アートめぐり 2121年 Futures In-Sight展
有名な建築家、安藤忠雄さんが設計した21_21 DESIGN SIGHTで開催されている『2121年 Futures In-Sight展』に行きました。2021年12月21日〜2022年5月8日まで開催されています。
100年後の未来がどうなっているか、デザイナーやアーティスト、思想家、エンジニア、研究者など多角的な視座で創られている展覧会です。
安藤忠雄さん独特なコンクリートを使った建築は、近未来的で、展覧会にとてもあっていました。
展覧会は宇宙の始まりからスタートです。
光や音も展示に効果的に使われていて、まさに体験型のアートです。
デザイナーが考える未来の服は、日本の着物がモチーフになっていました。やっぱり未来においても、日本らしいものは残っていて欲しいです。
好きだったのは、車に乗って未来に行く展示と暗室の展示です。
やっぱり、現代アートって見るだけではなく、触ったり、聞いたりして体験することができてとても楽しいです。
大人になるにつれて、未来について考えることが少なくなりました。100年後は、私は生きていないと思いますが、いないからどうでもいいではなく、どうなっていて欲しいか考えて過ごすことが大切だと考えさせられました。
写真に撮るのを忘れて、少し違うかもしれませんが、自分が助けられたり、親切にされたりしたことをすべてしてもらった人に返すことができなくても、次の人にしてあげることにより、人助けの連鎖を作っていく、そうすることで助けられることにも抵抗なくすことができるということが書かれていました。
この考えって今の日本に、とても大切だなと思います。日本では、自殺者がとても多いです。迷惑を掛けてはいけない、助けてもらったらお返しをしなければいけないと考えて、できないから命を絶つというのは、とても悲しいです。
親切な人も多いですが、私も含めて見返りを求めてしまうことが多い気がします。自分もしてもらったから、相手に与えるけれど、してあげた本人から見返りを求めない。そういう世の中になったら、助けてと言いやすくなる気がします。
今よりもっといい未来になるよう努力したい。私の未来、日本の未来、地球の未来について考えるいい機会となりました。
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