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食べることのバリアフリーを実現したい

こんにちは、Kakaです。
お越しいただきありがとうございます。わたしや子どもについては以下ページに簡単に書いているのでよかったらご覧ください。

食べることの自由度とか考えたことなかった

今まで、生きている中で「食べること」に意識的になることってなかったように思います。

なんとなく昨日は夕飯が重たかったから今日はさっぱりめにいきたい。とか、作るの面倒だから今日は外食にしようとか。自分の体調や気分、時間に合わせて自由に、何も考えずに選んでいました。

でもそれは、自分の丈夫な体や、住んでいる環境、経済的な問題があまりないこと、、、などから、自由に選べているのだと気づきました。

子どもの病気がわかり、病院や家での生活を通じて色々な食の不自由さを感じました。今回は食のお話です。

入院中のご飯は、安全に食べられることが第一。

当たり前ですが、入院中の食事は安全第一です。
むすこの入院していた病院では、症状に合わせて食事形態を変えて入院食を提供いただいていました。

入院食は、健康的(≒味が薄い)だし安全だろうけれど美味しいとは言いづらいものでした。

病院だし仕方がないと思いつつ親の立場としては、3歳の子が一人で入院をし、頑張って治療を受けているので食事の時間くらい良い時間にしてあげたい、、と、なんとももどかしい気持ちでした。

ただ、幸いなことに、持ち込みのルールはあったものの(ex:土日だけOK、食べられるものを事前に確認してもらう必要がある等)本人の好きなものを土日の面会に全て詰め込んで持っていくことができました。

お菓子や好きなものを見た時のむすこの目は、まるでプレゼントをもらう時のようにキラキラしていたし、食べている時間は本人にとってご褒美の時間で見ていて嬉しくなってしまうほどでした。

治療から離れられる時間は、入院中でも本人にとって大事な時間なのだと気づきました。

食事の形態・方法は工夫しないといけない

治療を終え、再発をしてから嚥下がうまくできず、むせこんでしまう時も出てきました。
炒飯のようにパラパラしたものは口の中でまとまりづらく、お水のようにさらさらしているものは飲み込む前に変なところに入ってしまいます。

とろみ剤をいくつか試しましたが、味が変わってしまい本人も嫌がったことから、現時点では使っておりません。

そんな中でも色々調べたり、人に教えていただく中で、使って・食べてすごくよかったものたちに出会いました。今回は2つだけですが紹介です。

いつもの牛乳にとろみがついただけの「とろみミルク」

高知県にあるひまわり乳業さんが出されている、とろみつきの牛乳です。
むすこは1日1Lくらい飲んでしまうほどに牛乳が大好きなのですが、
このとろみミルクは、そんな息子でもゴクゴク飲んでしまうくらいおいしい牛乳です。

とうもろこしや大豆由来のとろみ剤を使われていると記載がありましたが、風味も味も、牛乳そのままだと感じました。スムージーとかにしても良さそうです^^

完全栄養食のチョコレート「andew」

医師の方が開発した、栄養豊富な素材がたっぷり入ったチョコレートです。
種類によるかもしれませんが、わたしが頼んだもの(ノーマル)は甘さ控えめできなこの風味を感じられる美味しいチョコレートでした。

むすこがいつも食べているのは市販の甘いチョコレートなので、少し大人向けかな・・?とも感じましたが、本人はおいしい〜と食べていました^^

それ以外にも、ファストフードやお店に行ってむすこが食べられそうなものを買ってみては試しています。本人が食べられる「好きなもの」が見つかるのは、とても嬉しいことです。

食べることの自由を広げたい

前途した通りですが買う・作るにしても、食べられそうか?の視点は必要で、何だったらいけるかな?と考える時間が増えました。

また、むすこ自身、周りの方にじーっと見られることが嫌だったり、食の選択肢の少なさから外食するモチベーションがわかないことから、外出・外食の頻度は減りました。

病気のことは受け止めているけれど、家にこもっているのって自分も、旦那も、子どもも・・それでいいのか?と胸の中にずっと感じています。

一方で、こんなにまだまだ場所がないってことは、やれることもたくさんあるってことじゃないとも思っています。

食べること(を選べる)の自由や素晴らしさを知っているからこそ、それを続けられるようにしたいと強く思います。

自分や、自分の大事な人、大事な人の先にいる人たちが、年齢を重ねても、病気をしても、食の時間が豊かで素晴らしい時間になるように、私も何かしたいと心から思っています。

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