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大学生が「商売」を始めるとどうなるのか?

劃桜堂(かくおうどう)大野です。

わたしは21才(大学3年時)に「劃桜堂」という屋号で友人と移動式本屋さんを始めました。

出身は山口県で、なんとなく東京に行きたいなという理由で東京学芸大学教育学部に進学し、物理学を専攻してました。学生の半分くらいは教員になって残りは就職したり大学院に進学するような大学です。周りで起業する人や商売を始める人はまず聞いたことがありませんでした。

きっかけは就職活動

もともと本が好きだったので、出版社や取次(本の商社)、書店などを受けました。が、3社目くらいで飽きました。就職活動に対する嫌悪感はないですが、深い理由もなく飽きたのでやめてしまいました(ちなみに内定0です)。そこでなんとかしようと思ってお金を稼ぐということについて色々考え始めました。

そんなときにたまたま目に入ったポスター

「現役大学生公認会計士!〇〇君!」

みたいな内容だったと思います。それをみて当時大学3年生だった自分は

「あ、わたしはもう現役大学生公認会計士になれないんだな」と思いました。

公認会計士になりたいと思ったことは一度もないですが、今までは望みさえすればなんにでもなれると思ってました。しかし歳を重ねるにつれ、なれないこともできてきます。NBA選手とか、宇宙飛行士とか、高校生社長とかです。

本屋さん=かっこいい

というわけでなりたい自分になろと思いました。かっこよさそうという理由で本屋さんにしました。

起業?開業?

なにか自分で商売/ビジネスを始めるとき、まっさきに「起業」という単語が思い浮かぶかもしれません。諸説ありますが起業とは会社を起こすことだと思ってます。一昔前に比べると起業のハードルが下がったと言われています。ただわたしは社長になりたいわけでもなく、お金持ちになりたいわけでもなく、就職しなくても自分一人細々と食べているだけの収入があればいいと思っていたので個人事業主として開業届けを立川税務署に出しに行きました。

個人事業主とは?

法人としてではなく、一個人が商売をしている状態です。個人がやってるお店などに多い形態です。店舗はないですが「書店」と記入して申請しました。起業に比べるとハードルは低いですが、売り上げの有無に関わらず年に1回確定申告を必ずしなければなりません。正直確定申告は自力では無理です(※個人の感想です)。税務署に行って泣きながら相談するとやり方を教えてくれます。

確定申告の注意点

・領収書はすべて保管しておいて、月単位で分けておく

・バイト先からの給与明細/源泉徴収などの書類をなくさない

・早めに相談する(実際に税務署に行く)

です。分かる人はネットで調べた情報だけでweb上で確定申告できると思いますが、わたしは無理でした。

記念すべき第一回目のイベント

本を交換するイベントを行いました。

大失敗でした(笑)

マイナス5万円の赤字でした。

「人が来れば来るほど赤字になる」斬新なビジネスモデルを作っていました。

この話はおいおいしていきます。

まとめ

劃桜堂も今では3年目に突入して徐々にですが売り上げも上がるようになってきました。

大学生が「商売」を始めてもなんとかなります。

というわけで是非。


劃桜堂 大野

ここまで読んでいただきありがとうございます。出張本屋の活動は本屋さんがない街、少ない街を中心に行っています。サポートは活動費に使わせていただきます。