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劣化した民主主義

本日は成田さんの22世紀の民主主義より。

劣化した民主主義、です。

ご存じの通り、この20年もの間、日本は労働賃金が上がることなく、成長がストップしたままです。

その間、大きく躍進したのが専制主義と、資本主義の両輪で国家運営をしている中国などです。コロナ対策などでもその対応の差が話題になりましたよね。

一方日本は資本主義と、民主主義の両輪で回っている国です。格差を生む資本主義と、平等を保つ民主主義。本来これらは相反するもので、この2つを同時にやるとなると、矛盾が生じてしまうんですね。

しかし成田さんは、この仕組みが悪とは言っておられません。強いものが勝つ資本主義で、民主主義は"分配"の役割を果たし、それでバランスを保てるのも事実。

ではなぜ、今日本はこんなに閉塞感に溢れた国になってしまったのか?

その原因は"劣化した民主主義"にあるのだそうです。そして民主主義を劣化させたものは"SNS"なのだと。

全ての人が発信者となれたSNSは、同時に多くの人に容易に意見を拡散できる装置になっています。人気者、影響力を持ったインフルエンサーになってしまえば、その主張の背景や事実など関係なく、多くの人を動かすことができるんですね。これをポピュリズムと呼ぶのだとか。

これはヒトラーを生んだ時代のドイツに酷似しているそうです。

ポピュリズムによって、あの国の製品は買うな、などの不買運動を生み、経済をシュリンクさせているのだとか。

本来分配の役割を果たすべき民主主義が、逆に格差を助長したり、自ら経済を縮小させる装置になってしまっていると。それが劣化した民主主義、なのだそうです。

ではどうすればこの劣化を修復できるのか?

続きは明日の投稿で。



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