Languagingと英語教育

英語教育Radioをやっています。

地区で先生方と英語教育について語り合い、その様子をYouTubeにUpして、会員の先生方に聞いてもらうという取り組みですが、何より私自身がinspireされます。その中でlanguagingという考えを伺い、何だろうと思い調べてまとめてみました。

1.Languagingとは?

このLanguagingという言葉は、Output仮説を提唱したことで知られるSwain (2006)などにより第二言語習得・教育の枠組みの中で使われ始めたそうです。言葉はどのように使われるかというと、自分の考えや気持ち、情報などを伝えるために使うのが普通です。しかし、言葉は自分の考える道具としても使われます。この考え方をLanguagingというわけです。

2.どんな役割をLanguagingは果たす?

英語学習の場面でいうと、個人やペア・グループで話し合いながら英作文を訂正していく作業をするときに、語彙や文法についてお互いの知識をもとに訂正しますが、これがlanguagingです。様々な研究によると、languagingを行うことにより、より深い文法の理解につながるということが分かってきました。

3.実際の授業にどう生かす?

実際の英語学習では、英語でエッセイを書いた後、個人やペア・グループで文法的に作文があっているかどうかを日本語で確認し合うことができるでしょう。振り返りで、この話し合いで学んだこと・気づいたことを書かせることで、より深い文法の理解につながり、「文法が使える」状態まで高めることができると考えられます。

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