見出し画像

日本に帰りたい夫と、NZにいたい私

今日は少しプライベートなことについて。

最近夫が病んでいる。原因は英語。

そもそも私たちの移住の経歴を話すと、
2024年
3月:夫、日本から就活、ジョブゲット
4月:夫、先にNZへ、仕事スタート
5月:私と娘と愛犬NZへ、合流
6月:永住権降りる
10月:今

という、ジェットコースター並の速度で移住と永住権を済ませた我ら。
(永住権については、またどこかで触れます。)

つまりまだ居住権(permanent residence)を取るまでに1年半以上かかる。
この段階で日本に帰ると言うことはせっかく取った永住権を失うことを意味する。
が、もう帰りたいと言う夫。

原因は仕事。突き詰めると英語。

言いたいことを話せない。思ってることはいっぱいあるのに、俺が話すと会議がストップしてしまう。英語のせいでパフォーマンスが発揮できてない。と。

生真面目な性格なので、こんなので給料をもらっているのが申し訳ないと自己嫌悪に陥ってしまっている。

そもそもの移住の理由は私側にあって、それに夫は付き合ってくれてるだけなのだ。
私はワーホリもしたし海外旅行もたくさんしてきた。
でも旦那は海外生活自体が初めてで、外国人の友達も1人もいたことがなかった。
だから突然始まった海外生活は、遊んだり観光する間もないまま、いきなりネイティブしかいないIT職。この国が好きかどうかも分からず、知り合いも1人もいないまま、自分が望んだわけでもない異国の地でスタートし、とうとう心が折れかけている。

移住したら旦那もこの国が好きになると勝手に思っていたが、どうやら彼は日本の方がいいということをヒシヒシと感じる側だった。

元々旦那のおかげでこの国で家族みんなで生活できているので、旦那が一番幸せであるべきだ。せめて居住権が降りるまでは。と思っていたが、致し方ない。
出会って6年くらい経つが、旦那の弱音を聞くのは初めてだったのだ。だから申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

そんな会話を今朝していたら、やっぱり帰らない。と夕方になり言ってきた。
なんなら居住権後5年間住んだら申請できる市民権まで手に入れるまでは帰らない。と。
仕事のストレスは英語さえできればなくなるし、もっとこの国のことを知りたい、そして語学学校に行ってみたい。と。
気持ちの切り替えに感心しきった。。

ちょうど友人に千原ジュニアさんがNZに来たYutube動画を教えてもらっていたので1人で見たのだが、彼が観光した場所の一箇所すら私たちは行ったことがなかた。なんということだ。半年も住んでおきながら、、。
ということでもっと、この国の色んなところに行って色んなことを体験しよう。と私も思った。

家族で移住を果たしている人は、我が家みたいに全員が望んだ移住ではないかもしれない。みんなどうやって折り合いをつけているのか分からないが、我が家は誰かが100幸せで誰かが20幸せ、よりもみんなが60以上幸せ、をいつも選びたいなと思う。私としてはその地がNZであるといいなと思っているが、今後のことはわからない。
今回は初めて我が家にやってきた帰国の危機だったと思う。数時間で解決したが。
この国か日本か、その選択肢があることに感謝したいし、もっとこの国を冒険したい。
そう思った今日でした。

おしまい


いいなと思ったら応援しよう!