そう!その表情があなたの本当の好き!
本当の好きはわかりやすい!好きは理屈ではなく、頭で考えることではない。ただただ、気持ちが傾く方向にある。
それを知っているのは、自分だけ。
それを知ることができるのも自分だけ。
先日、春のコートを買いたいという友達とショッピングに行った。ピンク色が好きで、ピンク色のトレンチコートを買う予定らしい。何店舗も回って、試着し続けて「もうアレにしようかな。」と少し諦めも含んだ様子の彼女。
予定にはなかった店舗の前を通ったとき、店頭にはコートが並んでいた。ピンク色のトレンチコートもある。
早速、試着をすると、春らしくてとてもいい感じに似合っている。「これもいいね。」とコートの裾を揺らしながら友人も気に入ったよう。こっちに決めるのかなと思っていたら、「他の色も着てみたい。」と別の色も試着し始めた。
服は、実際に着てみないとわからない。見た目と、着た感じのギャップに驚くことなんて多々ある。だから私たちは必ず試着をする。
同じトレンチコートで、今度はベージュに袖を通してみた。
運命の出会いとはこのことだ。
鏡を見る彼女の表情は「コレ!コレ!コレよ!」と叫んでいた。
目がキラキラと輝き、みるみるうちに彼女の顔は華やいで満面の笑顔。
とっても綺麗。
探して、歩き回った疲れなどふっ飛んだ。
その表情を見て、私は、「あなたの本当の好きはこれだったのね。」とつぶやく。ピンク色じゃなかったけど。店員さんも笑顔で「お似合いですね。」と嬉しそう。好きや楽しい、嬉しいなどのエネルギーは周りをも幸せにする。
日常の中に「好き」がある。沢山あればいいかというと、また違う気がするけれど、きっと、彼女はコートを着るたびに、春のようなあたたかい気持ちになるだろう。
あの時の、あなたの心からあらわれていた表情は忘れられない。
心で感じたことは、あなたの「本当」の好き。
出合いは無限にある。
選択肢も無限にある。
心を開いて、タイミングを待つ。
頭で考えない自然な流れこそ、心は軽やかに、あなたらしく進んでいく。
進んでいく過程には、諦めや迷いもあらわれる。
そんな時には、「自分の気持ち」の気持ちに心を合わせる。
そっと、やさしく・・・忍耐強く
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