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〈料理の基本のキ〉彼母に挑むことなかれ!

かなり前のお話
なのでちょっと時代遅れ的な話でもあるかな
ちょっと思い出したので記録として初エッセイ投稿してみる

あくまでも、ん十年前の昔話です


魚料理教室に通うことに

私が都内にある魚料理のお料理教室に通っていた頃のオハナシです
なぜ大手のクッキングスクールではなく〈魚料理〉なのか?
もちろん、私が家事手伝いonlyの令嬢で花嫁修行をしていたからではなく、仲の良い同僚に誘われたから
それこそ、カラダに良いご飯を食べに行く感覚だったのよね

✢スクールは少人数制
✢マンションの1室で開催

生徒さんのほとんどが職場の同僚や友達の紹介のひとばかり
先生の人柄もあって、とても楽しく美味しいレッスンでした
男性も参加、年齢もバラバラで毎回いろんな人との交流も楽しみでしたね

✢献立はメインとサブ
✢時間は2時間ちょっと

料理を作り終わると誰かが持参したワインが登場し乾杯からはじまる
お料理の感想や最近の話題など、ざっくばらんな食事会のような感じで、これが1番の楽しみだったかも

その日は若い女性ばかりで、
出来上がったお料理を囲んでる時に、1人の生徒さんが先生に非常に興味深い質問をしたのよ

彼氏が来たときに何を作ったらいいですか?

その質問に生徒全員が
「ナイス質問!それ大事!!!」
とばかりに先生の言葉に全集中したわ

🌙お魚先生のアンサー

先生の答えは

唐揚げとかカレーはダメね
ハンバーグもね
それが美味しくてもね
母親が作った味が記憶されてるから

それに、普段ランチとかで食べ慣れてるモノでしょ
それ以外のモノがいいわね

なるほど!!
勉強になります!

海馬に叩き込む

気がつかないところで、彼母に挑むようなリスクはとってはいけない
彼氏がいるコも募集中のコもみんな海馬に叩きこんだに違いないわ

そもそもお料理をいつも作ってあげてる訳ではない方の質問だったと思う
たまに作るからこそ、喜んで欲しいオンナゴコロな訳です

結婚をすれば定番メニューはヘビロテになるのだろうけれど出だしが肝心、肝心

頑張って作ったら
“美味しい”
と思ってくれるし言ってくれるだろう
そういう人と付き合うのだから
でも、やっぱり何を作ったら喜ぶのかと考えるよね

それって悟り?

これは料理の話だけれど、おおよそのことに当てはまるのかなと思う
彼の心にある原風景は強い

彼母は越えていくものではなく
最初から挑まない!

これが正確!
あの頃、悟った生徒さんたちは今どうしてるかな
美味しい魚料理を今でも振る舞ってるといいな🌙



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