見出し画像

作文の添削をする毒親

みなさんは作文を書くのは好きですか?私は文字を書くのは割と好きな方なのですが、この間「作文」についての毒親エピソードをふと思い出したので、今回はそれについてお話ししようと思います。

なぜか、母親は自分が書く文章や考え方に自信があり、私が書く文章一つ一つに下手だとか、考え方ひとつとっても浅いだとか馬鹿だとか散々ケチをつけてくるんです。作文というものはその人がどのような視点で世の中を捉えているのか、その人の言葉で語られるものなので、母親にとっては私を貶す絶好のチャンスなわけです。大学に入る直前まで、私の書く文章に口出しをしてきました。

小学生の作文にダメ出し

小学生くらいから、作文を宿題として課す学校が多いと思います。私の学校では、週1ペースで原稿用紙の半分程度の文量の作文を書く宿題がありました。内容は身の回りのこと。基本的にどんなことでも良くて、気づいたこと、出来事などを書くというものでした。生徒の文章力向上だけでなく、担任が生徒の様子を把握する目的もあったのでしょう。

だからこそ、当たり前ですが、生徒である私の言葉で書くことが求められていたはずです。でも、母親はその課題が出ていることを知ると、毎回学校に提出する前に作文を見せるように言ってきました。

当時の母の言い分は、「私は学生の頃、作文で佳作を取ったことがあるから、私の言う通りにしていればきっといい文章が書けるようになるよ」だそうで、幼い私はそれを鵜呑みにしました。

毎週自分で考えたことを書いてそれを母親に見せると、細かい部分を直されて、書き直しを命じられる。完成した作文を学校に持っていくようになると、なぜか先生から褒められなくなりました。

私のクラスでは、担任がよく書けていると判断した作文をその生徒に音読させる、という形式でクラス全体の文章力を上げようとしていました。自慢みたいですが、母親の添削が入るまで、私は毎回作文を音読するように言われていたのです。でも、私は名前を呼ばれなくなっていき、母の添削に疑問を感じるようになりました。

実際、あまり自分で言うものでもないですが、母に添削された文章は無難で面白みのないものになってしまっていたのです。承認欲求の塊だった私は、先生に褒められなくなったことが悲しく、また、友達に負けているのも悔しかったので、なんとかして母の添削をやめさせる方法を考えました。

嘘を吐いて、もう作文の宿題は無くなったと、そう言ってなんとか添削から逃れたのです。添削をしてもらわなくなって、また私は担任に名前を呼ばれるようになりました。そこから私は母の添削を全く信用しないようになってしまいました笑

中高時代

中学生になり、高校に上がっても相変わらず、私の文章が母の目に触れると、「お前の文章は意味がわからない」「考えが浅すぎて見ていられない」と散々文句を言われます。

確かに私は必要以上に言葉を省略することが多いですが、流石に毎回貶されると文章が悪いわけではないように感じてしまいます。母はとにかく自分が常に上でありたいタイプの人間なので、自分が作文で佳作を取ったという過去の栄光に縋り続け、私の文章を貶すことで自分の地位を保とうとしていたのでしょう。

合格体験記の添削

私はそんな中東大に現役で合格するわけですが、高校の合格体験記の執筆を依頼されました。母に報告すると、なんと当然のように添削すると言い出したのです。大学に入学する子どもの文章の添削ですよ?ありえませんよね。

下書きを母親に提出すると、第一声、「どうして私への感謝がこれしか書かれていないの?」と言われてしまいました。最後の段落に家族への感謝的な形で一応書いていたにはいたんですが、母にとってはそれでは足りなかったのでしょう。

最終的に直されて出来上がった合格体験記は、最初の方の段落と最後の段落に母親への感謝が入った、自分の文章ではないものでした。

「毎食母の手作り料理で、バランスのいい食事を摂っていました。あとは受験勉強に追われるばかりではなく、母と社会情勢など他愛無い会話や家事の手伝いをしていました。」こんなことを書かされたんです。前半はまあ正しいですね。後半!嘘しかない!母との会話は全く心のこもっていない報告と母の愚痴だけでしたからね!?

まとめ

18歳の子どもにやることではないですし、自分を過大評価しすぎですよね。書く文章ですらコントロールしたがる毒親の精神性には疑問を抱きます。

いまだに私は自分の表現に自信はないですし、感想を述べる機会があると、誰かに浅いって呆れられてしまうんじゃないか、と不安になってしまいます。これは常に母に文章と考え方を貶されていたからでしょう。

最近の配信でそれに気づいたので、今回はこれについて話しました。自分の言葉には自信と責任を持てるようにしたいものです。


<今週のセツナ>

五月祭が近づいてきて、楽しみではあるんですが、一方で予定としてしっかりと存在していることにより、私にはプレッシャーと不安が襲ってきています(出店はしませんw)。

予定があると本当に寝付けないし、別に何も不安になる必要なんてないのにメンタルにくるんですよね。まあでもしっかり楽しんできます!

Xのいいね、フォロー、そしてYouTubeチャンネルの登録もぜひぜひ、よろしくお願いします!