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スキンケアで大切なのは保湿!保湿について詳しく解説

お肌を綺麗な状態にするためにする毎日のスキンケア。たるみ、毛穴、ニキビ、しみ、しわ、乾燥など様々な肌トラブルを解決したくてスキンケアを頑張っていると思いますが、スキンケアに最も大切なのは「保湿」です。保湿さえできればスキンケアは成功といっても過言ではありません。

ですが、保湿とは何ですか?という質問にきちんと答えられる方は少ないのではないでしょうか。

なんちゃってスキンケアではなく、きちんと保湿のできるスキンケアをするために「保湿」について理解していきましょう。


保湿の意味

保湿というと、化粧水をバシャバシャつけるとか美容クリームをたっぷり与えることと思われがちですが、保湿とは『皮膚にある水分が失われないようにしてうるおいを維持すること』を言います。

お肌を綺麗にするポイントはお肌の内側にある水分がカギになるということです。


保湿の種類 その1

お肌を保湿するためのモノを保湿剤といい、保湿剤には保湿する目的によって種類があります。

3つの保湿の役割

保湿にはヒューメクタント、エモリエント、オクルーシブという3つの役割があります。


①ヒューメクタント

ヒューメクタントとは、水分を吸着する性質がある保湿成分をいいます。グリセリン、尿素、アミノ酸、ソルビトールなどが有名です。

水分を抱え込む性質のあるコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、プロテオグリカンなどはヒューメクタントの中でもモイスチャライザーとして区分されたりもします。

水溶性の保湿成分で肌にうるおいを与えてお肌の保湿機能を高めます。即効性が高いのですぐにお肌の水分量を増やしてくれます。


②エモリエント

エモリエントとは、水分を保持してくれる保湿成分のことをいいます。セラミド、コレステロールエステルなどが有名です。

お肌のうるおいを維持するだけでなく、バリア機能を強化したり、お肌を柔らかくしてくれます。

保湿機能を高めるために非常に重要な役割があるのがエモリエントです。


③オクルーシブ

オクルーシブは、水分の蒸散を防いでくれる保湿成分のことをいいます。ワセリン、ホホバオイル、スクワランなどが有名です。

脂溶性の保湿成分で、皮膚に油膜を張ることで水分の蒸散を防いで保湿機能を高めます。


保湿の種類 その2

上記の3つではなく、保湿剤を2つの役割に分けて考える方法もあります。

2つの保湿の役割

スキンケアで考える時はこの2種類で考えると良いでしょう。その理由はまた後でご説明します。


①モイスチャライザー

モイスチャライザーは、3つに分けた保湿の役割の中でヒューメクタントやエモリエントを指す保湿成分のことです。お肌の水分量を上げたり維持したりするもので、モイスチャライザー効果と言われることもあります。


②エモリエント

エモリエントは、3つに分けた保湿の役割の中でオクルーシブにあたるもので、お肌から水分が蒸散するのを防いでくれるエモリエント成分のことをいいます。エモリエントによって保湿されることをエモリエント効果と言われたりします。


化粧品は混ぜて作られている

化粧品はヒューメクタントだけで作られていることは少なく、エモリエントと合わせて製品化されていることがほとんどです。

それが化粧水、美容液、乳液、クリームなどです。

つまり、スキンケアをする時の選び方は自分のお肌にとって必要なのが「モイスチャライザー効果」と「エモリエント効果」のどちらなのかを考えて、重要視したいアイテムを選ぶのが良いということです。

ここでピンときた人は勘が良い!(笑)

そう、スキンケアにおいて品数が多いことと保湿効果は比例しないのです。


肌状態によって必要な保湿は違う

年齢、季節、環境、ストレスなどによってお肌の状態は変わります。人それぞれ、その時によって必要な保湿は違うということです。

「あの有名人が良いと言っていたから私も使ってみたけどイマイチだな…」とか「口コミで良かったから買ったけど私には合わなかった…」という経験はありませんか?

それは、モイスチャライザー効果が必要なのにエモリエント効果のあるもので保湿していたから(もしくはその逆)かもしれません。

誰かの真似じゃなく、今の自分のお肌にとってどんな保湿が必要なのかを考えてスキンケアをする方がお肌の嬉しい変化は実感しやすいのです。


どんな保湿をすればいいのか

保湿の種類は分かったけど、自分にとってどんな保湿が良いのかはまだ分からないという人は、自分のお肌をよく知ることから始めましょう。

では、例として乾燥が気になるという場合について考えてきましょう。

カサつきは全体的に?部分的?いつから?スキンケアは何を使ってた(る)?赤みはある?毛穴の開き(つまり)は?化粧品が染みたりヒリヒリしたりする?皮脂量(水分量)は多い?少ない?ハリや弾力はどのくらい?ザラつきはある?ストレス状態は?食生活はどう?暖房や冷房に当たる時間はどのくらい?ホルモンバランスはどう?etc…

自分のお肌を客観的に見るというのは意外と難しいというのが分かると思います。

スキンケアをする時に"やってるつもり"になって効果を実感できない人が多いのは、自分の肌状態を無視して化粧品の成分だけでスキンケアを選んでいるからです。

まずは自分の肌状態を知り、その原因と結果を紐付けて、必要な保湿をすること。これがスキンケアです。


肌状態を客観的に見るために

餅は餅屋という言葉があるように、肌状態を見極めてその人に合ったスキンケアを提案してくれるプロが存在します。

それがエステティシャンです。

エステサロンでは、お客様のお肌状態を目視や触れることで確認し(様々な診断機器を使用することもあります)、カウンセリングでお悩みの因果関係を考察し、その時にベストな施術を行うことでお悩み解決へと導きます。

その際に、お客様に必要な保湿方法もお伝えします。

自分ではなかなか分からないという人はエステサロンへ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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