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1対1という安心感。

皆さんは、「1on1」、した事ありますか?
日本語読みで、「ワン オン ワン」。
簡単に言うと、1対1の対話の事です。
感度の高い会社では、上司と部下のキャリア面談に代わるものとして、導入されている事もあるそう。

私がこの「1on1」という言葉を知ったのは、昨年夏に入った、オンラインコミュニティにおいてでした。
旅メディアである株式会社TABIPPOが運営する、旅人が集まるコミュニティ、「POOLO(ポーロ)」。
一昨年に1期が始まり、昨年から2期が始まりました。
一昨年は、リアルでの講義やイベントが中心でしたが、昨年からは、オンラインを中心に運営されています。
延べ100名以上が集まるコミュニティ。
そして、オンライン上で、一斉に「初めまして。」

いや、仲良くなれる訳無いやろ!

って事で、導入されている取り組みが、1on1。

オンラインでは、中々仲良くなれないからと、先ずは1対1で沢山対話をして、関係性を深めなさい、と。
そう言われている訳です。
オンラインと言えども予め日程を決め、時間になったらzoomに入り、「初めまして〜」と言いながら自己紹介から順に始めていく。
というかまぁ、仕事でもなんでもないので、どんな話題から見つけても良いのだけれど。
時間にして、短くて30分程度、長いと2時間くらい。
こちらもまぁ、仕事じゃないので何時間やっても許されるので、盛り上がって4時間くらいやった事もあります。

1on1形式の何が良いかというと、心理学で言うところの「心理的安全性」が、これほどまでに確保されている環境が、他にはないと感じるから。
私は昔から、大勢人がいると、自分から話し出せないタイプでした。
学生時代の授業中に始まり、社会人になってからの、歓送迎会や忘年会まで、、、。
皆で盛り上がっていると、「別に私が敢えて話す必要はないかなぁ」と思ってしまったり。頑張って話をしようとした時には、もう別の話題に移っていたり。運良く話を振ってもらっても、皆から注目されると、何を話して良いか分からなくなったり。珍しく話してみたい事があったとしても、座席とかその日の場の雰囲気によって、話せる状況じゃなかったり。

1on1では、そんな"本音で話そうとした時に立ちはだかる沢山の障がい"が、一気に取り除かれるのです。
1対1での会話なので、最低限の配慮や気遣いはあるとして、基本的に、「話したい事を、話しい時に、話したいだけ」話す状況を作り出す事が出来ます。
それが結果的に、「本音で話せる」「リラックスして話せる」のような、「心理的安全性」へと繋がるのです。

1on1、特にこんな人にオススメ。

・初対面で人見知りをしがち...でも話す事が好きな人

・その人の生い立ちや将来のビジョンなど、深く話がしたい人

・人間関係は、「広く浅く」より、「狭く深く」!

逆に、「その場の盛り上がりが最重要!」「とにかく大勢でワイワイやりたい!」って人には、向かないかも。
でも、コロナ禍において、「大勢でワイワイ」が難しい状況になっていますからね。
ステイホームでおうち時間が増え、じっくり自分や誰かと向き合う時間を持つ人も増えている事から、「1on1」が流行りだしているのは、自然な流れなのかもしれません。

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