(24歳・女)の今日、2020年11月13日
「人の振り見て我が振り直せ」
きょうは、2駅分歩いて、公園を通って、家に帰りました。
げれげら騒がしい酒の入った大学生
彼らを横目でちらっとも見ずに急いで通り過ぎる仕事帰りの女性
ベンチに等間隔に並ぶ恋人同士
いつの間にかに伐採されていた大きな木の幹
ポケットに入った小銭をちゃりちゃり鳴らしながら走るおじさん
いろいろな日常があるなと、わたしはふふとマスクの下で笑いましたが
じゃあわたしは何なのだろう?わたしだってこの景色の一部のはずだと、
そしてわたしも一部になりきるために、ベンチに腰掛けました。
けれども、わたしは「わたし」として特別のようで、
世界と混ざることを拒むような、わがままさ。
けれども、電車が通り過ぎる音、隣のブランコで女子トークをする2人組、都会のくせによく見えたオリオン座、のおかげで
わたしの日常は、いまここに存在しているようでした。
そして 等間隔の恋人たちを見て、昔の恋人との思い出が蘇るのではと覚悟しましたが
鮮烈な記憶も、時間の力には到底敵わず、努力をしないとあっけなくなくなってしまうようでした。
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