好むものあれば好まざるものもある。
名月を愛でる人心あれば
名月を避ける魚心あり
綺麗なもの美しいものには目を奪われます。人の心や行動なども同じようにひきつけられる魅力がありますね。
わたしは魚釣りをします。夜釣りにでかけ、優しく照らしてくれる月には心癒されます。
でも月夜を嫌うお魚もいるんですよね。その明るさに岩陰に潜んでしまうお魚が結構いるそうです。(お魚とお話ししたことないので、どう思ってるのか知りませんが)
満月には力が宿り、不思議な力も…。なんて言われるわりには、竿先が動くこともなく、ひたすら月を愛でながら時間を潰すなんてこともあります。
穏やかな時を思考にくれながら、ふと思います。
愛でるものあれば、避けるものあり
と。
人の魅力にも惹きつけられる人あれば、それを妬む人もいます。
その輝きに目を向けられない人もいるでしょう。
好まれない精神状況なのかもしれませんが、間違いなく存在します。
自分には人に対してどうこうという気はなくても、まして自慢するわけでもないのに起こることには躊躇してしまうこともあるでしょう。
一概に対処の最善は言えるものではありません。それこそ個々のケース、付き合いの深さ次第です。
ひとつ留めておきたいのは
『そんな感情もある』
この事実さえ忘れることなければ、心落ち着かせて対処できるかと。
人は善でも悪でもなく、心の置き所次第。
望めない状況で人の心をおもうのではなく、自分をおもう。
お魚が満月を嫌うのであれば、場所とアプローチ法を変える。その場で四苦八苦するのではなく。
意外とそれでなんとかなります。
さいごに
しょうがない…。この一言で終わらせられるものではありません。対話により、誠意により状況を変えることもできるでしょう。
でも。まずはそういうものと受け入れること。
目の前にある事象は現実です。受け入れることで、きっと開かれる道があると思います。
お魚さんには求められないですが、
いつか共に名月を愛でる日が来る
ことを信じて。
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