【大槌町地域おこし協力隊活動報告】2024年1月活動記録
こんにちは!2度目となりますが、新年明けましておめでとうございます。
今年は暖冬とのことですが、相変わらず寒いですね。
足の調子も良くなり、やっと2024年のエンジンがかかり始めた俵です。
それでは1月の活動報告をご覧ください。
解体!(国産ジビエ認証に向けた心構え)
今月の解体は、来るべき2月8日の国産ジビエ認証現地審査に向けて、緊張感を持って解体を行いました。
国産ジビエ認証とは、
というものです。
国産ジビエ認証を取得したジビエ処理施設は全国700施設以上あるジビエ処理施設の内、R6年1月現在では35施設しかありません。
MOMIJIも今年度中の認証取得を目指しており、現地審査では搬入〜内臓摘出までの解体手順が衛生的かどうかを含めた審査があります。
そのため、昨年9月に開催された「ジビエプロセミナー」での指導を思い出しながら、日々の解体を行っています。
これは審査の時だけではないのですが、正しい衛生的な解体手順として私が気をつけていることを書き表します。
1 清浄の右手と不浄の左手
解体において右手と左手の役割を明確にすることが大事です。
左手は不浄の手と考え、剥皮後の肉に絶対に触れないように気をつけます。そして清浄なる右手にあるナイフは毛皮に触れて一度でも毛皮から離れたら、すぐに洗浄・熱湯殺菌(85度以上の熱湯に3秒以上)をします。
もちろん右手も剥皮後の肉には触れてはいけません。
個体には極力触れず解体を進めることが大事ですね。
2 繊細に、そして大胆に
上述した、常に無菌状態での解体を行うためには、とても気を配って慎重に解体を進める必要があります。しかし、丁寧に解体を進めても時間がかかってしまうと内臓摘出までに時間がかかり、お肉が気温の高いところに放置されますので、それはそれで衛生的ではありません。また、お肉自体の質も悪くなりますので、MOMIJIが売りにしているクセや臭みのない鹿肉というものも提供することができなくなります。
そのため、上述した解体手順を行いながら早められる作業は極力早める、ナイフの動かすスピードも衛生さが破綻しない程度に早く動かします。
3 自分の個性を知る
「個性は心に宿らず、身体にこそ宿る。」そんな旨を述べた某学者様がいましたが、私もそう思います。
体の構造は一人一人違っています。
柔軟さや骨格などの個性が解体手順においても違いとして出てくるはずです。
ナイフを握る右手だけではなく、解体個体との距離、体の向き、足の位置、そしてそれにつながるリズム、そういったものまで自分にフィットする手順を探り、体に馴染ませることが、早く・美しい解体につながっていきます。
長々と書きましたがとりあえず来月頑張りたいと思います!!!
1月24日:大槌学園学校給食@大槌学園
大槌町の小中学校の給食でなんと!MOMIJIの鹿肉が提供されました!!
とても嬉しい取り組みですね!
鹿肉を小さい頃から食すことによって、偏見や嫌なイメージを持たないでもらえると大変嬉しいです。
当日私も兼澤社長に同行して、大槌学園へと赴きました。
その中で「今まで食べたカレーの中で一番美味しい!」と言ってくれる生徒もいて、とても嬉しかったです。
子供達の笑顔をみるともっと美味しく食べてもらうために頑張ろう!とそういう気持ちになりました。
1月29日:罠の修理@MOMIJI
MOMIJIで管理している罠ですが、一年間通して使うと修繕の必要が出てきます。
鹿も命がかかっているわけで、硬い金物のパーツでもひん曲げて破損させてしまうこともあります。中には自分の足を千切ってもなお逃げていく鹿もいるみたいです。
そういうわけで今年破損してしまった罠を一日かけて修理することにしました。
今回協力してくれたメンバーはおおつち百年之業協同組合のお二人です。
普段は新山で畜産業に従事しているお二人ですが、今年度から閑散期にはMOMIJIの業務を手伝ってくれています。
お二人は普段外での業務が多いためか、このような作業だと特に、私なんかよりも何倍も手が早くすごく頼もしいです。力も強く、罠設置の業務もあっという間に完了するので2人の動きを今後も参考にしていこうと思います。
個人の活動
釣り
元日早々と寝込んでしまった私でしたが三が日最終日になんとかお楽しみイベントに参加できました。
初めてアイナメとソイを釣ることができました。
もうすぐ渓流釣りも解禁となるため、釣りモードに頭を切り替えていきたいですね!
最後に
年度末となりバタバタとしますが体調に気をつけて頑張りたいです!
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