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人生初、全身麻酔で手術をして、いろいろ想うことがあった

ご無沙汰です。かっくんです。

noteを書くの、超久しぶりです(笑)

さてさて、今回noteに書こうと思ったのは、タイトルの通り。
先日、人生で初めて、全身麻酔で手術をしました。
マジで思い出したくない経験なのですが、この経験を通して、いろんなことを想ったので、書いてみようかと。

まず初めに言っておくと、重い病とか大怪我とかではないです(詳細後程)
無事手術も終わり、退院もできています(まだ療養中だけど)
なので、気軽に読んでください(笑)




「歯根嚢胞」というやつを摘出しました

簡単に言うと、歯の根っこに膿袋ができてしまいました。
特段、痛みとかはないのですが、ちょっと疲れがたまった時に、歯茎がぷくっと腫れ上がったりすることがあったり。
ただ、過ごすうえで生活に支障はなかったですし、時間経過すれば、治まるものでした。

命に別条があるものでは全くないのですが、仮に悪性だった場合のことや、放置することで鼻や顎に影響することもあるため、今回手術を決めました。



入院中は超絶ナーバスでした

初めての全身麻酔の手術で、入院が必要なものでした。
そもそも病院が好きじゃないので、入院と聞いたときは、超嫌でした(笑)
病院って、独特のにおいと雰囲気があるじゃないですが、なんというか、病院ならではのにおいと、どんよりしたというかなんというか。。。

あの空間の中で数日過ごさないといけないと考えると、結構しんどかったですね。。。


今回は、2泊3日の入院生活でした。(ざっくりこんな感じ)

  • 1日目:前日入院、体調管理

  • 2日目:手術日、術後の経過観察日

  • 3日目:退院

幸いなことに、体はとても元気だったので、1日目は特にやることなく。。。普通に病院で仕事していました。

1日目は、本当にただ病院でいつも通りの生活を過ごしただけです。
※食べるもの・飲むものは一部制限ありました。。。

そして、手術をしてくれる先生、麻酔科医が来て、最終説明をされた。
本当に幸いなことに、僕にかかわってくれたすべての人が、本当にいい人ばかりで、この人たちなら任せても大丈夫、と思えました。

とはいえ、刻一刻と手術の時間が近づいている感覚があり、とてもとても不安で、恐怖に押しつぶされるような感覚でした。



手術室に向かう時、生きた心地がしませんでした

1日目を過ごして、朝8時に起きました。
先に書いたように、病院の独特な雰囲気もあり、環境に慣れなかったので、あまり眠れませんでした。

朝の9時には、点滴を始めるため、着に着替えておかねばならない、かつ、手術後はベッドの上で数時間安静にしておく必要があり、また、シャワーも入れないので、先んじてシャワーに入っておきました。

手術着に着替え、ただ待つ。

その日は、全身麻酔の手術のため、朝から絶食で、何も食べたり飲んだりすることができません。
手術時間が来るまで、テレビを見て時間を過ごしていく。
でも、テレビの内容は何も覚えていません。

手術開始予定時間は11:00。でも、基本は早めに呼ばれることが多く、30分ほど前倒しになるかも、と前日から聞いていました。

そのため、いつ呼ばれるのか、常に不安な状態だったので、気が気じゃなかったんだと思います。

そうしているうちに、家族が来てくれました。
初めての全身麻酔の手術でもあるため、何か起きたら怖いとのことから、来てくれました。
※正直、僕もめちゃ怖かったので、来てくれて超ありがたかったです(笑)

たわいもない話をしている中、看護師さんが一度来る。
「もうそろそろですからね、ご準備お願いします」

もうそろそろか。。。もうなるようになるしかない。。。という感じ。


そしてついに、「時間です、行きましょう」と声掛けされた。
家族も一緒に、手術室へ向かう。


その時は何も麻酔もしてないので、点滴をもちながら、自らの足で手術室へ。
いっそのこと、もうこの時点から麻酔してくれ、という気持ちだった。
手術室は、看護師さんがいないと入れない場所のため、看護師さんに連れられて行きました。

手術室に行くまでの通路・エレベーターは、何か不気味な感じで、手術室は、無機質な雰囲気がしました。


そして、手術室の前へ。
麻酔科の先生と看護師さんが待っていた。

どちらも緊張をほぐしてくれるために、物腰柔らかく話してくれました。
とはいえ、その時の恐怖がぬぐえたわけではないです。
でも、確実に、彼女たちの言葉や優しさに救われた

ここから先は患者のみしか入れないため、ここで母と父とはしばしお別れ。
家族と離れた時に、正直、さらに恐怖感が強くなった、それと同時に、終わった時に彼らが待ってくれていることを考えると、少し安心もした。



手術台に乗せられたときも、生きた心地がしませんでした。

そして、手術室・手術台へ。
天井には、ドラマで見るような大きな照明が2つあり、周りには、パルスメーターなど体のことを把握する様々な機械があった。

そして、酸素マスクを取り付け、点滴を外し、麻酔を入れていく準備を始めた。

すべて、丁寧に端的に、でも優しく、麻酔科の先生が話してくれたので、もう後は任せるのみ、という気持ちになれた。

まず初めに痛み止めを投与。この時はまだ意識はある。
しかし、徐々にお酒で酔ったような感覚になっていった、でも、周りの声は全然聞こえるし、意識も十分ある。

そして、いよいよ麻酔薬の投与が始まった。
恐らく投与から30秒~1分ぐらいで、意識がどんどん遠くなっていった気がする。正直、その先は何も覚えていない。



握手魔だったらしい

起きた時には、もう自分の病室に戻っていた。
一気に、ハっと目覚める感じというより、徐々に意識が戻っていく感じ。
一気に状況を理解する感じでもなく、徐々に目から耳から情報を取り入れていき、今を認識するような感覚。

「ああ、もう手術がおわったのか」
「今、病室にいるのか」
「酸素マスクがついているな」
「不思議と痛みはない、けど口の中が血の味がする」
「母が何かを呼び掛けているのが見える、けど何を言っているかはまだ聞こえない」

というように、一つ一つ、情報を取り入れている感じ。

そして、やっとこさ現状を把握して、母と会話をする。

(母)「大丈夫?」
(僕)「うん、全然何も覚えてないけどね」
(母)「あんた、すごい握手魔やったんよ、先生にも看護師さんにもみんなに、ありがとうございました。って握手ずっとしてたんやで」
(母)「あと、手術が終わった時点で、今、僕、天ざるそばなら食べれます、って先生に言うとったよ(笑)」
(僕)「え、マジで?ほんまなんも覚えてないわ」


多分、麻酔から目覚めていく時間は、誰かとしゃべったり体を動かすことはできるけど、それが無意識状態で行われているんだろう。

手術日の前日に、母と天ざるそばを食べた、手術後は数週間は満足にモノが食べられなくなる状態になるから、自分の好物を食べておこうと。
多分、それがとても印象的に残っていたから、無意識状態の時に言ったんだろうな。

握手魔になったのも、本当に今回、看護師さんから麻酔科の先生・執刀医の先生にお世話になったし、すごくよく面倒を見てくださったので、その感謝を伝えたかった気持ちがあふれたのかな。


家族の大切さを本当に本当に本当に実感しました

今回の手術の経験を通して、本当に家族の大切さを実感しました。

手術日には、父と母、両方が来てくれて、数時間にわたる手術時間中も、ずっと待ってくれていた。
後から聞いたのだが、手術の時間が、当初聞いていた想定の1.5倍ほどの時間がかかったそう。

仮に、自分の家族が手術をするとなって、当初の想定の時間を過ぎても手術が終わらないとなると、とても不安で仕方がないと思う。

そして、病室で意識が回復して、体調が落ち着くまで、病室にいてくれた。
一緒にいてくれることがどれだけ心強かったか、身に染みてわかった瞬間だった。

もし、これが仮に一人で。。。という状況だったらどうなっていただろう、と考えると、心が押しつぶされる気持ちになりそうです。



今回はここまで
次は、手術後の経過について書いてみようかな。
※ちなみに、これを書いているときはほぼ完治しているときなので、Happy Endってことだけは先に書いておきます

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