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12月14日(水) 晴れ

アメリカ人Jさんからレッスンをやめなければいけないという旨の連絡が来る。
 新しい会社を創り、そのことで日本語の勉強まで手が回らなくなってしまったそうだ。ほとんどの生徒は何も言わずにやめてしまうので、少し驚く。Jさんは、毎週三回もレッスンをとってくれていて、いつも質問がとても独創的だったのでわたしも楽しんでいた。たとえば、漢字「合」の真ん中の「ー」はどういう意味かとか、「曖昧」と「暗黙」という言葉の関係についてとか、カリフォルニアロールについてどう思うかとか、答えるのが難しいけれど考えるのが楽しい質問ばかりだった。その時間がなくなるのは、正直寂しい。
 わたしのしているオンラインレッスンはチケット制で、長く続けてくれている生徒もいれば数回で終わってしまう生徒もいる。新しい生徒が増えたり減ったり、常に変わっている面々だから、一喜一憂はしていられないのだけど、予約が途絶えてしまった生徒がいると「はあ。」とため息をついてしまう。だけどその分、長く続けてくれている生徒にはなるべく毎回楽しんでもらえるように工夫していきたいなと思う。

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