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歩けるところまで、歩いていこう

今日は、私と弟嫁のお祝いをしてくれるというので、家族が実家に集合しました。
きっとこれが最後!と言いながら、あれから頻繁にみんなが集まる不思議。
そんなものかもしれませんね。

なんのお祝いかというと、私が昨年してもらいそびれたお祝いです。
弟嫁は今年、そういう年齢になりました。

まぁ、いいじゃないですか、細かいことは。

***

下の弟からはmiti healthという筋膜リリースできる電動マッサージ機をもらいました。

今の時代はいいのか悪いのか、すぐネットで調べられるからねぇ。
ほほう、こんないいものくれたんだ、さすが弟。
(お金を出したのは弟だけど、品を選んだのは嫁だと自分で好感度をアピールしてました。いい嫁さんなんです、ホント。)

私が使う前に、プレゼントしてくれた弟が五十肩だといって手放しません。
それを見ていた父もやりたがり、しまいには欲しがり、買ってくれとねだってくる始末。
私にくれたんじゃないのぉ~ (~_~;)


そんなこんなで和気あいあいと食事をしたのですが、今日の食事は曰く付きいわくつきの仕出し弁当。
これ、父が倒れた日も食べたものだったのです。
そのときは父の90歳のお祝いの席でした。
食べ終わって1時間もしないうちに事件が起き、あっという間に介護生活突入。

私にとってこのお弁当は縁起の悪い代物で、できれば避けたかったのです。
でも弟の「リベンジだ!」という発想で、ハッとしました。
そうだね、ほんとだ、リベンジすればいいだけじゃん。

おかげで、このお弁当についた「縁起」は見事に流れていきました。
もともと、お弁当に罪はなかったのに、私が勝手に因縁つけてただけでした。
ごめんなさい、お弁当さん、今日も美味しかったです。


食事のあと、弟がおもむろにパソコン持ってきて、DVDを流し始めました。
それは10年前に作られた「金婚式おめでとう」というタイトル。

正直、私はよく覚えていません。
どこで流されたのかなぁ。

父と母のアルバムの写真を全部スキャンして、作ったらしい。
あの頃、ハマっていたんだって、どうりで手が込んでます。

ふたりの結婚式の写真、幼い私をだっこしている写真。
ちいさな兄弟のおすましした写真。
家族で旅行した写真。

でも、どうしてでしょうね。
この曲がBGMで流れたとたん、涙腺が崩壊するは。

よく生きてきたね。
たくさん楽しいことあったね。
いい家族だったね。

「父ちゃん
 お葬式でも流してあげるね、このDVD」そういうと
「うんうん、ぜひそうしてくれ。」

父は寝る前に、今日は本当にいい1日だったと満足げに微笑みました。
まぁ、正直いい日ばかりではないけどね、お互い。
こういう日が一日あれば、また1週間は頑張れるでしょ。
そうやって歩けるところまで歩いていくしかないよね。


タイトル画像は今日のピクミンと歩く私です。


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