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憧れのブランドバッグと仕事

30歳になったとき、ずっと憧れだったブランドのバッグを買った。
日々仕事を頑張っている、自分へのご褒美。
そして何より、それを持つと元気が出る。
ちょっとくらい辛いことがあっても、明日も頑張ろうって思えるのだ。

あるとき、飲み会の席で何気なくその話をしたら、意外なことを言われた。

「そうでもしないと頑張れないなんて、その仕事向いているの?そもそもやめたほうがいいんじゃない?」

まあ、もちろん、嫌味だろう。
わたしのことが嫌いな人なんだろう。
うーーんむかつく。
とにかく、むかつく笑
思い出してもむしゃくしゃする笑

わたしは喧嘩はしたくないタイプなので、その場では
「なるほどーそうかもね⭐︎ちょっと考えてみる!アドバイスありがとう!」
と返した。

でも、ずっと引っかかっていた。
そうなんだろうかって。
真に向いてる仕事をしている人は、ブランドバッグなんてなくても、いつも楽しく仕事に向かえるのだろうかって。

うーーん。
なんか違うよなーって、思ってきた。
もちろん、そういう人もいるだろうけど。
自分にとってブランドバッグの意味ってなんなんだろう。

確かに、バッグを買うお金を稼ぐためだけにイヤイヤ仕事をしているのであれば、ほかの仕事を探すのもありかもしれない。

でもわたしは、仕事そのものは好きなのだ。
これでも、夢や目標を達成するために、毎日頑張っているつもりだ。
でも、それを達成するためには、いつも順調とは限らない。
どうしても行き詰まってしまって、仕事に行きたくなってしまうことだってある。
それを少しでも楽しく乗り越えられるものとして、ブランドバッグに手伝ってもらったって全然いいんじゃないのかなぁ。

ていうか必要じゃん。
自分で機嫌とってんだよ、誰にも迷惑かけてねーんだよ。

…と思うのだ。

ブランドバッグ。
推しの舞台。
楽しい週末。
日曜日の夜に見ると明日の憂鬱が少し吹き飛ぶ半沢直樹。

確かに、どれも目的を達成するのには直接関係ない。
でも自分の機嫌をとりながら、少しでも楽しく目標を達成できるなら、それに越したことはないじゃない。
それがあるとさらに頑張れるから全然いいじゃん。

どうしても行き詰まった時、逃れる場所がある人は強い、とも思う。
それがたとえ、ブランドバッグであっても。

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