ぬるいもなか

"I’m tickled pink!"が比喩にならない人です

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異常性癖の私が、小説『正欲』を読んで思うこと

朝井リョウ作『正欲』を読んだ。 私は小説や映画を観た後、ネット上のレビューを読み漁り自分の抱いた感想が"多数派"であるかを確認しようとする癖があるが、 今回ばかりは多数派の感想を持ち得ないことを読み始めてすぐに分かっていた。 そのため、他の誰にも左右されないありのままの感想を残しておきたい。 (いつもに増して稚拙な文章だが、読み終わってすぐの気持ちを率直に綴ることを優先したい) まず、本屋店員が薦める◯選などに頻繁にこの本がランクインしているのを見かけ、多くの人に共感され

    • 【性癖note】くすぐったさにおける"2つの限界"について

      Twitterでフェチツイートを見ていると、 「限界までくすぐられたい」「相手が限界を超えてもくすぐり続けたい」など、 "限界"という単語をよく目にします。 私自身もくすぐり責めを受けている際に「限界」を感じることがあるのですが、 くすぐったさにおける限界点は2つ存在すると考えています。 1つ目は、"身体のコントロールができる限界"です。 くすぐられている時に「変な顔になってないかな」とか「笑い声が変で引かれるかも…」など色々と考えてしまって、笑い方や表情をコントロールし

      • 2.小学生 -7人がかりのくすぐり責めに魅了された子どもが性に目覚めるまで

        私の人生第一段を振り返るシリーズ。 前回は、幼少期の私がくすぐられたい欲求を内に秘めており、現在の性癖の基礎となったことをお話しました。 今回は、くすぐりが性欲と結び付くきっかけとなった小学生時代のエピソードをご紹介します。 7人がかりでのくすぐり責めに興じた1年間 小学校3年生の頃、学校のとあるクラブに所属していました。 普段は3〜6年生が一緒に活動しているのですが、木曜日の1時間だけは上級生と先生が委員会でおらず3年生のメンバーだけになる時間があったのです。 まさに

        • 「偏見」に苦しめられた話

          私は妊娠中に離婚を経験しました。 シングルマザーとして子どもを育てる決意をした後、私を最も苦しめたものがあります。 それは、過去の自分自身による偏見でした。 まさか自分がシングルマザーになるなんて思ってもいなかった頃、シングルマザーは自業自得だという意識がなんとなくあったのです。 自業自得だという過去に抱いた偏見が刃となり、自分自身に突き刺さりました。 それは私1人の偏見であったにも関わらず、まるで世間のシングルマザーに対するイメージであるかのように錯覚して、何処にも助

        異常性癖の私が、小説『正欲』を読んで思うこと

          1.幼少期-人生で最も古い記憶は"くすぐられたい"欲望を自覚したことだった。

          人生第一章を振り返ろうシリーズ。 私の思い出せる限りの最も古い記憶をもとに、どのような幼児だったのか書いていきます。 ⚠️特殊な性癖についての話を含みますので、性の話が苦手な方は閲覧をお勧めしません。 私の1番古い記憶は、3歳頃。 近所の広場で開催されていた親子向けイベントに参加している記憶です。 Eテレ『いないいないばぁっ!』でお馴染みのワンワンがステージに立っており、親子でコミュニケーションを取りながら楽しく体操をするという内容のイベントに参加していました。 体操の途

          1.幼少期-人生で最も古い記憶は"くすぐられたい"欲望を自覚したことだった。

          映画『海街diary』とファウンダーズ・グリーンゼブラ

          映画『海街diary』を観ました。 吉田秋生先生の漫画を原作とした実写映画です。 監督・脚本は是枝裕和。物語の中心となる“四姉妹”を綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが演じる。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品[6]。キャッチフレーズは「家族を捨てた父が、のこしてくれた家族。」 第39回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。(Wikipediaより引用) 海辺の街の景色が印象的なこの映画と一緒に楽しみたいクラフトビールは、 アメリカの人気

          映画『海街diary』とファウンダーズ・グリーンゼブラ

          映画『恋は雨上がりのように』と、ブリュードッグ・レモンフェロン レモンメレンゲIPA

          「僕は、夢も希望も何も無いからっぽの中年なんだよ。」「人を好きになるのに理由がいりますか?」小松菜奈さん主演のコミックスの実写映画『恋は雨上がりのように』を観ました。 主人公(橘あきら)が好意を寄せる、ちょっぴりくたびれたファミレスの店長は、大泉洋さんが演じられています。 甘酸っぱくて複雑味がありつつ後味はとっても爽やかで前向きにさせてくれる映画でした。 そんな映画と一緒に楽しみたいクラフトビールは、 スコットランドの大人気マイクロブルワリー「ブリュードッグ」の、

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