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香港のお皿の話

こんばんは。かくおうどう大野です。むかし香港に行きましたがとても印象深い旅行でした。

着いた瞬間手持ちの現金ほぼ0円

当時は台湾に留学にいってて貧乏学生してたので、どこか貧乏旅行できるとこにしよと思って間違えて香港を選びました(物価が高かったです)。agodaかどこかでホテルの予約を取って、現地でチェックインにいくと

「あなたがサイトで払ったのはdepositでまだ部屋代は払ってないわ」

と言われました。完全に払った気でいたのでその瞬間手持ちのお金ほぼ0円になりました。香港では主にすき家でごはん食べてました。あとはバックパッカーズホステルの安いビール。美味しかったです。

観光地には行かず近所の公園をぶらぶら

切実に現金がなかったので観光地なんて行ってる場合じゃなかったんですね。なので超ローカルな公園でスーパーで買った食パンと野菜とハムを挟んでむしゃむしゃしてました(美味しかったです)。近所の公園で少林寺拳法の練習をしてるの見たりサラート(イスラムの礼拝)の様子をみてました。

間違えて女子トイレに入る

香港で留学生の親戚と一緒にテーマパークに行ったんですが向こうは広東語を喋ってて、なんとなく雰囲気で意味がわかるような気がしたんですね。

よくアメリカのホームドラマとか見てて字幕をみなくてもなんとなく意味がわかるような気がする瞬間あるじゃないですか。あんな感じです。

留学生の親戚(40代くらいのアジアのおばちゃんって感じ)「私に任せてついておいで!はぐれるんじゃないよ!」

というようなことを言われた気がして「どこまでもついて行きます!!」と心に決めてついていきました。

女子トイレでした。

怒られました。

なんとなく理解した気持ちになるって危険だなと思いました。

香港のお皿の話

というわけで本題です。

香港のレストランではお客さんが食べる前に一通り食器を自分で拭きます。

というのも、かつて香港では食器がそんなにきれいではない状態ででてたことがあってお客さん自身で食器を拭く文化ができたそうなんですね。これちょっとした衝撃でした。日本だときれいな状態でお皿を提供するのはお店として当然だと思われますよね。でも香港ではこれが普通になってるそうです。

これをみて「お店が何でも全部するのは必ずしも必要なことではないんだなと思いました。」

かくおうどうでは色んなことをお客さんに頼ってます。

・宣伝ご協力してもらえませんか

・ちょっとおつかい頼まれてくれませんか

・いい感じに本を並べといてもらえませんか

・ゴーストライターしてもらえませんか

・後片付け手伝ってもらえませんか

などなどです。最初はお客さんに迷惑じゃないかな?と思ってましたが(思ってませんでしたが)、今ではそこも含めて楽しんでもらえたらと思ってます。

なかなか「人に感謝される」経験って本屋さんじゃできないと思うんです。かくおうどうは色んな人を頼りに頼ってるので感謝してもし尽くせないです(いつも本当にありがとうございます)。

なので「本屋は体験が大事」と言われますがお掃除を手伝って喜んでもらえた!とか宣伝したら友達がきてくれた!とかそういうのも素敵な体験なんじゃないかなと思ってます。

かくおうどうの企業理念はplease help meなので今後とも大胆かつ繊細に手伝って頂けると嬉しいです( ˘ω˘ )スヤァ

大野

ここまで読んでいただきありがとうございます。出張本屋の活動は本屋さんがない街、少ない街を中心に行っています。サポートは活動費に使わせていただきます。