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楽しい!の正体「斎藤孝の速読塾」

この記事は 私が書籍「齋藤孝の速読塾」を読んで、どこに心打たれ、何を行動したのかを具体的なエピソードで書いています。

この記事は以下のような方に参考になるかと思います。
・「要約力」ときいて「げぇ」と思う方(コレ私)
・共感できるかどうかで読む本をチョイスする方(これも私)
・パートナーとよく喧嘩してしまう方

楽しい!の正体「斎藤孝の速読塾」


今回の本

何をどこまでめざせばいいのか

本書では冒頭第1講に読書の目的がかかれている。
この第1講に胸をうたれまくった私

読書が習慣になって約2年がたつ。
ブログでも度々書いているとおり、本から新しい考え方やものの見方を知ることが楽しい。
以前ブログ記事にも載せた「感情ノート」
毎日の嬉しい!楽しい!わくわくする!という感情を1ヵ月間、振り返りながらメモしたものだ。

これを見ると読書を楽しんでいる自分の様子がうかがえる。

読書、知的好奇心・・・
そういえば、感情ノートを書いている時に何度か思った。

(何がどう楽しいのかうまく表現できん)

いつも「知的好奇心が満たされる」としか書けん・・・
自分は読書のいったい何が楽しいのか、いまいち言語化できないでいた。
そんな時、本書を読み、その答えに出会った。
私が表現したかった、私が感じていた「読書の楽しさ」が見事に言語化されていた。

第1講義_ 何をどこまでめざせばいいのか
→理解力をレベルAまで高める

(レベルA?)

レベルAとは
理解力をABCの3段階でレベル分けしたもので、Aが最も高い理解の状態をいう。
(Aを強調するため、下から紹介します)

■レベルC
本を読んでもすぐに忘れてしまう、知識として使えない
■レベルB
いちおう本の内容把握はでき、「要約力」はある
■レベルA
新たな価値を付与してオリジナルなアイデアや提案、見方が出せる

Aを別の言い方にすると、
本から得た概念を駆使して気づきのあるコニュニケーションができること

(こ、これだ!)

私の「楽しい」の正体はこれだ!

本から得た概念を駆使して、

  • ブログを書き、自分なりの新しい発見があること

  • ブログで自分のエピソードを語り、人から意見や共感がもらえること

  • スマホ読書アプリ内で繋がった人たちと意見交換すること

  • 元上司と読書感想文を共有し合うこと

今思えば、「読書」を楽しんでいるのに、「読書」自体についての本は読んだことがなかったな・・・

どういうことで自分は楽しいと感じるのかが分かると、今後の方向性を決めることができる。
クリエイター活動の大きなヒントになる

以前に読んだ「稼ぎ方2.0」という書籍に書かれていた「感情ノート」を作る目的だ。

(なるほど)

ブログや今の活動の方向性、徐々に見えてきたなー!

ただ書いていただけではたどり着けなかった感情ノートのゴールに、別の本を使ってたどり着くことができた。



読書を楽しむためには

自分の楽しさの正体が分かった今、より楽しむための方法があれば知りたい。
その答えも本書から知ることができる。
著者は次のように言っていた

本から得た概念を駆使してコニュニケーションするために必要なこと

視点移動しながら読む
素直さをもつ
アウトプットする

私が特にひびいたのは「素直さをもつ」だ。

先入観や凝り固まった自分の考えに固執しないのが知性です

(ち、知性とな!)

つまり、自分の望む節回しの本ばかり読んではだめだということ。

「ありのままのあなたでいいですよ。そのような考え方で生きてきてよかったですね。あなたの思っている通りです。」
という本は自分の主観を再確認するためだけの、たんなる“慰撫”の本です。

(たんなる慰撫!)

なんだか耳が痛い
(そしてはじめて聞いた慰撫(いぶ)・・・)

知性とは、視点移動できる素直さです。

(うわー)

そうだよね。
知性って確かにそういうことだよね。

この時ふと、少し前に読んだ「失敗の科学」という本を思い出した。
あそこにも同じようなことばがあった気がする。
印象に残っていて、ノートにもメモしていた。

哲学者カール・ポパーのことば

真の無知とは、知識の欠如ではない。学習の拒絶である。



タフになる

慰撫の本だけを読んでいたっていいじゃんか~
共感できる話だけ読んでいても十分楽しいぜ~

そんなことを思ってしまったとき、著者が言うWHY(なぜレベルAまでの理解力を目的とするのか)を読み、とても納得した。

闘争や戦争、憎しみは、みな「理解がたりない」あるいは「理解することを拒否している」ところに生まれてきます。

(たしかに・・・)

読書を始める前の私、自分の考えオンリーだった頃は、なんだかよく夫と喧嘩していた。こどもが小さく、子育てのストレスが多い時期だったこともあるだろうが、本当によく喧嘩した。笑

でも、読書を始めてから、家族や仕事で「この人意味分からないぃ!」と感情が大きくぶれることが減った。
なんだか対人関係のストレスが減ったような気がする。

(これにはこの本が役にたつのではないかと思います!→「やったら効果が高かった行動ランキング_8位:相手のいいとこどりをする」


本をたくさん読む人の方がタフ

著者の言う通りだ。
日々のストレスや他人へのネガティブな感情は理解力が足りないから生まれるのだ。

(ふかいわぁ)

速読の本からすごいところに行きついた。笑



キラーワード

本書で登場した理解力のレベルB

いちおう本の内容把握はでき、「要約力」はある状態

(げっ)

「要約力」というワードに反応する私。

実は私は要約がスーパー苦手なのだ。
「それを一言でいうと?」なんて聞かれたら汗がとまらなくなる。
聞かれたくない問いナンバーワンかも。
私にとって恐ろしいワード 「要約力」

だからズバッと一言で言える人、表現できる人をとても尊敬する。
ちょうど先日、この要約力を目撃した出来事があった


目撃した要約力

(※この記事は私が自身のブログに2024年3月11日に書いたものです)

転職活動をし、
ついに転職先が決まった
入社日も決まり、今の会社に退職の申出をした先月。
所属する部内や関係各所へその事実が徐々に共有され、親しい人から声をかけていただいた。
話す方々から残念だというコメントとともに、転職先について質問される。

  • 次の会社はどんな会社なの?

  • 次はどんな仕事をするの?同じ職種?

  • 役職は上がるの?

  • 給与は上がるの?・・・

そんななかで数か月前から読書を共通点としてよく話をするようになった
同僚のOさんとランチに行ったときのことだった。
ランチの場で退職を伝えた。
驚きつつも「やっぱりですね」「そうなると思ってました」というOさん。

「聞いてもいいですか?」
次の会社への質問だった。

「今回、捨てたもの・あきらめたことはありますか?」

すばらしい聞き方!
びっくりして一瞬とまってしまった。

要約力だ

そう思った。

後日Oさんに、あの時Oさんの要約力に驚いたことを伝えた。
謙遜しながらOさんは言った。
「私の聞き方はネガティブな聞き方だからダメなんです。
阿川佐和子みたいにポジティブな聞き方でズバッと言えないと」

この日、私は阿川佐和子の「聞く力」をポチリました


やってみること

本書を読み、今回やってみることは以下のとおりです

  • 読みたいと思った本を全部、即ポチする

  • 3色ボールペンを使ってみる

  • 起承転結を意識し、転に着目して読む

どれも著者が本書のなかでおすすめするものです。
気になった方はぜひ「斎藤孝の速読塾」をお読みくだいませ~

(字も大きくて簡単に読めますぞ)

ちなみに最近私が即ポチした本はこちら

  • 聞く力ー心をひらく35のヒント_阿川 佐和子

  • 超訳 自省録(エセンシャル版)

  • こくごであそぼ_齋藤孝

  • 勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!

読み終えたらまたブログで紹介します~

今週は以上です。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。
また来週もお会いします。
ではっ


今回の本

【この記事を書いたのはこんな人】
興味がわいたビジネス本を読んで実践してみたことを
「kakizoeblog_ビジネス本やってみた」としてブログに書いています。
詳しいプロフィールはコチラ
(私のブログです。恐れ入りますがnoteではないです)

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