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Let's Readの調理法その3~ジグソーリーディングの手法を添えて2回目~

令和5年度後学期もジグソーリーディングの手法を用いて、眠くなりがちな英語の長文読解の授業を行いました。令和5年度はこんな感じでやってみました。読んだ教材はNew Horizon English Course 3のLet’s Read 3 A Graduation from Steve Jobsという読み物です。

1.Pre Reading

まずはプレゼンを用いて生徒の背景知識を活性化させます。生徒はi Phoneは知っているので、いろいろなことを話してくれます。そして今回の目標はSteve Jobsのスピーチを聞いて、自分の心に刺さった一文を抜き出し、それについて語ることとしました。生徒に評価基準(ABC評価はこういう感じでするよということ)も伝えます。

2.Individual Reading

まずは一人で読みます。その際に簡単なT or Fを与えて、目標をもって読むようにします。これで概要をつかませます。

3.Jigsaw Reading

ここでいつものジグソーリーディングです。詳しくはこちらから。

この授業を何人かの先生が見てくれたのですが、他の授業では眠そうにしている生徒が一生懸命読み取ろうとしている姿を見て感心していました。やはり、「責任」が与えられているということが大事なのだと思います。

4.Post Reading

今回の新しい取り組みは、kahootを使ってAIで問題を作ってもらい、ペアで解く活動を行いました。詳しくはこちらからどうぞ。

ここでようやく全文訳を渡します。生徒は自分たちが訳したものが正しかったかどうか確認したいのでじっくり読みます。

この後、生徒は自分の興味関心によって、以下のような学習を選択します。自分で選択した学習なのでしっかり取り組みます。
(1)自分が担当した部分以外をしっかり日本語訳できるかどうか、日本語訳に取り組む
(2)本物のスピーチ動画を見る。
(3)さらに高度なT or F, Q and Aに取り組む。
(4)先ほど行ったkahootにもう一度取り組む。

(2)のスピーチ動画は日本語字幕版があったので生徒のタブレットで見ることができるようにしておきました。教科書は語彙の制限もあるので、簡略版のスピーチ原稿なのですが、本物はかなり難しい英文を使っています。しかし、一流のスピーチはやはり「間」「口調」「ジェスチャー」など訴えかけるものがあります。半数以上の生徒がスピーチ動画を見て、うなずきながら見入っていました。「本物」に触れることって大切だなあと感じた瞬間です。

5.Out Put

さて、最終目標のエッセイライティングです。スティーブジョブズのスピーチで心に刺さった英文とその感想を書きます。

まず、ペアでどの部分が心に刺さったかsharingします。人によって全く違うので面白そうです。そして、エッセイを書きます。エッセイの書き方やよく使われる表現は教えます。

読んだものは、話すための、書くための材料にするということはすごく大事なことだと思います。




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