見出し画像

【やる気はどう引き出す⁉】子どもが運動or練習をしたくなるコツ

前回は【子どもにスポーツを教えるコツ】について書きました。

今回は【子どもが運動or練習をしたくなるコツ】について書いていきます。
どうすれば子どものやる気を引き出すことができるのか、お悩みの方がいらっしゃるかと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
※普段からあまり運動をしない・運動が苦手・運動することに必要性を感じていない子向けの内容となっております。



大切なのは子どもの『やりたい!!』の気持ち


外出自粛により運動不足気味な子や、休校中に体育の苦手克服のため練習を頑張ろうとしている子が多くいるのではないでしょうか。
しかし、こんな時に限って子どもはなかなかやってくれないし、家でyotubeやゲームをやりたがるもの。(※youtubeやゲームを否定しているわけではありせん)

子どもが運動を『やりたい!!』と思えていないからこそ出てくる反応です。
「これはまずい…」と思い、何とか運動・練習をさせようとパパママは焦ってませんでしょうか?
パパママは、半ば強制的に運動や練習をやらせてませんでしょうか?


2種類の動機付け


子ども達の『やりたい!!』気持ちを湧き起こすために、2種類の動機付けがあることをまずは説明します。

・内発的動機付け
内側に湧き起こった興味・関心や意欲に動機付けられている状態

簡単に言えば、子ども達が、自分から「やりたい!!」と思っている。
自分の中で、〔興味・関心・意欲〕などが沸き起こっている状態です。

例えば…
【興味】
「楽しそう!」「面白そう!」「なんだこれ!?」のような、やる気の入り口

【関心】
「どうやったらあんな動きができるんだろう」「やり方が知りたい!」
入り口を通過した後のさらなる心の動き

【意欲】
「運動会でビリになっちゃった...来年は1番になりたい!」
少し上2つとは毛色が違いますが、より積極的に何かをしようとする意思のようなもの。

こういった内発的動機付けは、長く持続する傾向にあり、できないことへの挑戦や家に帰ってからも練習を続けるような子どもの心のモチベーションとなります。


・外発的動機付け
行動の要因が、評価・賞罰・強制などの人為的な刺激によるもの

【ポジティブ】
「できたら新しいゲームを買ってあげる!」
「最後まで頑張ったら好きなお菓子を買ってあげる!」
などのご褒美作戦

【ネガティブ】
「やらないならおもちゃとりあげちゃうよ~」
などの罰を与える

自分の外側からの影響でやる気にさせることを外発的動機付けといいます。
このような動機付けの場合、一時的にやる気を発揮しても、長続きは中々難しくなります

これをやりすぎてしまうと、ご褒美がなければ子どもが自ら動かなくなってしまうか危険性も…。


外発的動機付けは良くない…?


一概にダメというわけではなく、外発的動機付けをきっかけに、興味・関心が湧き、内発的動機付けに繋がる場合もあります
例)
子ども「かけっこ教室なんて行きたくない!」
パパママ「頑張ったら新しいおもちゃを買ってあげるから♪」
~教室後~
子ども「楽しかった!また行きたい!!」

あくまで子ども達の内発的動機付けを高めるようにアプローチすることが大切です!


パパママはどのようにして、子どものやる気を起こさせる?


まずは内発的動機付けのスタートラインである、【興味】を引く事から!
簡単な動機付けとして、『楽しそう!』と思わせることからはじめましょう!


しかし、そうは言ってもどうすれば『楽しそう!』と思ってもらえるのか!?

とっても簡単です!それは……

パパママは『本気で楽しむ!!』事です。

子ども達と運動や練習をする際に、パパママは本気で楽しんで一緒に取り組んであげてください!
パパママが楽しむ事により、子ども達もつられて楽しくなってきます。
※実際に私がレッスンする時は、その場にいる誰よりもレッスンを楽しんでやっています。やる気がない子や無理矢理連れてこられた子も、楽しそうという雰囲気を感じ取り(=【興味】を引かれ)自らレッスンへ入ってきてくれます。

また、パパママは必ず『本気』で子ども達と運動or練習に取り組んであげてください!
子どもだからと言え侮ってはいけません。こちらが演技で本気感を出しても見破られます。子どもだからこそ、そういう所は敏感に感じ取ります。
本気でやってくれてないな…、と思われてしますと子どもはやる気を失ってしまうので、必ず本気で楽しんでください


さぁ、子ども達が動き始めたが次はどうすればいいか!?
子どもが運動or練習を始めたら、2つのポイントがあります。
これらが出来ると、子ども達のやる気はさらに上がってきます!

①具体的に褒める
「OK」「いいよ」「その調子」という単調な言葉だけでなく、具体的にどんな所が良かったのかを伝えるとさらにやる気が出てきます。

➁「できる」「できない」で判断しない
スポーツは最初からいきなり出来ないものですが、子ども達自身は一生懸命にやろうとしています。それを出来ていないと判断し、パパママが「できてない!」と言ってしまうとやる気を失ってしまいます。
子どもが行ったことを見て判断し、「①具体的に褒める」をやってみてください。
そうすることで、自分自身のいいところを認識し、自信にも繋がっていきます。



☆大事なポイントまとめ
・大切なのは子どもの『やりたい!』気持ち
・2種類の動機付け(内発的動機付け・外発的動機付け)がある
・やる気を引き出すために、パパママは『本気で楽しむ!』
・具体的に褒め、「できる」「できない」で判断しない


いかがでしょうか?最初は慣れてないと難しいかもしれませんが、子ども達のやる気を引き出すためにも、パパママも一緒に頑張りましょう!!
もし、どうしても「一緒にやるのは大変…」という方がいれば、私のような教えることを生業としているプロにお任せください!


次回では【自分のからだを思ったように動かす(コーディネーション能力)】について書いていきます。
コーディネーション能力の説明や、実際にどんな練習やトレーニングをすればいいかを纏めていきます。


ぜひ次回もお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?