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赤は熱い。青は冷たい。で、米英車を考える。

アメリカとイギリスの大きな違いは国土の広さ。


アメリカは国土が広い。



移動距離も長い。
平坦な道をひたすら走る。
直線が得意なバイクが必要。
バイクや乗り手に負担の少ない低回転で振動の少ない航続距離を稼げるバイクが重宝する。



国内で資源が豊富に取れるから
各部品が丈夫に設計されている。
国土は広い為、ガソリンスタンドも点在しているだろうから必然と燃料タンクが大きくなる。
車重が増えても体格は大きいからさほど困らない。



これは個人的な印象ではあるが、
多少な故障であっても走れてしまうのは、エンジン自体のトルクもあるが、各部品のゴマカシが効かせられるほどの部品の寛容さがあるからかもしれない。
良くも悪くもメカニックで無くても手を出しやすい。


丈夫に走って行くこのエンジンは、
坂道やトップギアへ変速し、
負荷をかけてアクセルをひねるあの鼓動感は何にも変えられない。


人口も多いから人気を得る車両デザインが必要だ。
年式によって機能性は多少なりとも変化はあるが
デザインは多種多様だ。


また、国民性は自己主張が重視される。
それが故、一台一台の個性がそのバイクに憑依する。
カスタム文化、自己犠牲的チョッパー文化は根強い。カスタム部品メーカーが多くある。



イギリスは、国土が狭い。
山々は隆起し、畑で沢山採れた野菜を捨てられないから隣の家へ持って行くのに山を越える事だってありそう。(イギリスに行ったことはない。)(てか車で行くよ普通)



山を走る為には高回転でかつ、車輌自体の軽さや車体の剛性が必要だ。イギリス人自体体格が小さいのもあるが。それは必然か。


国内での資源はさほど取れない。
その分、頭を使った。

必要でない箇所は肉薄な設計に。
必要である場所は材質を変更した。
また、小さな物理を利用した変更。
例えば、ブレーキアームは年式を経ることで
少しずつ伸びていく。
てこの原理から支点と作用点は長い方が力点は大きな力が生まれる。



その為、1年単位での部品設計変更が多く採用されている。
これは各年での汎用性を持たないため、
しっかり走って止まるバイクを作るうえでは
かなり重要であり、たくさんの知識が必要になる。



これは個人的な印象ではあるが、
少しの故障によってバイクが動かなくなる可能性が十分に有り得てしまう。
エンジンのトルクが無いからゴマカシはきかない。
しかし、好調なエンジンと車体の軽快さによる山を駆け抜ける楽しさは何にも変えられない。


国内での人口は少ない為、売上台数を伸ばす事は難しい。
商業的に成功していく為には国内レースを盛んにした。
レースで勝つことによって、メーカーの良し悪しをアピールすることに繋げた。

特に60年代後半から70年代初期にかけては
英車は上位を総ナメし、
当時のバイク広告を見ると、車両の戦績を載せている。



レース仕様のバイクも各排気量に設定があるし、
部品も多い。その分のレース車種専用部品メーカーもある。


大きくは
アメリカにはハーレー、インディアン
イギリスにはトライアンフ、BSA

各メーカーによって趣味嗜好は違うので、
一概には言えないが、乗り手と車種は何を選ぶ必要があるかが見えてくる。

ただハーレーについては人気でもあるし
多くのカスタム文化がカテゴリ化をより複雑にする。





固有名詞を減らして色々と考えてみたけど、
結局何を言いたいかは分からないね。



けど、僕は今バイクに乗るのが本当に楽しい。

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