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【仕事】若者は宝  ー自己アップデートの必要性ー (第7話)

(全777文字)
ここ1~2年の間、若い子たちの教育に携わる仕事についてから、特に気を付けていることがあります。

自分の業界のことだけにフォーカスするのではなく、世の中のことや一般的常識についてよく勉強して知っておくこと。

歳を重ね、経験を得て、自分の仕事の世界に精通してゆく一方で、どんどん浮世離れしていてはいけないと思うからです。

若者に向き合うには、一人一人の名前と顔を覚え、きちんと名前で呼んであげて、個々の考え方や価値観をしっかり見据えて向き合わないといけない。彼らがどんな環境で育ち、今どんなことに興味があり、どんな考えを持っていて、どうしたいと思っているのか。

それを理解しないまま、教壇に立って、ただ教科書やPowerPointのスライドを読むだけでは教育にはならないし、そんなやり方ではそもそも教育者なんて必要なく、AIに任せた方が良いのかも知れない。

以前にも、たくさんの部下を預けて頂いて、管理者の仕事を経験させてもらいましたが、今思うと当時も頑張ってはいたものの、まだまだ勉強や思慮が足りなかったなと反省してます。

『何か悩みごとはないか?』
『困ってることはないか?』
『して欲しいことはあるか?』

何度聞いたか分かりませんが、正面からこう聞いてみても、大半の部下は、『大丈夫です』としか答えません。

人の本心は簡単には出てこない。

特に若者たちの言いたいことや考えていることは、我々世代の予想する範囲からは果てしなく遠いところにあります。

そこに近づく努力をしない限り、どんどん古ぼけて錆び付き、時代の流れに取り残されてゆくだけです。

組織を支えているのは間違いなく若者たちです。

日々彼らには力をもらっています。




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