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自分だけ得しようとする人は最終的には損すると思う

このエントリーは2020年9月19日配信のstand.fmの音源をもとに作成したものです。

どうも、テッキーかけはしです。
フリーランスとして業務委託開発をしたり、個人開発をしたり、サービス志向エンジニアが集まるオンラインコミュニティ「テッキーズラボ」の運営をしたりしています。

今日は「自分だけ得しようとする人は最終的には損すると思う」というそんな話をしようと思います。

これはちょっと前、もう10年ぐらい前だと思いますが『GIVE&TAKE』という本がかなり有名になりましたよね。

ここに書かれてたのは確か人間は3種類いるということが書かれていました。それが「ギバー」「テイカー」「マッチャー」の3種類に大別されるということでした。ギバーというのは与える人、テイカーは受け取る人、マッチャーはそのバランスを取る人。

この本の内容をざっくり要約しますと「ギバーが成功する」ということでした。ただギバーは大きく失敗することもあれば、大きく成功することもあるという話だったと思います。

だから大きく成功したいのであれば「究極のギバー」になるべき、なるべし。そういうような内容が書かれていた記憶があります。

これは現在僕が「テッキーズラボ」というコミュニティを運営していて思うのが、やっぱりギバーがいいな、ギバーな人を好きになるなあという人間的な感情の話ですが、そういったことを実感しています。

やっぱりギブしてくれてる人に僕自身もギブしたいなあというふうに思います。

例えば「テッキーズラボ」の中でLT大会という形で何か発表会をしようとした時に発表してくれる人と募った際に「はーい」て手を上げてくれる人やそこで発表してくれた人は全員覚えてます。覚えようと思ってるわけじゃありませんが覚えてしまっています。

また記事をシェアしようとしてくれる人やミーティングの内容をまとめてくれたりした人や僕が活動をやりたい、やるときに積極的に参加してくれる人だったりそういった人たちのことは好きだなって思います。

参加しないからと言って嫌いというわけではないんですが、やっぱり僕も人間なのではそういうふうな「コミュニティに貢献してくれる人」のことを好きになっていくなと思いますし、そういう人によりためになるようなことをやっていきたい、貢献していきたい!と思っています。

この逆でいうと、やっぱりコミュニティを運営していると中には「テイカー」的な感じの人もいるわけです。もちろんみんなお金を支払ってこのコミュニティに入ってくれているので「まあ当然だよね」的なところもあると思います。

コンビニに行ってお金を支払って商品を買う。「これをテイカーと言われたら困るよ!」みたいなそういうことがあると思いますが、コミュニティの性質上やっぱりお互いにギブし合うということを僕自身がそういうふうになっていったらいいなという思いもあり、そういった思いを理解してくれている人のことを僕が好きになっていっているという話です。

ですが中には僕にDMを送ってきて「今プログラミングの勉強をしています、こういう状況なんですけども次何やったらいいですか?」や「どうやったら学習がうまくいきます?」と訪ねられる方もいます。

これは少し酷い言い方になってしまうかもしれませんが「テッキーズラボ」自体はコミュニティとして運営しているので、僕の個別のコンサルを提供することや僕がメンターとしてつくというサービスではない、ということはご理解ください。

DMで質問し放題ということだとおそらく今の金額で提供できておりません。今の金額で運営できているのはコミュニティを作り「もくもく会」やいろんなイベントを開催してそこに参加できたり「Slack」や「Facebook」などのチャットがありそこでコミュニケーションを取れるからということです。

だからDMの中で「あれ教えてくれ」「これはどうなんだ?」というのはどうしてもテイカー身を感じざるを得ないということです。

なんで僕がそれを嫌だと思うかというと「みんなでそういう情報はシェアした方が良くない?」と思うからなんです。 仕事をしててもSlackでのやりとりなどでもこういうことがあります。

IT系の企業では仕事でよくSlackを使ってビジネスの会話をしてると思いますが、あれでも DM 送ってくる人が僕は大嫌いでした。「それって仕事の話じゃん!」という内容をDMで送られ、それに対して僕が返答するという行為。

それがもし公で公開されていたらそもそもそれってもう解決してることを気付ける人がいたり「それかけはしさんに振る仕事ではないですよ」というようなことが分かったり、僕が回答したことが「それはおかしい」ということを気付ける環境があるんです。

それにも関わらずそれらを全て捨ててDMを送るという行為をする人が「どういう気持ちなんだろう〜」というふうに考えてしまいます。

単純に恥ずかしかったり、周りに知られずこっそりやりたいという気持ちがあるのかもしれません。

仕事で「そんなこともわかんないの?」と思われたくないという気持ちや実はもう終わっていないといけないタスクだけども公にやりとりしてしまうとバレて「仕事ができない人と思われちゃうかも」というようなマインドだから良い世界に繋がってないのではないかというふうに僕は思っています。

そういうマインドは失敗したくないということが先行してしまいます。恥ずかしい思いはしたくないという気持ち。でも僕はみんなで失敗した情報とかをシェアしたりしてみんなで高めあっていくようなコミュニティにしたいなと思っています。

だからどんどん失敗して欲しいです。僕は失敗している人を笑うような人、そういうふうな人の方がむしろもっと嫌いです。そういう方は本当にすぐにでも退会させようと思ってるぐらいです。

なのでどんどん失敗してみんなで ナイストライ!と言えるようなコミュニティにしていきたいなあと思いますし、その方がみんな「その質問俺も聞きたかった!」「私も聞きたかった!」というのがあると思います。

それについて僕が答えたら一対一のやりとりが40人、50人、100人、へたしたら1万人という大きなコミュニティになった時にそれくらいの効果が生まれるようなことだと思います。

それがインターネットの素晴らしさじゃないですか。「開けていてみんなに情報が行き渡る」ということなのに、それを一切排除するようにしてDMを送るというのはもったいないです。

今度ご飯行きましょう!笑とかそういうのだったら別に一対一でいいんですが、そうではない普通にみんな知っててもいいような内容をDMで送ってくるのはちょっと筋が悪いなあと思ってしまいます。

ちょっと今回は厳しいような話をしましたが、これが今のインターネットのいいとこをシェアするというのがいいとこだと思います。今までもそうでしたしこれからもそれがより大事だと思います。

なんでかというと、最初の話に戻ってくるとそれが「ギブ」になるからです。その質問それ自体がもう「ギブ」になっています。

コミュニティに貢献したいと言っても質問するってことも「ギブ」になっていますので是非トライ!してみてください、そしてやっぱりギブする人は好かれます。

これからの時代は「好き」や「好かれる」ことがめちゃくちゃ重要です、何か商品を買う時に好きだから買う!ということがもうほとんどだと思います。多分みなさんがこの一ヶ月で買ったものはそこら辺のコンビニとかではなくて買う時にそれを好きだから買ってると思います。

企業が好き、似たような服を着てるような人が好き、つまりそういうことだと思いますので好かれる人になっていくことは「ギバー」の究極的な姿だと思っています。

なので僕自身もみんなにアウトプットしていくことは一つのギブの活動でもあり、みんなでギブし合ってどんどん世の中が良くなっていくというようなことを考えていきたいなというふうに僕は思いますので、ぜひみなさんも心がけていただけると良いんじゃないかなというふうに思います。

ITエンジニアのためのオンラインコミュニティ「テッキーズラボ」では、毎週のもくもく会で一緒に作業をしながらスキルを磨いたり、共同開発で Git を使いながらはじめてのチーム開発に挑戦してみたり、技術やキャリアについて質問相談しあったり、そもそもどんなサービスをつくったらいいんだろうというところから学びを深めたりしています!(記入時点のサービス内容なので変更となる場合があります)

メンバーの半分以上は駆け出しのエンジニアなので、プログラミングを学びたての方もぜひお気軽にご参加ください!興味のある方はコチラ↓


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