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1年前から今をふりかえって

あずきのこと

1年前の6月頃、母と一緒に足の不自由なわんこ(あずき)の世話をしていた。
足が歩かないのもあったけど、肝臓が良くなかった。

まだ歩くことができていたあずき。事故で下半身不随になりました。

てんかん発作を起こしたり、もうだめかもと思ったけど、なぜかソフトクリーム食べて持ち直して。
あの時、ソフトクリームを丸々一個食べたのは笑った。

それから1カ月後。
およそ1年前の今頃、私も母もいない間に亡くなった。
数時間前まで水を無理やり飲ませて、何とか意識を取り戻させたけど。
ダメだった。
悲しむ母の背を見ながら、龍之介がお世話になった火葬場に連絡した。

翌日、母と一緒にペット火葬に行った。
一時期5㎏もあった体重。
「太りすぎ!」って獣医さんに怒られたこともあったけど、最期は2.9㎏しかなかった。
たくさんの花と、たくさんのおやつ、薬、写真を箱の中に入れた。
先に逝って待ってる龍之介がやきもち妬いちゃうかもね、なんて話してた。

なぜが集合したがる2わんこ。そしてくっつく。

あずきを一番かわいがってた母に、火葬のスイッチを押させる。
泣いている母を久しぶりに見た。
「あずきちゃん、熱いよね」と泣いていた。
それから「あんたが(この場に)一緒にいてくれてよかった」と母は言った。
私も龍之介の時、同じこと思ってた。
誰かが隣にいてくれるだけで、それだけで安心する気持ち、わかってたから。

火葬が終わるまで、いろんな思い出話をした。
最初に来た日から、最期まで。

火葬が終わって、小さくなったあずき。
帰り道、お水とお供えをする器、造花を買った。
亡くなった日に足形も型取りして、それも一緒に。
もう痛みもないし、歩くこともできてるよねなんて話してた。

母のこと

それから数か月後。
9月末。
母の病気が発覚した。
もう残りが少ないことも。

そして、今月は四十九日でした。
たくさんたくさん治療頑張ったけど。
病気のスピードが速すぎた。
薬じゃ押さえられなかった。

最期はみんなで看取ることができた。
あの光景はきっと一生忘れられないと思う。

今はきっと、あずきや龍之介と一緒に寝て過ごしてるはず。
もう痛みもないよね。

私の心だけが、どこかポッカリと穴が開いているような。
そんな毎日を過ごしています。

もしかしたら、少しずつその時のこと書くかもしれません。
自分の心を整理をさせるためにも。
その時は、お付き合いいただけると嬉しいです。

近況報告でした。
みなさん、健康には気をつけてね。

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