スイス、フランス、ドイツが交わる境界都市バーゼル
年末年始にかけてスイスのバーゼルで過ごした。もともとはフランスのコルマールにパリ経由で行く予定だったが、ストライキで交通網が不安定だったのでバーゼルからフランスに行く経路を選択した。
バーゼルに関して事前知識はほぼなく、バーゼル大学でニーチェが教鞭をとっていたくらいの知識しかなかった。空港への行き方を調べる過程でスイス、フランス、ドイツの国境の交差点の近くであること、時計で有名なことがわかった。
利用した空港はユーロエアポート・バーゼル=ミュールーズ空港(EuroAirport Basel-Mulhouse-Freiburg)でフランス領土内にあるがフランスとスイスが共同運営してる。鉄道の接続がなく基本的にはバスで空港を離れる必要がある。
空港内はフランスとスイスの運営するエリアが形式的には厳格に定められており出口が2つある。ただし出た先はつながっており自由に行き来できる。コンビニとカフェがフランスとスイスでそれぞれひとつづつあり価格がスイスフランとユーロになっていて面白い空間に仕上がっている。島国日本にはない他国との地続きを実感できる。言語もスイス側はドイツ語、フランス側はフランス語になっていた。
空港からバスでバーゼル中央駅についてライン川に向かって歩いた。というのは宿がライン川を超えたドイツ領のWeil am Rheinだったのでそこを目指し必要があったためである。
駅から歩くとギザギザしたゴシック調のOffene Kirche Elisabethenが見えた。調べてみたらGothic Revival architecturerらしくリバイバルされたものらしい。側から見ると違いがわからない。
街の中心地はBasel Town Hallがあるあたりで観光客が多い。Basel Town Hallのなかでアコーディオンを弾いている人がいたりしてにぎやか。赤い建物は珍しい。クリスマスマーケットの名残があった。
ライン川に近づくとFCバーゼルのショップを発見した。
ライン川ののどかでよかった。天気も良く日向ぼっこして長い時間ぼーっとできる。時間がゆっくりながれている。左に見えてるツインタワーの建物はBasler Muenster。
ライン川を遡行しながらドイツへ。写真の奥の方向に1時間くらい歩いた。やはり川の流れる街はいい。
この先ドイツ。
生まれて初めて歩いて国境を超えた。
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