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うまスープ鯨飲伝 2023/05/15

日記

・雨降ってた。傘を持たずに家を出て、雨が……!!と思ったときにはもう後戻りできないところまで来ていたので今日1日濡れる覚悟を決めた。電車に乗って今日の天気を調べたときの気持ち。試合終了……と思った。

・ただ、小雨だったこともあり、どこかのタイミングで止むでしょうナァと軽く見ていたのだけど、普通に丸一日降ってた。なんなら私が帰るときに一番激しくなって結構濡れた。こういうことが続いているから、最近少しずつ小雨が嫌いになり始めてる。止みそうで止まない小雨が何より憎い。

・こういうことが続いているのは朝天気予報を見ず、傘を忘れ続ける私のせいなのだけど……。



・お昼。前から気になっていたスープストックにようやく行けた。おいしっ。

・スープもカレーもパンも食べたいな……全部食べるか……と、この注文にしたのだけど、机の上にトレーを2つ置いている人は私以外に1人もいなかった。いい加減迷ったら全部食べようとするのやめたほうがいいかもな。欲深いだけで大食らいなわけではないから、食べた後にちゃんと苦しくなる。痴れ者。


・最近のギーツが面白すぎる……。毎週感想を書きたくなるくらい面白い。

・一昔前は個人サイトとかブログで毎週毎週ニチアサの感想を書いている人が結構いた。というか特撮とか仮面ライダーが好きでサイトやブログを更新している人たちは一様に感想を書いていたし、それが普通という空気さえあった気がする。どのブログのカテゴリにもほぼ必ず「感想」という項目があった。

・Twitterで「実況」をする人が多くなってまとまった文章を書く人は減ったけど、ここ最近はまたnoteで感想文化が復活しそうな気配がある。オタクの文章はあればあるだけいいから嬉しい。


・今週の感想だけでも書いておこうかな。

・前回デザイアロワイヤルが開幕し、あくまでもゲームで1位を決める「デスゲーム」だったデザグラから、その名の通りライダー同士が最後の1人になるまで直接殴り合う「バトル・ロワイアル」へと移行したギーツの物語。ゲームデザイン的にいよいよ龍騎そのものになって、焼き増しになってしまわないか心配だったのだけど、「脱落者のIDコアを集める」「1位のプレイヤーが邪魔なライダーを1人だけ脱落させられる」という要素が加わることでゲームとしての要素も残しながらバトロワを始めたのが上手い。ベロバが壊滅させたジャマガーデンの跡地に残ったコアを集めるというのもゲームの下地として無理がない。

・本格的なライダー同士の戦いが始まった上、デザグラ存続派と廃止派の対立が起き、ケケラが黒い一面を仄めかせ……と不穏な空気に包まれているここ数話のギーツの中で、祢音と沙羅のコンビがちょうどよく空気を和ませてくれる。その上、「ライダー全員が敵だと忘れるな」と強い言葉で指摘する英寿に対して、「私たちは味方同士だから」と正面切って宣言する祢音の力強さもあり、複雑な心理が絡みあう戦局の中でこの2人だけは落ち着いた気持ちで見ていられる。バトロワもので「私たちは味方」とか言い合うキャラが出てくるのは、だいたい後に起きる壮絶な裏切りのフリでしかないのだけど、祢音と沙羅に限ってはその心配がないのもありがたい。戦力的に心許なくはあるものの、そこは景和がいるから……というのが安心材料になるし。

・話が重くはりはじめたので、こういう清涼剤的な関係が見られるとホッとするやね……。景和もコメディリリーフとしてちょうどいい息抜きの時間を作ってくれて、緩急をつけつつ今の緊張した空気も壊さないのが本当にすごい作劇だなと思う。

・コンビといえば今週から急激に英寿と道長の距離が縮まり、共同戦線を組むまでに。これまでは「くだらない願い」だと一蹴してきた英寿の願いの真意を道長も知り、あくまでも利害の一致という理由ではあるけど肩を並べるようになるのがアツい……。今日も拳がアツい……。この倉庫のシーンの演出がバチバチにキマっていて惚れ惚れとした。ただでさえ良い顔が陰影で飾られていた上、月光が窓から差し込むカットを入れたり、柵越しのショットが多用されていたり、映画的な演出が多くて贅沢な映像に感じた。ジーンとのシーンもそうだったな。

・あと、2000年輪廻転生を繰り返して、絶対のスターとして君臨している英寿がおにぎりの入ったコンビニ袋を引っさげてる姿もなんか良い。前も道長におにぎりあげてたし、16話でツムリから貰ったおにぎりの影響が大きすぎる。コンビニでちまちま小銭を出しているのか、電子マネーで決済しているのかわからないけど、とりあえずレジ前に立つ英寿が見てみたい。なんとなく、英寿が使ってる電子マネーって「iD」な気がする

・ここまででだいぶ長くなってきたけど、今週はナッジスパロウこと大智の退場が一つの目玉だ。19話で敗退してから約4ヶ月間しぶとく生き残ってきて、特に不利益を被ることもなくデザグラをエンジョイしてきた大智もいよいよ退場……。完全なる私怨をこじらせた結果、現環境最強である道長の不況を買って感奮なきまでにボコボコにされるという、あまりにも"それらしい"幕引き。冷静な判断ができなくなって無謀な攻撃を仕掛けたり、最後の最後に醜く足掻いたり、クールキャラの退場劇で見たいものを全部見せてもらった。めちゃくちゃ最高。

・それにしても、4ヶ月も一緒にいたのに道長のことを何一つ理解してなかったんだな……大智くん……。一挙手一投足が道長判定アウトで逆にすごい。簡単な推理を働かせるタイミング、今だろ!!!  道長に対しても興味をもってあげてくれよ。

・一応大智は今後も出番があるっぽいけど、どういう役回りで登場するんだろう。デザロワで敗北したら二度とライダーになれないらしいし……。語り手役?

・ラストシーンでパンクジャック、晴家ウィンが復活してナッジスパロウが抜けた穴を埋めるのかと思いきや運営側として撤退業務を任されるようだし、アルキメデルの急襲を受けた道長がどうなるのかも気になるし、来週も楽しみだ。あ、アルキメデルが出てきて思い出したけど、ジャマトグランプリが終わって街に復活したジャマトたちってどうなったんだろう。この辺りのことは来週触れられるのかな?


・長い。

・本当はアクションシーンが良かったとか、サコッシュにIDコアをパンパンに詰めてる大智くんが面白いとか、まだまだ書きたいことがあるのだけど、さすがに長い。

・でも、昔の個人サイト・ブログの感想ってこんなもんだったよね!!??(誰への確認だ) 場面ごとに感想を添えて、自分のギャグにセルフツッコミを入れて、最後に総評という流れだった。これを毎週やってた人たちってすごかったんだな。かなりの体力がないと続けられない。


・アマプラで富山市議会に横行する政務活動費不正使用問題を追ったドキュメンタリー映画『はりぼて』を観た。

・「謝罪コメディ」という前評判の通り、記者が不正の証拠を掴む→議員本人に突きつける→議員しらばっくれる→後日謝罪流れが何度も繰り返されて、どんどん面白くなってくる。俗に言う「てんどん」だ。編集も淡々としつつ、「見に覚えがありませんで……」と記者たちの前で弁明をする議員の映像に無音で「この後、活動費〇〇万円を返還」というテロップが浮かぶなど、完全にバラエティ番組の静かな笑いを志向している。

・徹頭徹尾どうしようもない人たちの話ではあるのだけど、不正使用が伝統として馴染んでいるような場所にいたら、私だって悪いこととも思わずに同じことをするだろうなと思った。"そういうもん"として受け入れてしまう。継続は力なり。

・あと、絶対ダメなことではあるのだけど、あまりにもポンポンと不正が発覚していくので、つい「早く次の不正を見せてくれ!」という気持ちになってしまった。市民の方からしたら本当にたまったもんじゃないだろうに。

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