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「インターナショナルイングリッシュ」

海外転勤妻のKAKOです。
2003年から夫の仕事により🇦🇪🇹🇼🇨🇳🇹🇭と転々としながら、子供達は0歳から中学生終わり頃まで海外生活し、現在は大学生です。

以前、ある帰国子女関連の団体からインタビューを受ける機会がありました。
海外生活での教育や苦労などについてということで、いろいろと雑談するような雰囲気の中で進みました。

言語についても話が及びました。
帰国子女というと、アメリカやイギリスなどの英語圏でネイティブの英語を習得、という一般的イメージがあるようです。
確かに、英語圏からの帰国子女は多いですが、最近ではアジアをはじめ英語圏以外への海外赴任も多く、我が家もアジア、中東からの帰国子女です。
渡航先が「英語圏」ではない国だと、英語力の伸びや習得する発音など英語力において特に親御さんが不安や心配するとのこと。
なるほど、確かにそんな面も否めません。
しかし、こんな見方もできるのです。

アジア、中東などの英語圏ではない国のインターナショナルスクールで学んだことについて、我が家の子供達がよく言っているのが、「最高だった!」です。
ヨーロッパ、アジア諸国、中東近隣の国々、とにかく本当に様々な国出身の生徒がいて、両親が異なる国籍という子もよくいました。だからみんな、学校で共通で使用する英語以外に、現地の言語、自分の国籍の言語、親の言語、というふうに複数言語を少なからず習得しているのが当たり前でした。
そんな中で日々スクール内で話す英語は、それぞれが自国のアクセントがある英語だったそうで、それも理解しあって過ごしていたようです。

「自分達がインターで習得したのはインターナショナルイングリッシュなんだ。
 国連や国際機関でもそうでしょ。
 ネイティブ英語じゃなくても全く問題ないよ。大切なのは話す中身だよ。」

と息子が言っていた話をしたら、取材の担当さんが大変驚いていたのが印象的でした。
当たり前のことだと私も思っていたのですが、捉え方に驚かれたようでした。
「インターナショナルイングリッシュ」という言葉、いいなぁと思います!

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