第1章～経営は意志がすべて②

 

　自分の潜在意識は、自分に有利にも働くし、不利にも働くのです。

　成功する人たち、偉大な人たちは…


①想像力
　彼は自分がなりたいと思う人になっている自分の姿を常に思い描いています。彼にとって、現在の状況はたいして大きな意味を持ちません。

②熱意
　彼は、自分の夢を達成したいという気持ちが非常に強いので、自分の目標に完全に没頭します。それは無条件の、妥協を許さない熱意です。

③はっきりと口に出して言う
　先ず想像します。次に熱意を持ちます。その次は、自分が成功しつつあるということをはっきりと口に出して言うことです。

　自分の積極的な考えを言葉に表すのです。こうすることによって、自分の自信はさらに高められ、強められることになります。

　同時に、自分は結局は成功するのだということを他の人々に信じさせることにもなります。

　そうすると、不思議なことが起こります。他の人々があなたを信じ始めるにつれて、彼らはあなたを助けたいと思うようになり、それがまた自分の自信に新しい推進力を加えることになるのです。

④けっしてけっしてあきらめない
　けっして、けっしてあきらめてはいけません。忍耐と頑張りこそ、チャンピオンの無上の特質なのです。敗北と失敗は、できないという、また期待にそえないという異端の考えから生まれます。

　皆さんよくご存知だと思いますが、イメージする時に重要なことがあります。

　それは「何々ができますように」とイメージしてはいけないということです！

「できますように」と心の中でイメージすると、その状態、すなわちまだできていない状態、完成を願ってまだ未完でいる状態が心に刷り込まれ、望み通り、未完の状態のままが現実化してしまいます。

　イメージするときには、「何々できました」、「ありがとうございました」と、完了した状況を心に刷り込むことが必要です。

　そして、よいイメージを繰り返し繰り返し心に焼き付けることによって、やがてあなたの「意志」は必ず実現することになります。

　物事すべて、「意志」の強さと、それを心の中にしっかり刷り込むことによって、必ず実現するものであると信じています。

　中には、「じゃー、空を飛びたいと思えば、飛べるようになるのか？」といった人がいましたが、本気で飛ぼうと思えば飛べるように思います。

　ただし、人間は馬鹿ではないので、心の底から本気で空を飛ぼうと考える人間はいないわけです。

　何か道具を使って空を飛びたいと願った人間はいました。

　そして現在、多くの人間が飛行機に乗って空を飛んでいるわけです。

　肝心なのは、心の底から本気で「意志」することです。