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#001 本屋、本屋の話をする

Radiotalk『架空の本屋ラジオ
#001 本屋、本屋の話をする ~自己紹介その1~

こんばんは、えまこといいます。
『架空の本屋ラジオ』、はじめます。
今日が初回の収録です。
いろいろあってtake3ぐらいなんですけど……
しゃべりすぎて制限時間を超えそうになりました。
ちょっとコンパクトに、初回をまとめられるか、頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いします。

で、えー、まぁ、名前の通りというか、
北海道の『元』本屋さんが本と読書と本屋の話をするラジオです。
読んだ本・読んでない本・本屋の仕事の話など、雑談を不定期にお届けしてまいります。

話題は北海道標準です。
ご存じの通り、離れた北国なので……
大体本屋のスケジュールって東京標準で語られることが多いんですけど、北海道は二日ずれがあるので、そういうご当地ネタとかもお話ししていけたらいいかなと思います。
よろしければお付き合いをください。

で、まぁ初回なので自己紹介をできたらいいかなと思って、
ここでしゃべりすぎたのでtake3なんですけど(笑

えまこと言います。
本屋さんに、本が好きすぎて勤め続けて、三軒を、
いろんなタイプの違う本屋さんを経験してきました。

この『架空の本屋ラジオ』っていう名前なんですけれども、
このラジオの企画を思いついていろいろやろうって思い始めたときに、
現役の本屋ではなかったので、
いずれ自分で本屋さんをまたやりたいなぁっていう気持ちを込めて、
いまは架空の本屋ですよ、っていうので『架空の本屋ラジオ』って名前をつけました。

が、

この二月からですね、四軒目の本屋に勤め始めまして、
まだ一か月経ってないぐらいなんですけど。
架空ではなくなりました、ある意味。
なのでちょっとタイトルに偽りがあるんですけれども。
自分で経営する本屋さんをっていう意味ではまだ夢のお店っていうところもあるので。
あとタイトルの語呂がいいので(笑 
このまま続けていきたいかなと思います。

勤めてきたお店の紹介を軽くしたいと思います。
ちょっと変わった、変わったお店も含め……今いるところが一番変わってるんですけど……
全部で四店舗のお店を経験してますが、全部タイプの違う本屋さんでした。

一店舗目は駅ビルの中にあるテナントの本屋さんです。
ここがいちばん長くて、六年半ぐらい勤めました。
ここにいたときっていうのが、棚のジャンルを、特定の場所を担当せずに、接客・レジ専門。
八時間……七時間半ぐらい? びっちりレジ! っていう……
結構大変な仕事をしてました。
レジ大変なんですよ、接客は。
問い合わせも、お会計も、クレームも全部来るので。
お店の顔・受付嬢と言われながら、二十代の半分以上(着信バイブが鳴る)まるっとそこの本屋でレジをやっておりました。

で、この本屋が六年半勤めたところで惜しまれつつ閉店いたします。
そのあとまた違う仕事を転々とはしたんですけれども、やっぱりまた本屋さんになりたいなということで、二店目を面接、行きました。

で、ここは同じ札幌市内の本屋なんですけどビジネス街のどど真ん中の路面店で、ちょっとまたお客さんの感じが違うんですよね。
地域によってやっぱり人通りも違うというか。
そういうお店にいたんですけれども。
ここで二年ちょいぐらい? いました。

ここで初めて棚のジャンルを担当したんですけど、結構かっちりした棚で。
お店自体が結構かっちりした、ビジネス街でビジネスマンの皆様を相手にしてる、商売してるお店だったんで。
あんまり娯楽的な本が多くないっていうか、そういうお店だったんですけども。

『ビジネス』『社会』『理工書』などを担当しました。
政治・経済とか。金融とか。
もう本当に、ここのお店のお客さん層ど真ん中のジャンルだったんですけども、この素人が任されてしまいまして。
大変でした、勉強が必要でしたね。

ていうので、手探りしながら社会の棚を担当し、二年半経ったところでまた閉店。
本屋は儲かりませんね。
いろいろ事情が、札幌の町づくりとかも影響してきてだと思うんですけど、なりまして。

この二店舗目のお店には姉妹店があったんです。
この姉妹店っていうとこがデッッカイ店で、建物一軒まるごと本屋っていう。
フロアごとにジャンルが違って、自分の担当している棚・フロア以外は把握することが到底できないっていうとんでもないでっかい本屋だったんですけど。
運よくそちらに異動することができまして。
そこで、でもここの、この三軒目の本屋っていうのが、勤務期間はそんなに長くなくて、半年くらいで退職をします。

で、そこのでかい本屋でも棚の担当はちょっと持たせてもらって。
二店舗目とジャンルはまぁまぁかぶるんですけど、『理工書』っていう……
理工っていうと、難しいな……なんだろう、理科系。
完全に自分の趣味・専門・得意な分野とは外れた部分で、趣味では絶対読まないジャンルですけど。
まぁ、あの、化学・数学・物理・人体・生物から、建築・土木・機械・電気電子とか。
あと環境・農業とか、畜産・獣医学とか。
宇宙とか、地学とか、結構広-く。

本屋さんのジャンルって、
例えば二店舗目『社会』、三店舗目『理工』っていうんですけど、その中にすんごい細かいいろんなジャンルを含んでいて。
あと、本屋も人が足りないので、たぶん(笑
なり手のないジャンル、細かいジャンルを一人の人が二個・三個持つっていうことはザラです。
なので、一人で十何個の棚を持ってるような感じで、実際にはやっておりました。

ていう感じで、大体この三店舗で九年半くらいまでいきました。
で、また別のいろんな仕事を転々として。
でもやっぱりあの、本屋の求人見かけると飛びつくんですね、本屋に常になりたいので。
で、いまのちょっと変わった専門の本屋さんに拾ってもらいました。
それが二月なので、ここは一か月目ぐらい。なろうとしてるところ。です。

が、ウイルス騒ぎの影響でちょっと営業時間が短縮になったりとか。
売り場にいられる時間がとっても短い感じで、なかなか仕事らしい仕事に移れないんですけども。

このちょっと変わった本屋さんっていうのが、今いる場所なのであんまり特定に至るような情報言わないようにしたいんですけど。
『扱ってるジャンルがちょっと専門的』っていうことと、『お客さんが特定の人に絞られる』っていう意味でちょっと変わっています。
四店舗の中ではいっちばんちいさい規模の本屋さんで、レジに入ってくる―っと見渡したらもう全体が見えるくらいのお店です。
なのでこう、なんだろう、商店街の一角とかにぽつんとありそうな、それぐらいの本屋さんです。

で、ここで任された棚がまた難しいところで、『政治・経済』と『自己啓発』。
と、農業関係・畜産関係。獣医学とか、栄養とか。
絶対趣味で読まないやつですね。
でもまぁ、あの、こういうご時世でもあり……
勉強しながら臨みたいなと思いますが、お客さん層があんまりたぶん興味持たない棚じゃないかなとも思うので……(笑 
いかに売り上げを作っていくかっていう感じなんですけど。
ゆる~いお店のようで、すごく自由にやらせていただけそうな雰囲気で。
スタッフさんとも仲良くこれからやっていけたらな、と思っているところです。はい。

元本屋さんが現役の本屋さんになってしまいましたけれども。
こうやって、これからまた、新しいエピソードができていくだろうなとも思うので……

本屋の話を延々出来る相手っていうのはなかなかいないんですよね。
なので、まぁ、壁打ちのような気持ちで、本の話、しゃべりたい話……
もうこれで10分超えてるんですけど。
いろいろできたらなぁっていうのを、自分で、自ら叶えにきてみましたという、そういうラジオです。はい。

もし、あの、やっぱり本の話ができるっていうのは、自分にとってはすごく嬉しいことなので……
何か思うところあったら、好きな本があったら、何か楽しいことがあったら、ご興味がありましたら、お声掛け・ご質問とかいただけたらいいなぁと思います。
Twitterアカウントを作ったので、トップページかどこかにアドレス・アカウントを貼ろうと思います。
お問い合わせなど、お待ちしております。

まだしゃべりたいこといっぱいあるんですけど、時間が、ここで11分です。
あと1分になってしまったので。
このへんで一回区切ろうかな……と思います。

では、取り上げたい本とかももう決まっていて、いろいろあるんですけど。
おいおい、次回以降で、お話しできたらなと思います。

では、今回はこのあたりで。
ご来店ありがとうございました。
またお越しをお待ち申し上げております。

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