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真っ暗にしてムスメを寝かしつけていたワケ

高校時代の生物の先生は、中年の男性でした。

ゲイだったのかなと思います。

女子生徒には関心がないのか、2年間教わりましたが、女子が指名されたことは一度もなく・・・。

でもそれに対して、女子から不平不満はなく、女子はみんなのんびり授業を受けていました。

先生は、男子が、その中でも、小柄で素直、そして頭のいい男子が好きだったように記憶しています。

いつもそういう生徒を指名し、時には、参考書をプレゼント(!)なんてこともしていました。

この先生、同じカッターシャツを1週間続けて着ていました。週初めには真っ白できれいなシャツも週末には薄汚れいきます。袖口は汚れたところを毎日折り返しすから、短くなっていくし・・・。

で、翌週はまた新しいシャツでスタート。私たちは、「汚れたシャツは捨てるのかなあ」なんて、余計な心配をしていました。

そんな先生でしたが、授業はめちゃくちゃおもしろく、教え方もわかりやすかったので、みんな一目置いていました。

受験のためだけの生物ではないけど、受験にもしっかり対応している。そんな授業でした。

授業中に話が教科書から離れることがあっても、世間話というのではなく、学問的な話で、それがまたおもしろいのです。知的好奇心を掘り起こしてくれるような内容と言ったらいいでしょうか。先生は現役の研究者でもあったのです。

ひいきにされていた男子たちも、困ったなあという感じにはしていましたが、恐縮しつつ(??)参考書を受け取っていました。

参考書は授業中みんなの前で渡されるので、授業が終わったあとには「先生はどんな参考書を買ってきてくれたの?」という感じで、人だかりができていました。

多くの生徒が、先生が薦める参考書は、役に立つし、おもしろいものに違いないと思っていたのです。

それくらいに、学習の面では信頼されていました。

そんな先生が授業中言ったことはけっこう頭に残っていて、のちのちの私の生活に影響を与えたりしています。

その中の一つに「子どもが小さいときには真っ暗にして寝せた方がいい。太陽の光は成長ホルモンを作るが、電灯の光は成熟ホルモンを作る。」というのがありました。

(あくまでも私の記憶でして、正確かどうか責任は負いませんよ^^)

教えを受けて10数年後、子どもが生まれたときには、なぜかこのことを思いだし、子どもを寝せるときには、必ず電気を全部消すようにしていました。

あと、タマネギ(できたら生のタマネギ)は脳にいい、ということばも心に残っていて、タマネギを見ると、脳にいいのよねと思ってしまいます。

M先生!交流はほとんどありませんでしたが、生物の授業大好きで、楽しみにしていました!

先生の教え、私の暮らしにものすごく大きな影響を与えています^^

あの時、特にひいきされていたO君たち(偶然、同じ名字でした)、元気かなあ。

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