かけるの将棋ノート

かけるです。 将棋の勉強法、序盤研究、手筋、詰将棋などを公開していきます。

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上達への階#1

新シリーズ始めましょう新しく"上達への階"と、将棋が強くなるためにどういう勉強をしたらいいのか、どういう心持ちでいればいいのかなど、自分の経験を踏まえて伝えられたらいいなと思います。 "きざはし"と読みます。一応。 対象は大学生以上というところでしょうか。 というのも高校生以下の方は時間も十分にあるでしょうから、とにかく対局をこなしていく方法が良いと思います。 あまり時間の取れない、一日に数時間程度しか充てられない方向けと思って読んでいただけたら幸いです。 一番大事な

    • かけるの詰将棋探訪#1

      1979年看寿賞中編賞の受賞作 マイナビの将棋情報局編集部のアカウントが面白い詰将棋を公開していたので、一緒に解いていきましょう。 ツイートを貼り付けるとネタバレ(詰め上がり図の画像も一緒にアップしている)するので、最後に元ツイートを載せたいと思います。 この詰将棋は、近代将棋1979年11月に公開されたもので、看寿賞中編賞を受賞した作品になります。 詰め上がりが面白い形になるので、想像しながら読んでみてください。 さて問題図はこちら。 入玉形かつ大駒が飛び交っている詰将

      • 今後は気まぐれ更新にさせてもらいます…ここまでよく続いたよ

        • 今日は更新お休みです

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        • 詰将棋探訪
          1本
        • 上達への階
          12本
        • B級戦法のススメ
          7本

        記事

          【手筋】覚えておきたい手筋 Part.71

          AbemaTVトーナメント、永瀬-森内戦より。 問題図 相掛かりの持久戦になり、先手から▲4四銀△同金▲7一角と銀を捨てて飛金両取りを掛けたところ。 アマチュア初段程度だとこの両取りを掛けられると負けたような気分になってしまう方もいるかもしれないが、落ち着いて対処すれば大丈夫。 次の一手はこれしかないところだが、3手目を頭にいれておきたいところだ。 解答正解手順 △4二飛 ▲5三角成 △5二銀 △4二飛で飛金を助けるのはこの一手だが、▲5三角成の飛銀取りには、焦ら

          【手筋】覚えておきたい手筋 Part.71

          【詰将棋】実戦詰将棋 Part.71

          AbemaTVトーナメント、佐藤康-永瀬戦より。 問題図 後手のひねり飛車から先手がリードして迎えた最終盤。 ▲8二銀成(成桂)以下の詰めろを受けて△9三銀と受けたが受けになっていなかった。 持ち駒をしっかり計算して詰みまで読み切って欲しい。 解答正解手順 ▲8二銀成 △同銀上 ▲同成桂 △同 銀 ▲9四香(途中図)      △9三銀 ▲8一銀 △同 玉 ▲7二金 △9二玉 ▲8二金      △同 玉 ▲7二金 △9二玉 ▲8一銀 まで15手詰 8二で清算するの

          【詰将棋】実戦詰将棋 Part.71

          【詰将棋】連続2題 Part.70

          歩があれば簡単なのに、角桂と頭の丸い駒では一工夫が必要。 第1問 第2問4×4マスの詰将棋(伊藤果)より

          【詰将棋】連続2題 Part.70

          【手筋】覚えておきたい手筋 Part.70

          AbemaTVトーナメント、永瀬-森内戦より。 問題図 相掛かりから先手が銀冠、後手が矢倉に組み、▲3四歩△同銀と取った局面。 次に△3六歩と打たれては先手の桂損となるので何か対応が必要な局面だが、どのように応じるのがいいだろうか? 後手がしつこく桂馬を狙ったとして、5手読んでほしい。 解答正解手順 ▲3六歩 △3五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲3六歩 ▲3六歩と桂頭のスペースを消すのが手筋の一手。 後手は△3五歩~△同銀とこじ開けにくるが、さらに▲3六歩と打ち桂馬を守

          【手筋】覚えておきたい手筋 Part.70

          【詰将棋】実戦詰将棋 Part.70

          AbemaTVトーナメント、藤井聡-佐藤康戦より。 問題図 角交換振り飛車の将棋の最終盤、▲3一飛に△5一歩と受けたところ。 詰み筋はいろいろあるが、▲5四桂をただで取られたり、上部に逃がす展開だけは避けなければならない。 解答正解手順 ▲7二金 △同 金 ▲同成銀 △同 玉 ▲8三銀(途中図)      △同 玉 ▲8四香 △7二玉 ▲9二飛成 △6一玉 ▲6二龍      まで11手詰 ▲7二金に△5二玉と逃げるのは▲4一銀△同金▲同龍で詰む(▲4二桂成や▲6二

          【詰将棋】実戦詰将棋 Part.70

          【詰将棋】連続2題 Part.69

          飛車の打ち場所は? 第1問 第2問4×4マスの詰将棋(伊藤果)より

          【詰将棋】連続2題 Part.69

          上達への階#12

          前回の記事序盤の勉強をしよう今回は序盤、つまり定跡を勉強しましょうというお話です。 たまに定跡を定石と書いている記事がありますが、定石は囲碁、定跡は将棋用語なので間違えないように。読みはどちらも「じょうせき」だし、意味もほぼ同じなので間違えやすいですけどね。 メリット、デメリット序盤の勉強のメリットというのは、勉強の成果が現れやすいことです。将棋の戦法というのは最初の数手であらかた決まります(しかもそのうち半分は自分で指せる)ので、勉強した形に持ち込むことはそう難しいこと

          【手筋】覚えておきたい手筋 Part.69

          AbemaTVトーナメント、三浦-石井戦より。 問題図 ひねり飛車から先手が激しく攻め込んだ局面。 ▲7六桂△8一飛▲8二歩△7一飛と先手は飛車の抑え込みを狙っている。 シンプルに▲7二歩△同金▲同と△同飛と進めるのは、部分的には先手の駒得だが、先手の抑え込もうとした飛車が世に出てしまう。 うまく手筋を使って攻めを通してほしい。 解答正解手順 ▲7二歩 △同 金 ▲8一歩成 金を取らずに歩を成り捨てるのが手筋の一手で、△8一同飛なら▲7二と△3一飛▲6二と~▲5二と

          【手筋】覚えておきたい手筋 Part.69

          【詰将棋】実戦詰将棋 Part.69

          AbemaTVトーナメント、藤井聡-佐藤康戦より。 問題図 角交換振り飛車穴熊から玉頭戦となり迎えた終盤。 藤井棋聖(当時)は▲9六飛から保険をかけにいったが豊富な持ち駒を活かしての詰みがあった。 7二に逃がしてはいけないのは自明だが、上部に逃がしたとき6六に角が利いているため思いの外、後手玉は狭い形をしている。 3手目の好手を発見して、詰みまで読み切って欲しい。 解答正解手順 ▲8四桂 △8三玉 ▲9三金(途中図)△同 玉      ▲9五香 △8四玉 ▲9四飛

          【詰将棋】実戦詰将棋 Part.69

          【詰将棋】連続2題 Part.68

          腹銀からの詰みを読み切る。 第1問 第2問最強の詰将棋200題(原田泰夫)より

          【詰将棋】連続2題 Part.68

          【手筋】覚えておきたい手筋 Part.68

          AbemaTVトーナメント、本田-近藤誠戦より。 問題図 相掛かりから3筋4筋で激しい戦いとなり、△3七桂成に▲1八飛と逃げた局面。 △4七歩成からじわじわいく手もありそうだが、桂馬の手筋で先手玉に攻めかかってほしい。 桂馬の手筋といえば「桂馬は〇〇〇打て」。 解答正解手順 △8四桂 「桂馬は控えて打て」を地で行く△8四桂が好手。 この手を実現するために数手前に△8八歩▲同金の利かしをいれているのがミソだ。

          【手筋】覚えておきたい手筋 Part.68

          【詰将棋】実戦詰将棋 Part.68

          AbemaTVトーナメント、近藤誠-高野智戦より。 問題図 相矢倉の熱戦で、▲8二角成に△同銀と取った局面。 後手玉は入玉できそうではあるが、まだ逃げ道はできていないのでここが捕まえるチャンスだ。△6四玉や△4四玉への対策を読んで詰みを見つけてほしい。 解答正解手順 ▲6二角成 △同 玉 ▲7二飛 △5三玉 ▲5一龍 △4四玉      ▲5五金 △同 歩 ▲同 龍 まで9手詰 ▲5一龍~▲5五金~▲5五同龍で龍をもってくる形で詰み上がる。 この龍筋を活かして歩頭

          【詰将棋】実戦詰将棋 Part.68