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コーヒー豆3大原種 〜リベリカ種編〜

はじめに

今回はリベリカ種について紹介していきたいと思います!

アラビカ種・ロブスタ種の記事はこちら↓

リベリカ種は今まで紹介してきたアラビカ種・ロブスタ種と比べるとあまり馴染みのない品種かもしれません、、、
(アラビカ種・ロブスタ種がコーヒー豆2大品種と言われています)

実はリベリカ種の流通量はとても少なく、生産量は全体の1%以下らしいです!主にヨーロッパで消費されており、日本ではあまり見られない品種となっています😢

しかし、リベリカ種はアラビカ種・ロブスタ種と並ぶコーヒー豆3大原種の1つだと言われています。いったいどのような特徴があるのでしょうか??


歴史

(※諸説あります)

リベリカ種の原産国はアフリカ西海岸にあるリベリアで、1870年頃に発見されたそうです。

発見された当初、リベリカ種は雨の多い低地での栽培に適していることで注目され、インドネシアのジャワ島で栽培が広がりました。

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そしてさび病(前回の記事でも出てきましたね!)が最初に蔓延した19世紀末頃、アラビカ種の代わりとして東南アジアの各地でも栽培されるようになりました。

しかしその後、実はあまり病気に強くないことがわかり、また次の項目で説明するような欠点があることからリベリカ種の栽培は縮小していきました。

現在はフィリピンやマレーシアなどで生産されています。


品種

コーヒー豆の形はひし形で、アラビカ種・ロブスタ種より大きめです!
また、リベリカ種のコーヒーノキは平地でも栽培することができます!

しかし
・コーヒーチェリーが成熟するまでの期間が長い
・大木であるため収穫するのが大変
・コーヒー豆の大きさがバラバラ
などの理由から生産量は非常に少なくなっています、、、

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あまり流通していないリベリカ種ですが、フィリピンではバラココーヒー、マレーシアではエレファントコーヒーと呼ばれるリベリカ種のコーヒーが有名です!


リベリカ種の味はパンチのある苦味が特徴的だそうです。風味の点ではアラビカ種・ロブスタ種に劣るようですが、濃い味のコーヒーが好きな人には向いていそうですね👍

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先ほど出てきたバラココーヒーの「バラコ」は「強い」という意味で、その名の通りコクや苦味などが強いそうです。
一方エレファントコーヒーにはスパイシーさがあり、しっかりとした苦味の後に甘味を感じることもあるようです。

リベリカ種のコーヒーは、日本ではほとんど飲める機会がなさそうですが、見かけたらぜひ飲んでみたいですね!!


最後に

今回でコーヒー豆3大原種の紹介は終わりますが、コーヒーにはこれら以外にもたくさんの品種が存在します。
気になった方はぜひ調べてみてください!

次回以降もコーヒーや科学に関する様々なことを記事にしていくので、読んでいただけると嬉しいです!!

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参考文献


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