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シャボン玉  儚くもふくらむ夢

しゃぼんだま とんだ 
やねまで とんだ
やねまで とんで
こわれて きえた
かぜ かぜ ふくな  
しゃぼんだま とばそ


野口雨情 作詞 
中山晋平 作曲 


誰もが知っている童謡「シャボン玉」
この曲を作曲した中山晋平さんの記念館が長野県中野市にある。
「シャボン玉」以外にも「肩たたき」や「あの町 この町」など一度は聞いたことがある童謡を多数のこしている。
童謡だけではなく、歌謡曲や新民謡などその数は実に3000曲にのぼる。
その数を知り、驚きとともに、今なお歌い継がれているのは誰もが口ずさめるメロディと、幼かった頃の思い出がよみがえる歌詞の力にあるのではないかと思った。


失礼ながらたくさんの童謡を作った人である、という知識しかなかったが、晋平さんの生涯をまとめたビデオを鑑賞し、どのように才能を開花させていったのかを知り、作詞家との交流も興味深く、穏やかな素敵な時間を過ごすことができた。


「あの町この町」も改めて聴くとなかなか奥深い。


あの町この町 日が暮れる
日が暮れる
今きたこの道 帰りゃんせ
帰りゃんせ


おうちがだんだん 遠くなる
遠くなる
今きたこの道 帰りゃんせ
帰りゃんせ


お空に夕べの 星が出る
星が出る
今きたこの道 帰りゃんせ
帰りゃんせ


特に2番目の歌詞、「おうちがだんだん 遠くなる」
家に帰る途中であれば家に近づいているはずだが、
遠くなると表現したところが、秀逸である。
帰らなきゃいけないけど、帰りたくない、まだまだ友だちと遊んでいたい、そんな気持ちが込められているように感じた。


歌や詩、俳句など短いことばであっても、そのことばをどう選んで、どうつなぐか、それによって印象が変わる。 
また、ことばとことばの行間には読む人に自由な発想をもたらす余地を感じる。


様々な方のnoteを拝見し、ことばのチョイスにその方のセンスを感じ、感心したり、心に響く文章やその時の一瞬のかがやきを撮した写真に出会えたり、
自分にとってnoteは心のオアシスだと感じる今日この頃。
素敵な出会いに今日も感謝!

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