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復活の 2022/03/12

日記

・今日、あったけ!!急にどうした!!?? あったかすぎて普段ならまだ寝息をかきまくっている健康的な時間に起きてしまった。あ〜びっくりした。気候変動がいよいよ取り返しのつかないところまで来たのかと思った。

・春の訪れ……? これはもう春? でも、このくらいの時期って次の日は急に肌寒くなってることもあるからなぁ〜〜。それは本当に許せない。あたしゃ容赦しないよ。


・夜、買いたいものがあり、1人で運転して少し遠くにあるショッピングセンターに行った。いつもながらしっかり緊張しちゃうな。

・で、一応何事もなく到着して安心したのだけど、レジの前に立って初めて財布がないことに気づいた。そんなわけないじゃないスカ(笑)と平静を装ってかばんの中を探すも見つからない。あ、そういえば家を出る直前、机の上に財布がほっぽり投げられているのを見た気がするな……。

・じゃあ確実に忘れてきてるじゃん。そんな馬鹿な……めちゃくちゃオーソドックなミスを……。今日は土曜だぞ……。フグ田の出番は明日だぞ……。

・そ、そんな〜〜と思いながら会計をキャンセルし、車に乗り込んで財布を取りに帰った(免許証はスマホのケースに入れているから大丈夫)。

・私はうっかりが多い方ではあるけど、これまで財布を忘れるなんて芸当をやらかしたことはなかったので割とショックだった。忘れそうなものはいつも家を出る前に点呼して確認しているのに、今日だけなぜか怠った。自分のダメさを甘く見積もっていたかもしれない。こんなしっかり慢心することがあるのか。



・「オーズ10th 復活のコアメダル」……観てきた……。

・劇場が満員で、開演前から並々ならぬ熱気に包まれていたのが印象的だった。あんなにもぎっしり人が入っている映画館を久しぶりに見た。アベンジャーズエンドゲームの初日以来かもしれない。

・そして、肝心の本編はもう、愚直にすごかったと言う他ない。呆気にとられてしまった。賛否両論あることが容易に想像できるラストではあったけど、私はこれで良かったと思う。『仮面ライダーオーズ』でアンクを復活させる10年後の「完結編」を作るとした、こうなる他ないよな……というしみじみとした情感が湧き上がってきた。10年前、オーズに熱狂し、メダルを集めていた小学校3年生の私なら納得できなかっただろうけど、今の私ならなんとか飲み込むことができる。放たれた火花がいつ引火するのかわからないスリリングさはまさにあの『オーズ』だった。



・ここから若干ネタバレ入るかも。


・「平ジェネFINAL」や「ジオウ」「メモヒ」など、本編終了後に描かれてきた映司とアンクの関係性や『オーズ』の世界は楽しくて夢のようなひと時だったんだけど、その一方で「オーズってこんなにキラキラした感じだったけ?」という違和感が心のどこかに生じていたことも否定できない。たしかに、オーズにはそういう一面もあった。でも、1年間リアルタイムで追っているときには、それだけでなく、乾いた、ガサガサとした質感があったのも確かだと思う。本編終了後はあの最終回の感動だけでオーズが、映司とアンクの関係性が語られているような感覚があった。

・今作は、オーズの棺を開けて「完結編」を作るなら、当時の暗い部分も背負い、そこからどんな結末が導かれようとも受け止めるのだという気概をもって生まれた作品だと感じた。相当な勇気がなければこの結末にはできなかったんじゃないか。実際、ファンサービス盛々で楽しいお祭り的な作品にすることもできたと思うし、そっちの方がファンは喜んだと思う。そうしなかったのは、どこまでも誠実に『オーズ』に向き合った結果だろう。MEGA MAXとも平ジェネFINALとも違う、10年後の『オーズ』を描き、アンクを復活させるならやっぱりこの道しかなかった。

・エンドロールが流れる中の張り詰めた劇場の空気は一生忘れられない。


・ただ、一応正視できない人向けの逃げ道も作ってある。最終回で9枚全て砕けたはずのプトティラのメダルが普通に存在していたり、明らかにMEGA MAXとは繋がらないような設定とセリフがあったり、あえて矛盾点を作ることで、ただのパラレルだと捉えることもできるようになっている……気がする。

・個人的には、MEGA MAXでワームホールが開かず、メダルが"王"の元へ流れ着いた世界が「復活のコアメダル」なのかなとか思ってなんとか平静を保っている。

・とにかく誰かと感想を交換したいな。人と話したくなる作品なのは間違いない。





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