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第4章~営業力(物を売る力)の増強策とは?①
□ 物を売る力があれば、鬼に金棒!
物を売る力、すなわち「営業力」のある会社は磐石であると考えます。
「いくら商品力があっても、よい商品であることと、それが売れるかどうかということは、全く別問題です。
多くの社長が、良い商品であれば必ず売れると勘違いされています。
売るための努力が、全く別のものとして必要なわけです。」
良い商品であれば、月並みな広告宣伝を出しておけば売れて行く、といった時代はとうの昔に終わりました。
長い高度成長期の中で、どの会社も売る努力などなしに過ごしてきました。
そしてバブルが崩壊し、はじめて売るための営業努力をせざるを得なくなり、長年何の努力もせず何のノウハウの蓄積もなく過ごしてきたことを痛感することになります。
売上はどんどん減少し、売れないことを景気のせいにし、社内的には、営業マンを叱吃激励しますが、具体的な指示が出せないために、掛け声ばかりで終わってしまいます。
物を売るための、営業マン教育をしてきませんでした。営業部隊の強化もしてきませんでした。
例えば、道角で声をかけて高額化粧品等を売りつけるキャッチセールスがあります。
彼らの商売は、価値のないものを言葉巧みに売りつけるわけですから、商品力があるのに売り方を知らない会社の全く逆です。
しかし、彼らは、人の心理をついて言葉巧みに誘うわけです。
彼らの話法、誘導手法は、違法なものは論外としてもたいへん参考にすべき点も多いのです。
彼らは、一般の営業マンよりもよほど勉強していると言ってもいいかもしれません。
分かりやすく経営に対する思いを伝えたい