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ロンドンに行ってきた話

オックスフォードからバスで2時間くらいかけてロンドンへ。ハイドパークを横目に入場。最初の印象は思ったより落ち着いている。

ヨーロッパでも大都市のひとつ。今回はtwitterで知り合った、Imperial College Londonの博士課程をしている@q9acさんに会うためにロンドンに行ってきた。大変優しい方で直接会うのは初めてにもかかわらず自宅に泊めてくださった。ありがたや、ありがたや。

Victoria Coach Station という大きめのバスターミナルで合流。待ってる間に知らない人に小銭を恵んでくれと声をかけられて驚いた。現金持ってないと断ったけど身なりも普通だったので物乞いであることを最初わからなかった。知り合いによるとパリではよくあることらしい。コペンハーゲンは話しかけられることはなく、店の前にお金を入れるカップを持って立っていたりする。とはいえどの都市にもホームレスの方は一定数いる。都会だけと言うわけでなく田舎にも同じようにいる。そしてその人たちは人が多く集まる場所にやってきてお金をいろんな方法で恵んでもらっている。ヨーロッパに来て日本に比べてホームレスを目にする頻度が増えた。

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昼前についてロンドンという街を体感したかったので徒歩で観光名所を巡ることに付き合ってもらった。その道中でお互いの経歴を話してみると同級生だった。もっとも驚いた話はTwitter 共同研究をキメていたこと。自分も研究のこと積極的に呟いていこうと思った。

最初に行ったのはサムネのバッキンガム宮殿。お金あったんだろうなというスケールと華やかさ。

そのままテムズ川に向かった。ビックベンを見にきたけど見事に修理中で足場でなにも見えなかった。悲しい。

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テムズ川に到着。この辺りは特に観光客が多い。治安はあまり良くないらしい。ストリートパフォーマンスをしている人が多く、出店もあり賑やか。テムズ川は濁っていて見た目汚い。淀川より汚い。ただ橋から眺めはすばらしく川沿いの街並みが一望できる。ロンドンアイという観覧車があった。

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歩き疲れたので食事に。ロンドンは以前植民地だった国のレストランが数多く出店しており、あまりはずれがないという。調べてみると確かにgoogle  map の評価が軒並み4以上だった。カレーが欠乏していたのでインドカレー屋を希望した。入店したら客がほぼ日本人で笑った。

腹を満たして次は大英博物館に向かった。けど混みすぎて入場制限かかっていたので中に入るのはやめにした。外観だけ記録として写真に収めた。

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どうしようかと少し悩んでせっかくなのでImperial College Londonの中を見せてもらうことにした。そのために地下鉄を利用した。ロンドンでは地下鉄とバスが公共交通機関として発達している。どちらもコンタクトレスカードか専用の交通系ICカードをかざすだけ。地下鉄は乗り降りの改札通る際の2回、バスは乗車時のみ。すごく簡単で旅行者に優しい。地下鉄の車両はかなり古く中が縦にも横にも狭く少し息苦しい。

Imperial College Londonは街の中心地に隣接していて国立自然史博物館が大学の目の前にある。ここはこの前行って大きいと思ったウィーンの自然史博物館の倍ほどあって圧倒された。入ってないけど。今度ゆっくり時間があるときにいきたい。ここも無料。イギリスは美術館、博物館の無料を徹底している印象がある。国の投資と寄付でなんとか回っているのだろうか。

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お待たせしました。Imperial College London。正面玄関はガラス張りでかっこいい。ビジネススクール。さらに奥にすすむとなぞのキューブがある。工学部。キラキラしている。理学部物理学科は一番奥にある。この建物は自分の目で見ていただきたい。僕はちょっと切なくなった。ただ物理学科のコモンルームにはクイーンのブライアン・メイが院生時代に引いていたピアノが置いてあるのはすごい。

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その後、買い出しをしてご自宅へ。おすすめされたLONDON PRIDEを飲む。うまい。あとはヨーロッパなのでワイン。でもチリ産。チリ産は安くてうまいからみんなも飲もう。おつまみのチーズはどれも美味い。ちなみのロンドンはジンが有名でたくさん種類があるらしい。蒸留酒の中でジンは好きなお酒なのでこれもまたの機会に。

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飲みながら大学院での生活の話をしていたら、どういうわけか日本の現状を憂いる話になった。時間ループものの主人公のようになんどやっても、現状はよくない、改善しようとすると、超高齢社会その他もろもろの事情とそれを解消する労力を考慮して詰み。この繰り返し。世界線を超えてシュタインズゲートに到達しないと無理そう。お互いお酒がそこそこ入り、その後は何気ない旅行どこいったことあるとか趣味の話になってお別れの時間が来た。なんと時刻は午前3時。 Google Mapを信じ電車を待つも来る気配なし。本当に来なかった。結局ウバって解決。ロンドンにウーバーあってよかった。運転手は早朝なのにテンション高くて日本から来たと伝えたら北海道の雪は最高と返ってきた。60各国でスキーをしてきた熟練のスキーヤーだった。最近はイランでスキーをしてきて、そこで見た富士山みたいな形の山を僕に見せてくれようとスマホをいじりだした。いや、前見てくれ。午前3時だけど。結局イランの富士山は見れずバスターミナルに到着。無事ロンドンを脱出できた。

ブレグジット前に訪れることができた。島国であることと右側通行であることから日本ライクな雰囲気をかもすイギリス。日本人にとって比較的住みやすい国だと思うので政府がどう舵取りをするかを見届けたい。

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