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エッセイマガジン『かく、つなぐ、めぐる。』は、本日最終回です。

8月からスタートした、バトンズの学校1期生有志によるマガジン『かく、つなぐ、めぐる。』、今回をもって終了です。ご愛読ありがとうございました。

最後なのでこの3か月のお題ワードを振り返り、それぞれのエッセイの書き手さんから、一言いただきましたので掲載します。

●8月のお題ワード「Tシャツ」⇒「台風」

季節とキーワード的に「夏」だったので、個人的裏テーマとして「温度感」というのを決めて書きました(noteにも編集後記的なのを書きました!よかったらぜひ読んでください)。
夏の暑さと、夏だから感じる人工的な冷感。霊感ともいうかもしれないけど、おばあちゃんとの懐かしの一コマです。もう次の夏は来年。来年も「いい夏」にしたいなあと思っています。(たなべ)

夏といえば、と言われると未だに「甲子園」が思い浮かんでしまいます……。苦い思い出ばかりの高校時代ですが、文章にすることで少しでも浄化出来れば、、と思って書きました。(兼子)

母方の祖母と8月15日のできごと。
生涯大切にしたい日です。(のん)

読み手にとってはあまり心地よい文章ではなかったかもしれませんが、いくつか反響をいただいたので、「誰かの遠い記憶や奥底にある感情を呼び起こすことができるなら、こういう文章を書く意味があるかもしれない」と思いました。(神田)

2本エッセイを没にした後、「これはどこかに行くしかない!」と考えて書いたエッセイでした。取材散歩、意外と楽しかったです。良ければ皆様もどうぞ。(竹林)

昔、乳幼児の外遊びをしていた頃に、自閉っ子の支援のために、感覚統合療法を学びました。自分や家族の日常にも、この学びが生かせるとわかり、面白くて夢中になりました。実は、それを伝えたくて書いた話です。(はんだ)

わたしにとって大切な場所、長良川。
先日も久しぶりに川飲みをしたのですが、夜の川沿いはもう寒くて、罰ゲームかと思いました。
だけど、このエッセイにも登場した旅館の若女将が「あれ読んで泣きそうになりました」と感想をくれて嬉しい夜になりました。
長良川のことを書けて良かったです。(小笠原)

●9月のお題ワード「台風」⇒「宇宙人」

台風が来るといつも思い出す光景を、書いてみました。今も「ポニョも、パンダコパンダも、フィクションだ。本当の洪水はもっと汚いんだぞ」と、ファンタジーを楽しめないので、なんだか損した気分です。(はんだ)

8月の記事、書きたいことがありすぎて収まらなかったので、続編を書くことにしました。これでもまだ書き足りないくらいなのですが(笑)。(兼子)

私にしては珍しく、「最近の出来事」を書きました。普段はじっとしているのに、その気になったらすぐ行動しないと気が済まない、そんな自分自身の記録でもあります。自分だけの「基地」を完成させるべく、現在も絶賛散財中です。(神田)

記憶にこびりついた、15歳の恋愛相談ループのはなし。ふとした瞬間にこのイタさを思い出すたび、「ウッ頭が……!」と厨二病みたいになります。(のん)

前月記事で「現場に行けば、書ける、、、!」という手ごたえを得て、良く行くスーパー銭湯で自己観察をしてみました。「身体の中の血流が炭酸水に変わった感覚」という一文が書けて満足してます。(竹林)

私にとって思い出がたくさんある大学時代。「今はもう、そんなことはしない」と思うことをたくさんしていたなあと思い出します。台風の夜、危ないってわかってるのに何も対策をしないうえに友達の家に向かうという突飛な行動。でも、今振り返ればこのエッセイを書くためにあの夜があったのかなとすら思いました。(たなべ)

完全に『宇宙人』というワードに引っ張られた、この一言です(笑)。(小笠原)


●10月のお題ワード「宇宙人」⇒「憂鬱」

何でも信じちゃう性格は、いまだに根治に至らず、かなりヤバいです。通販番組とか、見ちゃったら破産するなと思って、絶対見ないようにしております。(はんだ)

13歳の、いまも地続きにある記憶のはなし。
書けるほど回復したといえる一方で、まだ心のやわらかいところに突き刺さっている体験です。
3本通して、自分の中の色々な「いたさ」「いたみ」を書いたエッセイになったなぁと思っています。(のん)

当初は会社員時代の野球部に関する記事を書こうと考えていました。ただ、どうしてもばあちゃんが頭から離れず……すごく迷ったのですがばあちゃんとの最期を書くことにしました。(兼子)

一旦原稿を書いたものの、なかなか思うような形にならず、直前まで悩んでいました。それでも何とか書けたのは、締切のおかげです。公開日、サムネイルを用意していなかったことに気付き、仕事帰りにデパ地下で”はじかみ”が乗ったお惣菜を必死に探しました。(神田)

バトンズの学校同期の神代裕子さんの記事と、その後のやり取りに触発されて書いた記事です。「普段と違う所に住むのは、貯金の減らし時」と思うんですよね、ほんとに。人生でまたそこに住むかもわからないし。(竹林)

「昔はこうだった」って上から下へよく言われる常套句だと思います。それを自分にしてみました。「おい私! 今はLINEとかDMとか便利なものが溢れかえってるけど、昔は相手が読んでるかもわからないメールをただただ送りつけるだけだったんだぞ!」なんてね。手段やツールは変われど、恋することには変わりはない、なんてことを書きながら思いました。「あーわかるー!!」と思った方は、赤っ恥に身もだえながら読んでください(笑)(たなべ)

締切日に提出していたエッセイは全く違うものでした。完成原稿は間に合わず、推敲したものを公開する予定でした。
体調が悪くなり、書くことも読むことも進められないほど気力が空っぽになっていました。
そのまま時は流れ、公開日が迫り、この今の自分を残しておこうと思い、新しく書いたものを公開しました。(小笠原)

●最後に

3か月間、本当にありがとうございました。
いただいた感想や、シェアが大きな励みになっていました。
いっしょに走ってきたメンバーは、まだまだ駆け出しですが、とても個性的な文章を書く面白い人たちです。
どうぞ、他の作品も読んでみてくださいね。
それでは、ご縁がありましたら、またどこかでお目にかかりましょう。



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