとレシピ要素があるんです、「Dr.STONE」との共通項ですね。
猫猫はどんな材料を使うのかというと
で、これまた出来上がるのが
チョコレートですよ。ぼくは意外と、こういうの好きです。決してレシピを覚えるわけではないんですけどね(笑)。こういうのいいなって思うんですよね。
あとは、この話も好きでした。園遊会です。
当然、毒味役が必要だよねということで、
当日はお化粧もするわよ
たまにはそばかすも隠さなきゃ
ここで、また猫猫は機転を利かせます。
園遊会での一番の敵は「冷え」よ!
生姜と蜜柑の飴を作るんです。
時代設定から考えると、さっきのチョコレートもそうですけど、すごい刺激物だったと思うんですよね。
医薬品や趣向品がそれほど発達していない時代では、生姜や蜂蜜といった1つ1つがとても効果を発揮すると言われていたんだろうなと思っちゃいましたね。
それから、ここです。
肌着に衣嚢を作ってきました
これも全員分作るっていう、こういうのちょっといいですよね。やっぱり。また「Dr.STONE」とは違ったレシピ感です。
こうやって準備は進み、園遊会当日を迎えます。ここでちょっと分かるんですよね。
…あら? …猫猫あなた
いろいろ飛ばして、雰囲気の変わった猫猫の登場です。
ごきげんよう 壬氏さま
化粧は何も綺麗にするだけのものではありませんから
路地裏に連れ込まれないためですよ
今はほとんど消えていますが
花街にいた頃はそばかすの黥を入れていました
でも 壬氏さまのせいではありません
この流れ、綺麗ですよね。
そして、遊園会がはじまります。
この世界観すごい好き。ゆるりと進んでいく感じ。常に事件があって、ちょっと「ミステリと言う勿れ」みたいなところもありますよね。
でも、少しずつ少しずつ物語が進んでいって、なんで壬氏が後宮にいるのかってことも明らかになっていきます。『薬屋のひとりごと』は読んでいて、すごいアップダウンがあるわけではないけれど、何度も何度も読みたくなっちゃうなと思うんですよ。
これはぼくにとって大事な作品になる条件で、1回読んでまた読みたくなるのは、結構ポイントが高いんです。
(ヘッダー画像引用元:ねこクラゲ✽薬屋⑥巻発売中_)
それではまた明日。
最後に。
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