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サーキュラーエコノミー実践、おもしろすぎるので100冊仕入れて著者呼びますね

環境問題について日々、価値観が変わってきている今日この頃。ジモコロやGyoppy!の取材で一次産業の現場から見えてくる「生態系って偉大だな〜」の感想は、年々具体的な行動に置き換わってきています。

SDG`s、エシカル、サスティナブル…新たな言葉(概念)が増えているものの、どれも社会にとって大事なことはわかるけれども、自分の目の前にある暮らしと紐付ける難しさに苦慮しているのも事実。

単純に、手間がかかる。お金がかかる。そもそも旅の時間が長すぎて、最低限の暮らしが崩壊しているのも大きな理由かもしれません。それでも取材をして、自分の実生活に落とし込むことで誠実さが養われるし、あらゆる現実に立ち向かう会社として、スルーし続けるわけにもいきません。これはこれでプレッシャーと呪いにも似た思い込みにやられるので、やれる範囲で小さく身につけることが大前提かなぁ、と。

そんな矢先に出会ったこちらのお方…

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2021年6月に学芸出版から発売された『サーキュラーエコノミー実践』の著者である安居昭博さんです。

長野でとある縁からつながって、一度食事をしたんですが、オランダのアムステルダムに5年住んでいた間のリサーチと実践の話がとてつもなくおもしろい。

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アムステルダム市は、2015年時点で「2050年までにサーキュラーエコノミーに完全移行します!」と宣言し、先進的な取り組みを数多く実践してきた土地。日本とオランダの歴史や風土、地政学的な観点で捉えた話は好奇心を強く刺激してきますし、なにより明るく楽しくポジティブな姿勢で話してくれる安居さんの人間に惚れ込みました。

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僕なりの解釈では、SDG`sは国連が定めたトップダウン型の旗印です。自然環境だけでなく、貧困やジェンダーなど、地球上で暮らす人々すべての課題解決を積極的に進めていこうよ!って感じ。

一方、サーキュラーエコノミーは「暮らし」「経済」「自然」の3つの要素を最初から掛け合わせて、楽しく、面白く、事業を展開しようぜ!っていう、いわばボトムアップ型の発想なんじゃないかと捉えています。

そしてこのサーキュラーエコノミー的な考え方は、古くは日本の江戸時代然り、近代の長野県内においても実践されてきているはず。つまり、日本の島国にはサーキュラーエコノミーの素養が元々あるし、なんならとっくのとうに実践している農家さんや企業もあるんじゃないでしょうか。

安居さんの人間性、そしてサーキュラーエコノミーの考え方、自分がこれから暮らす長野の自然豊かな環境での実践…。この3つがある種のサイクル的にハマりそうな予感がしています。いや、むしろハマるために「もっと知りたい、もっと教えて安居さん〜!そしてより多くの人にこの本を読んでほしい〜!」と前のめりになった結果……

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シンカイで100冊仕入れました!

そして利益度外視の2000円ポッキリ販売をしています!(許可済)

Amazonで買えば2640円(税込み)ですが、学生がこの価格の本を買うには少しハードルが高い。もちろん値段以上の価値がある本ですが、シンカイに訪れる学生が1000円札2枚握りしめて買ってくれたら嬉しいな…という気持ちと共に、本屋ではないシンカイが気合の100冊仕入れをちゃんと対応するためには覚悟が必要。利益を還元し、知識を共有したいと思います。

もちろん送料もかかりますが、ほかの商品とあわせ技で買ってもらえると嬉しいです。ほかにもサーキュラーエコノミー関連の商品の取り扱いを増やしているのでぜひに!!


著者・安居さんを呼んでシンカイで出版イベントをやります

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10月15日(金)@シンカイで安居さんと一緒に「サーキュラーエコノミーってなんぞや?」「長野とサーキュラーエコノミーの関係性って?」「柿次郎が今後仕掛けるサーキュラーエコノミープロジェクトの発表!」などなど、ざっくばらんにリアルイベントを行いたいと思います。

詳細は追って!とりあえず予定入れといてください。15名限定でこじんまりとやるため、「絶対参加したい!」って人は柿次郎 or 藤原くんまでご連絡ください。

ゼンブ、ツナガッテルズ。


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徳谷 柿次郎
1982年生まれ。全国47都道府県のローカル領域を編集している株式会社Huuuuの代表取締役。「ジモコロ」編集長、「Gyoppy!」監修、「Dooo」司会とかやってます。わからないことに編集で立ち向かうぞ!