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伊豆の旅〜1日目

いよいよ出発の朝。
始発に乗るため、5時過ぎには家を出る。
昨晩は寝過ごしたらどうしようと緊張してなかなか寝付けなかった。

朝ごはんは新幹線の中で食べるつもりだったけど、この時間には駅のパン屋はまだ開いていないことに気づいた。乗り継ぎが良すぎて途中の乗り換え駅でも買う時間はない。
となると、何か持っていくしかないのか…などと布団の中で考えていた。

4:40にアラームが鳴って、びっくりして飛び起きた!しっかり寝たのは2時頃からかな…まあいいや、新幹線の中で寝られる。

駅まで夫に車で送ってもらった。ありがとう。行ってきます。

始発は5:34。思ったより人がいた。
のぞみで名古屋まで。
朝ごはんはおにぎりとこれら。
Mちゃんにもらったクッキーはアメリカの子どもたちがお弁当の足しに持っていくとか。
そして、カルディで買ってた台湾豆乳。

名古屋のすぐ手前で、ちょっと停まる。駅のホームで何やら確認中とか。
乗り換え4分しかないのに大丈夫なん?遅れたら待ってくれるん?

降りた時にちょうど入ってきたのは、1本前のこだまだった。
なるほどこっちも遅れてるのね。

さっきまで乗ってたのぞみが少し遅れて出発したら、お目当てのひかりが入ってきた。
そっか、順番に入れたり出したりしてるのね。JRさん、ご苦労さま。

自由席はすいてる1号車が好きです。

静岡には新幹線の駅が6つもあるのに、のぞみが1つも停まらないってどうなんだろう。リニアに反対してる嫌がらせ?じゃなくて、これに怒ってリニアに反対してたのか?

そして、ちゃんと遅れを取り戻して、静岡には定時に到着。
JRさん、お見事👏
今日はここで降ります。

静岡駅の構内で、Uさんお勧めの駅弁「鯛めし」を購入。
時間節約のため、今日のお昼ご飯にするのだ。

改札を出て、駐車場を見渡すと、赤い車のそばで手を振る人あり。
Uさんだ。
会うのは10年以上ぶりかな、
全然変わってなくてすぐに分かった。(向こうもか笑)

車に乗ったら「はい!」と紙袋を手渡された。
「さっき焼いたから」
ほんとだ、あったかい!

鯛焼きのしっぽに入っている黒い線で、中身がわかるようになっている。

さっそくいただく。
粒あんと期間限定の抹茶(抹茶クリーム+あんこ)をぺろり。
外はパリッと、仲間で温かい焼きたての美味しさ♡

これは3本線なのでクリーム。

三保の松原は時間的に厳しいので、と日本平に連れて行ってくれた。
途中で、Uさんのお店「くるりあん」の前を通ってくれた。
可愛いお店は、自宅の前に建ててあった。

早くから仕込みを済ませ、開店前に付き合ってくださった。
ありがとうございます!次回はお店に行きますね。

車を走らせることしばし、日本平に到着。

駐車場

ここからロープウェイに乗って、久能山東照宮へ行くのが一般的な観光ルートらしい。今日は時間がないのでパス。
東照宮というからには、徳川家康?
そういえば大河ドラマで「遠江」が静岡の旧国名と知ったのだった。
久能山は、徳川家康が最初に祀られたところだそう。その後、日光東照宮にうつったとのこと。
日光東照宮にもまだ行ったことがなく、行きたいところの一つだ。

駐車場からの眺め

今日は、日本平テラスへ。

駐車場の上の方にあった
最近できたきれいなところ。
駿河湾の成り立ちなどの展示もあった。

曇ってはいたが、テラスからは富士山が見えた!

やった~!

10:35初のフェリーに乗り遅れないよう、時間を気にしながら案内してくれた。少し前に、下見もしてくれたそうだ。ありがとうございます。

下の道から見た東照宮の参道。
上に小さく見えるのが東照宮とのこと。

歩いても登れるらしい。
私が行くときはロープウェイにします。

太平洋に沿って、海岸沿いをドライブしてくれた。
瀬戸内育ちにとって、島の見えない海はそれだけで感激!この旅でず~っと眺め続けた太平洋を最初に見た瞬間だった。曇っていてもうれしいなあ。

さて、清水港に到着。
清水と言えば「清水の次郎長」そして「清水港の名物は~♪」と歌うのは昭和の人間だけかな。

フェリー乗り場で、これから3日間使う「伊豆ドリームパス」を購入。
3種類あるが、フェリーに乗れるのは「黄金路ルート」。

なんと現金しか使えません。3700円なり。
顔出しパネルを発見!
このフェリーに乗りました!

Uさんとはここでお別れ。
大変お世話になりました。
次はもっとゆっくり、家族で来ますね!


さて、駿河湾フェリーは、清水港から伊豆半島の土肥港までの航路。
75分間の船旅です。

Uさんによると、清水港の中にすみついているイルカがいて、最近子どもも生まれたそう。けっこう見えるらしいと聞いていたが、お天気もよくなく海も暗い色でとても見えそうになかった。

それでも遠くに富士山がなんとか見えた。


輝く青い海原と雪をかぶった富士山をイメージしていたのだけれど・・・

海の上できれいに見える富士山を楽しみにこのコースに決めたので、かなり残念。まあ、そういうこともあるか。雨だったらなんにも見えないしね。

さて、まずは腹ごしらえ。
駅で買った鯛めしを開く。

え~?そういうこと??

全面にそぼろ。たくあんが二切れ。

「鯛のそぼろがかかっている」とたしかにUさんは言っていた。
けど、勝手に炙りとか昆布締めの鯛の切り身を想像していたf;^^
食べてみたら、思いのほか美味しかった。
「うちの子どもたち、大好きだったよ」の言葉にも納得。
そして「ちっちゃい!」と思っていたけど、ご飯がぎっしり入っていて結構お腹いっぱいになった。

腹ごしらえを終え、船内を散策。

船内の売店

あちこちにある「223」の表示はなんだろうと思っていたら、駿河湾フェリーの航路は2013.4.12に静岡県から県道223号に認定されたとのこと。
なるほど「ふ・じ・さん=223」なのね🧐

向こうにうっすら富士山。
ここ、ほんとはめちゃいい写真が撮れるところだよね><
デッキの上にあがるとこんなものもあった。
触ってみたら、大きな音で鳴ってびっくり。
注目されてしまった。
これは記念写真撮るところだよね?
顔出しではないけど、自撮りもしておきました。

そうこうしているうちに、土肥港に到着。
一人で歩いてフェリーに乗り降りするって初めてかも。たいてい車で乗り降りしてきた。

さて、今日の目的地は下田。
土肥港で、下田行のバスを待つ間にパンフレットを見ていたら、途中に「堂ヶ島」なる景勝地があることを知った。船で海の上を回れるようだ。一緒に待っていたご夫婦が「せっかくだから行ってみよう」と相談していたので、私も立ち寄ってみることにした。
一人旅は自由でいい!

バスに乗って堂ヶ島へ。
窓の外は、太平洋や岩場など天気が良かったら素晴らしいだろうなあという景色が見え隠れしていた。
堂ヶ島に到着。
遊覧船のチケットを買いに行ったら、すぐそばにレストランがあり、みんなそこへ入っていった。
え~?食べるならここじゃないでしょ。
野生の感で、近くの別の店に行った。
すぐそばの「岩屋」さんは、安くて早くてなかなか美味しかった。
鯵のたたき丼だったかな?ところ天もついていた。

あじ飯だったかな?1390円!

食べ終わってから、そういえばフェリーの中でお昼ご飯として鯛めしを食べたことを思い出した。本日2度目のお昼ご飯?

岩屋さんで荷物を預かってもらって船に乗った。
堂ヶ島遊覧船1500円。
思ってた以上に迫力のある景色だった。ここって火山でできたんだなあと改めて思わされた。この天気でこれなら、晴れていたらどれだけきれいなんだろう、とも。

この洞穴は上から光が降り注いできて、かなり感動した。
短いけど動画をどうぞ。

海岸を歩けることがわかったので、岩場にも行ってみた。
天皇陛下、全国どこでも行かれてるのですね。

自撮りにもだんだん慣れてきた。
足元はなかなか厳しかった。ここで時間を食ってしまった。

のんびり散策していたら、乗るべきバスが出ていて1時間近く待たなければならないことが判明した。大失敗。
一人旅は時間管理もちゃんと一人でしなくては。

待ち時間になんとなくコーヒーを買ってしまったが、
むかいのセブンで買えば100円だったのか…

やっとバスの時間になり、いざ下田へ。
途中、今日の宿のホストさんから到着時間を尋ねるメールが来ていて、駅まで迎えにきてくださっていた。
ありがとうございます。

下田は金曜日から「黒船祭り」と聞いていた。あまり気にしていなかったののだけれど、思っていたよりずっと大きなお祭りだった。
最終日の夕方で、もうそろそろ片付けが始まっていたが、それでもたくさんの人でまだまだにぎやかさも残っていた。
ホストさんのすすめもあり、荷物を置いて街にでてみた。 

通りじゅうに日米の国旗がつるされていて、たくさんの屋台があった。
サルの大道芸をやっているのには驚いた。(写真はNGだった)

屋台は半額セールになっていた。
紙芝居屋さん。初めて見た。
雨がぱらつき始めていて、着ぐるみはビニールをかぶっていた(笑)

港に向かう川沿いの道。
いい雰囲気だよとホストさんが教えてくれた。たしかに風情があった。


下田と言えば「ペリー来航」
ペリーロードを歩く。

ここはバーでした。

海のそばにはお寺がたくさん。
長楽寺は日露・日米の条約が調印されたところのよう。


長楽寺を後にし、雰囲気のある通りをさらに進む。


了仙寺
日米和親条約が調印されたところ。

了仙寺の隣には、黒船ミュージアムがあった。
が、開館は17時まで。入口の看板もしまわれていた。
16:50に「もう終わりですか?」とはいってみたが、当然入館できず。
さっきからずっと気になっていたことを尋ねてみた。

街のなかは、あちこちでいい匂いがしていて、なんの臭いだろう?と思っていたら、紫と白のこの花の匂いのようだった。
ことに了仙寺はこの花だらけ。

尋ねてみたら、アメリカジャスミンとのこと。
「においばんまつり」とも言うそうです。


近くの下田開校博物館。
ここももう閉まっていた。


肝心のところを通過していた。
港のペリー艦隊来航記念碑へ戻る。
今回はここで儀式があったんだろうね。リースは生花だった。


そしてホストさんから、「晩ごはん食べるなら、早めにいかないと入れなくなるかも」と言われていたので、少し早いがこのタイミングで腹ごしらえすることにした。気になったお店はどこも「本日貸し切り」となっていて、お祭りの打ち上げをやっているようだった。

思い切ってお寿司屋さんへ。
ついに自分で行く「回らないお寿司屋さん」だ。

幸寿司さん

カウンターに座って、おすすめの「地魚すし」を注文!

これで終わりかと思ったら
まだまだあった

とても気さくな大将が、街のこと、黒船祭りのこと、魚のことなど教えてくれた。後から入ってきた3人の外国人は黒船祭りに来ているアメリカ海軍の人たちだって。わお、本物!?

生しらすと桜エビ?は、瀬戸内では食べたことないなあ。
デザートの小夏

ネタはどれもとても新鮮だった。
そしてとてもリーズナブル。2600円!
お酒が飲めないとは言え、他に何も注文せずごめんなさい。
美味しかったです。

そして、もうひとつの行きたかったところへ。
宿にもお風呂はあるけど、近くに天然温泉の銭湯があると聞き、ここでお風呂に入ることにしていた。
ホストさんから「めっちゃ熱い」ことと「昔ながらの設備でシャワーはない」ということを聞いていた。お寿司屋さんでも、大将とお客さんが口をそろえて「あそこは熱いで~」と言った。

「昭和湯」のネーミングがぴったりすぎた(笑)

長湯は苦手で、いつも烏の行水の私。恐る恐る入ったが、熱さは思っていたほどではなかった。がんばってゆっくり入った。
490円。ドライヤー20円なり。

雨がぱらつき始めた。
酒屋さんの隣には、竹灯りのあるテーブル席。
天気だったら、みんなここでお酒飲んでるんだろうな。

宿のすぐそばにあったマックスバリューで、朝ごはんを仕入れて帰る。
今日はほぼ雨の予報だったのに、傘はほとんどささなくて済んだ。

宿に入ったとたん、大粒の雨が降り出した。
今日の宿は初めてのエアビー。1人で2部屋使い放題、4043円なり。
本日の歩数は、15896歩!
おつかれさま。

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