アートめぐり デ・キリコ展
大好きな画画の1人、ジョルジュ・デ・キリコの10年ぶりの大回顧展、『デ・キリコ展』に行ってきました。
キリコという画家を初めて知ったのは、《通りの神秘と憂愁》という作品。輪をまわしている少女が印象的な絵で、デ・キリコの絵としてとても有名です。
ただ実際に見たわけでもなく、ポトカードやポスターを持っていた訳でもなく、『GS美神 極楽大作戦!!』という漫画に出てきたからなのです(おもしろくて愛読してました)。
それ以来、不思議な絵を描く画家として、とても印象に残り、好きになりました。ちゃんと展覧会に行くのは初めてだったので、嬉しかったです。
展覧会に行く前に、山田五郎さんのYouTubeを見て予習もしました。
「形而上絵画」という、歪んだ遠近法、脈絡のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気の作品は、デ・キリコの長い画家人生で、古典絵画へ回帰したり、ポップアートよりになったりします。
批判されることもありましたが、ずっと描き続けていて、カッコいいですね。
作品の写真は撮れなかったので、写真コーナーやポストカードから作品を少しだけ紹介します。
この影の長い感じや空の独特の色合い、憂愁を感じる雰囲気が好きです。
水をギザギザの線で描いていて、表現方法が独創的です。
今回のポスターにもなっているマヌカンがテーマの作品です。
初期の塔の作品も好きです。
電源のある太陽と月。発想がおもしろいですね。
音声ガイドは、ムロツヨシさん。形而上絵画を分かりやすく解説してくれます。音楽もよかったです。
グッズは、いろいろ迷ってハガキを買いました。ヒグチユウコさんとコラボの缶バッジが欲しかったですが、売り切れでした。6月1日(土)から再販の予定だそうです。
美術館内は、作品と合わせて、壁の色合いを合わせていたり、窓があったり、とても素敵でした。興味があれば、ぜひ、デ・キリコの不思議な世界を楽しんでみてください。