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美容看護師に転職しやすいのは「臨床経験◯年以上」。そして、経験が役立つ配属先は・・・

こんにちは!ぴーなっつです。
求職者さんからこんなご相談をいただきました。

『病棟で何年程経験を積めば、美容看護師に転職しやすいでしょうか?』
『どんな部署に配属されると、美容看護師になった際に役に立つでしょうか?』(美容看護師になりたい看護学生さんより)

今回はこの2つの質問に回答して行きます。

①病棟経験何年以上が「美容看護師」に転職しやすいか?

結論からいうと「3年ぐらい」です。

理由としては、求人の応募条件として設定される「臨床経験」としてよくある期間が長くても3年ぐらいだからです。それ以上長いところはあまり見たことがありません。

ただ、誤解しないように気をつけていただきたいのが「病棟で3年待たないと転職できない」わけではなくて、どこのクリニック転職するのかによって条件は違います。

最近はよく「美容看護師になる、ならない」って表現されてますが、それって実際には「美容皮膚科か美容外科に就職する」ことをそんなふうに言ってるだけなんですよね。特別にライセンスがあるわけではなく。

そして、就職できるかどうかを決める「求人条件」はクリニック毎に違います。例えば、脱毛クリニックAと美容外科Bがあるとして、

・Aは新卒OK
・Bは臨床経験3年以上

と謳っていたら、Aの場合だと3年の病棟経験は遠回りです。

なので、病棟経験をどのぐらい設けるかは「転職のしやすさ」で考えるのではなく「就職したいクリニックの求人条件」を参考に決めるべきですね。

②どんな部署に配属されると「美容看護師」のキャリアに役立つのか?

こちらも最初に結論ですが「どんな部署でもある程度は役に立つ」って感じでしょうかね。と言うのも、逆に言えばダイレクトに役立つ経験って病棟ではあんまりないんですよ。

美容クリニックで扱っている治療メニューをやっている病院があればそれが役立ちますが、ぼくはあまり聞いたことがないですね。

例えば、下記は実際のとある美容皮膚科での看護師の業務内容です。

①医師の介助
②レーザーの処置
③追加契約促進
④新人教育
⑤その他、クリニック運営に関する業務

まず、②は使用する機器によって使い方が違います。つまり入職した先で覚えるしかありません。③はいわゆる「営業」ですが、保険診療ではほぼ経験しないと思います。⑤は、担当が割り振りにくいような雑務的な仕事です。病院ほどの規模だとあんまり経験しない印象です。保険診療でも小さいクリニックとかだとあります。

ですので、病棟時代の経験として役だつとしたら①と④です。

①は特に「美容外科」のメニューを扱っているクリニックさんの場合です。このケースは「オペ看」の経験が役立ちますね。というか実際にオペ看を優先的に採用するクリニックさんもいます。

④は教育スキルですね。これは経験してたら必ずしも上手とは限りませんが・・

以上まとめると、「美容外科ならオペ看。それ以外はほぼなし。」と言う感じです。

とは言え、冒頭でも言いましたが「どんな部署でもそれなりに役に立つ」のは間違いないんですよ。社会人を経験するとわかりますが(と思いますが)どんな職場でも「全ての正解がわかっている仕事」なんてほぼ無いんですよね。あったとしたらそんな仕事って、もう人間がやる必要ないレベルです。

そんな中で、自分の人材価値を高めていくためには「どこから情報収集して」「誰に相談して」「どうやって検証して」「どのぐらいのスピード感と精度で一連を処理できるか」を環境に応じて自分で考えれるようにならないといけないんですけど、これはどの職場のどんな業務内容であっても、担当した業務を頑張ってればある程度身につきます。

逆に言うと、どんなに恵まれた職場でも頑張らないとあんまり身につかないので、妥協せずにいきたいところでもありますね。

以上、ご回答とさせていただきます。

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