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#23 キャリアセンターを知らないキャリアコンサルタント

ども、キャリアを楽しく・真面目に考え、人生を駆け抜ける「カケル」です。カケルは、去年「国家資格キャリアコンサルタント」という資格を取得しました。キャリアという言葉で、この記事を読んでいる方で、一番なじみがあるのが大学にある「キャリアセンター」だと思います。

しかし、このキャリアセンター。キャリアコンサルタントですけど、知りません。。。正確には、知らないというより行ったことがない。見たことが無いというのが正しいです。

キャリアセンターとキャリアコンサルタントは、全く関係ないのかと思われる方もいるかもしれませんが、キャリアセンターではキャリアコンサルタントの方が多く働く場でもあり、大いに関係があります。

それでは、どうして知らないのかというと理由は簡単です。

大学のキャリアセンターは、21世紀になってから大学内に設立されていて20世紀に大学を卒業した人にとっては、無縁の存在だからです。

それまでは就職課という名前で大学内にありましたが、2003年ごろからキャリアセンターと名前を変えて設置されるようになりました。背景として、言い方は悪いですが、誰でも大学に入れる時代になり。就職するのに、大学を卒業しているから有利というものがなくなり、少しでも学生の就職率を高めるために大学が苦悩しているからです。

昨今では、大学のパンフレットの多く部分を割いて、就職に対して手厚いフォローをするキャリアセンターを載せている大学もあります。

しかし、このキャリアセンターにばかり頼っていては正直、就活は難しいと思います。就活が難しいというのは、内定を取るということです。キャリアセンターに行って、学生が志望する業界や企業を言っても、まず学生が行きたいところを否定してきません。キャリアコンサルタントの基本は、相手(ここでは学生)に対して、受容(全てを受け入れる)だからです。そこで、現実的に難しい業界や企業を希望しても、そこに合格するようにサポートはしてくれます。しかし、現実は書類選考で落ちてしまったりします。

企業側の選考も、20世紀まではインターネットが発達していないのでネットでエントリーをするという事がありませんでした。まずは、ハガキを出すというのが就職活動の最初の一歩でしたけど、今はネットでポチで終わります。


そうなるとどういった事が起こるかと言うと、いままでハガキを出すというハードルがあった為、ある程度の志望意欲がある学生がエントリーしてきましたが、いまは興味本位でちょっと見てみたいという気持ちでエントリーする学生が増えました。採用人数は、10名程度なのに1万人のエントリーがあるというのは普通の事です。

そうなると、企業もどんどん落とさないといけないので、書類だけで落とすという事になります。そうなると、キャリアセンターで否定されずにやりたいように就活をしている方は、何社も落ちてしまいやる気が削がれ、自分は社会に必要ないのではないかと思ってしまう人もいます。

ここで、言いたかったのは、キャリアセンターが悪いという事ではありません。夢だけを見ていても就職はできません。やりたいことだけを考えて、就職活動をしていてもなかなか、うまく行かないことがあるかもしれません。

一度、立ち止まりやりたいことの裏側にある。どんなことにやりがいを感じるのか、逆にこれはやりたくないといったことを考えて、そして現実的に自分の能力(コミュニケーション能力やパソコン等の特別なスキル)も踏まえて就職活動をして行けば躓くことも少なくなるかもしれません。

最後まで読んで頂きありがとうございました。キャリアに関することを連載しています。良かったらフォロー・スキをお願いします。

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