上達への階#1
新シリーズ始めましょう
新しく"上達への階"と、将棋が強くなるためにどういう勉強をしたらいいのか、どういう心持ちでいればいいのかなど、自分の経験を踏まえて伝えられたらいいなと思います。
"きざはし"と読みます。一応。
対象は大学生以上というところでしょうか。
というのも高校生以下の方は時間も十分にあるでしょうから、とにかく対局をこなしていく方法が良いと思います。
あまり時間の取れない、一日に数時間程度しか充てられない方向けと思って読んでいただけたら幸いです。
一番大事なこと
初回だからこそ一番大事なことを言います。
それは「毎日、少しでもいいから将棋に触れる」ことです。
音楽の世界にはこんな名言もありますね。
1日練習しなければ自分に分かる。
2日練習しなければ批評家に分かる。
3日練習しなければ聴衆に分かる。
スポーツの世界でも休んだら他の人と差がつくなんて言われたりもしますね。
棋力をつけることも大事ながら、それと同じくらいに棋力を下げないことも大事ですから。
じゃあ何したらいいの?
将棋に触れるといっても何をしたらいいのかというのは当然あると思います。
序盤?中盤?終盤?
細かい勉強法は今後このシリーズで話をしていくとして、いろいろなことをするのがいいでしょう。
対局なら、ネットで、道場に行って、大会に出てみるなど。
序盤なら、棋書を買って並べてみたり、序盤研究をしているブログなんかを読んでみたり、
終盤なら、詰将棋や必至問題を解いてみたり、
他にも、ネットで他の人の対局を観戦したり、将棋中継を見たり。
あ、このnoteで出題している問題を解いてもらったりするのもいいですね。
一昔、インターネットが普及する前だとそれこそ本を読むか、道場にいくかしか選択肢のないような感じでしたが、今なら色々な形で触れることができるようになったので、ものは試しくらいの気持ちで実践してほしい。
もっと手っ取り早く強くなれないの?
もっと簡単に、手っ取り早く強くなれたらいいのに、なんて思う人もいるでしょう。
はっきり言ってしまえば、そんなものはありません。まずは時間を費やして、将棋体力をつけてそこから始まると思ってください。
卓球の水谷隼選手もこう言っています。
10,000時間をわざわざ数える必要はありませんが、継続してやること、これだけやったぞと胸を張って言えるほど時間をかけること。
これが何より大事なことだと思います。
どんな世界でも同じ話ですが、当然将棋にも当てはまることなので、まずは毎日少しずつでいいので触れるようにしましょう。
というお話。
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