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転職先でのあるある「学問のすすめ」
この記事は以下のような方に参考になるかと思います。
・転職し新しい会社で働き始めたばかりの方
・パートナーの家事の仕方に不満を感じている方
・他人に対して不満を感じることが多い方
この記事は
1冊の書籍を読んだ感想とともに、その内容へ自分を当てはめ、考え、行動した記録を書いています。
この記事を書いたのはこんな人
・30代ワーママ
・2022年頃から読書をはじめる
興味がわいたビジネス本を読んで実践してみたことを「ビジネス本やってみた」として本ブログに書いています。
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転職先でのあるある「学問のすすめ」
今回の本
自分の働き
冒頭、福澤諭吉の理屈に私はとても納得していた。
【愚かな民の上には厳しい政府がある】
これは政府が厳しいというより、民が愚かであることから自ら招いたわざわいである。 (中略)
愚かな民の上に厳しい政府があるとするならば、よい民の上にはよい政府がある、という理屈になる。 いまこの日本においても、
このレベルの人民があるから、このレベルの政府があるのだ。
(なんと!)
(政府のレベルは私たちのレベル!)
もしも、国民の徳の水準が落ちて、より無学になることがあったら、政府の法律もいっそう厳重になるだろう。
もし反対に、国民がみな学問を志して物事の筋道を知って、文明を身につけるようになれば、法律もまた寛容になっていくだろう。
法律が厳しかったり寛容だったりするのは、ただ国民に徳があるかないかによって変わってくるものなのである。
確かにそのとおり。
国じゃなくて学校でも同じように考えられる。
生徒が不勉強だったり校内でたばこを吸ったりすれば、校則は厳しくなる。教師の労力は校則指導や校内巡回に注がれ、
本来その労力が使われるべき先(学力向上や教育活動)には届かなくなる。
(学校のレベルは上がらない・・・か)
そういえば。
自分の高校時代を思い出す。
私の地元で一番に頭のいい高校は、校則がとてもゆるかった。
(残念ながら私はその高校の生徒ではない)
あれはつまりそういうことなんだろう。
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大事なことは、人として当然の感情に基づいて、自分の行動を正しくし、熱心に勉強し、広く知識を得て、それぞれの社会的役割にふさわしい知識や人間性を備えることだ。
そうすれば、政府は政治をしやすくなり、国民は苦しむことがなくなり、お互いに責任を果たすことができる。 そうやってこの国の平和と安定を守ることが大切なのだ。
私がすすめている学問というものも、ひたすらこれを目的としている。
「お互いに責任を果たす」が印象に残った。
(あれ?)
(私にも責任がある?)
政府や国がこの社会をよくしようと働く責任は当然あるだろう。
以上終了、社会のことはどうぞよろしくお願いします、じゃないのか。
私にも社会に対して果たすべき責任があるのか。
「このレベルの人民があるから、このレベルの政府がある」
これに大変納得していたけれど、つまりそういうことだ。
はじめて実感した。
自分の働きもまた、この社会を造っているんだ。
お互いに責任を果たす
自分はまったく関係がないと思っていたことに、
まさか自分は関係していた。
自分にも責任があった。
テレビやネットのニュースをみていつも思っていたこと。
(政治家はいつも批判されやすいなぁ)
でも批判する側は立派に自身の責任を果たしているのだろうか。
(うっ・・・)
そう考えるようになってから、相手が政治家以外でも同じことを考えるようになった。
他人に対して不満を感じるとき、
自分は自分の責任を果たせているのか。
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心と働きのバランスをとれ
福澤諭吉が教えてくれる。
【心と働きのバランスをとれ】
議論と実行とは、少しも齟齬しないよう、間違いなくバランスを取らなければいけないのだ。
(心と働き・・・)
本書では分かりやすく、
心が足りない場合(「心」<「働き」)と
働きが足りない場合(「心」>「働き」) に
分けて説明してくれる。
私がひびいたのは働きが足りない場合だ。
【働きがともなわない弊害】
心だけが高尚遠大で、実際の動きがないというのも、たいへん不都合なものである。
心が高いところにあって働きが乏しい者は、常に不平を持たざるをえない。 (中略)
自分にできるような仕事はすべてみな自分の心の基準に満たないものなので、その仕事に就くのは好まない。
かといって、自分の理想にかなうような仕事に当たるには、実力が足りない。
(これほんとに150年前の本?)
はっと気づく。
「心が高いところにあって働きが乏しい者」「不平を持つ」
これは今の自分だ。
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転職でこの春から新しい会社で働く私。
実は私は5年前にも転職をしている。
5年前も今も、新しい環境で思うこと。
なぜこの会社はこんな(やりにくい)方法をとっているのか
転職を機に「仕事とは」「自分のキャリアとは」なんかを
じっくりを考えたばかりの自分。
「心」はスーパー高尚モードである。
しかし当然、入社したばかりで「働き」はともなっていない。
だから福澤がいうとおり、不平が積っていた。
なぜこの会社はこんな(やりにくい)方法をとっているのか
これはおかしい
絶対に変えたほうがいい
5年前はこれをそのまま目の前の先輩へ投げかけ、 先輩の表情を何度も曇らせたことを思い出した。
(げっ)
先輩:
ここはこうしてね
私:
これってそもそもここを変えたらやらなくてもよくないですか?
先輩:
だから・・・
先輩:
・・・
私:
・・・(あ、やば)・・・
(やめなさい 汗)
私の経験や感じる違和感は新しい会社で役にたつかもしれない。
だからここでいう「心」は一旦そのままとして、
早く「働き」をしないといけない。
早く新しい仕事を覚える
感じた改善点に自ら取り組む
自分もその仕事をやってみる
(そうだ、そうだ)
転職の時に読んだどこかの本に書いてあった。
入社して3ヵ月間は指摘や批判はせずに様子をみること
(入社早々イキって批判しまくってはダメ)←当然!
私と同じ失敗をする人が多いのだろう。
「やってもいないことをご立派な精神で切る」
(勘弁してくれー)
これは転職の新しい会社あるあるなんだ。
改めて思う。
他人や転職先に対して不満を感じるとき、
じゃあ自分は自分の責任を果たせているのかと考える。
これは「心」に「働き」をともなわせることだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1721075545317-FpNkXuTEI1.png?width=1200)
家庭内でもバランス
心と働きのバランスをとることは家庭内でも重要だ。
夫の家事について不満を感じる妻は多い。
私もそうだった。
夫の洗濯物の干し方が気に入らない。
そうじゃない
もっと広げて干さないと
それはハンガー使ってよ
夫が洗濯物を干す横から口を出してしまう。
そのとき、夫から言われた
夫:
ちょっと待って、
洗濯物は頻度や経験からも〇〇がプロ、俺は素人だよね?
素人が急にプロにはなれないよ。
俺の仕事を〇〇ができないように、
俺は洗濯物をプロ並みにはできない。
プロレベルを求めないでよ。
(くっ・・・)
おっしゃる通り。
どこまでのレベルを求めてんだ自分は。
自分がやってんじゃないんだから。
心と働きのバランスをとる
福澤が言っている。
どれもみな、他人と自分とを比較する基準を誤っているのだ。
自分の高尚な考えを基準にして、これを他人の動きと照らし合わせる。
自分勝手な理想を基準にしている。
これだ。
自分勝手な理想 × 相手の行動
そしてイラつく。
このまま私が不満を言い続ければそのうち言われるだろう。
だったら自分でやって と。
(それは避けたい)
「心」と「働き」のバランスをとるのだ。
夫がしてくれる家事をみるとき、自分の理想を基準にしてはいけない。
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「夫の家事に期待しすぎない」
既に至っている境地だと思っていたけれど(笑)、
また別の角度から納得できたエピソードでした。
仕事でも家庭でもあるあるなコレ、
勝手に高い理想ばかり持って、
相手の立場で行動してもいないくせに偉そうに
最近読書にハマっている私は、
学びが多い反面、「心>働き」になりやすく、
このあるあるに頻繁に陥ります・・・苦笑
みなさまはどうでしょうか?
誰かに、何かに、イラついたとき
一度このあるあるを疑ってみるといいかもしれません。
私ではなく、福澤諭吉がそう言っていました。
今週の記事はここまでです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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ちらっと覗いていただけたら嬉しいです。
ではっ
今回の本
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